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ネロの81日間 ④

7月11日
夕飯を作る間にもネロを見ていたくてキッチンのソファーに移動さす。
目は開いているが反応しない。
息は静かにゆっくりしている。
ご飯を食べ終わってずっと身体を撫でながらお話する。
全く動かない。
はっはっ…と息が荒くなる。
大丈夫、大丈夫だから!と神様にお願いする。
息が楽になり静かな呼吸になった。
もうお別れしないといけないと自分でも分かっている。
手足を伸ばして痙攣のようになる。
2度ほど痙攣した後、息を確認。
まだ心臓は動いている。
3度目の時動かなくなった。
揺らしても声を掛けても動かない。
シッポも振らない。
ねろが死んじゃった〜!
と母に向かって叫んだ。

ねろ。
ねろ。
ねろ。
大好きなねろ。
ありがとう。
お利口さんのねろ。
大好きなねろ。

この後、今まで声を出して泣けなかった分大声で泣いた。
ネロを抱っこして泣き続けた。
子供のようにわんわん泣いた。
母はあまり泣くとネロがあっちに行けないから泣くなと言う。
でも泣いた。
泣いてネロがあっちに行かないなら尚更泣く。

姪っ子はバイトに行っていて看取る事が出来なかったのですが、なんとネロが亡くなった時間は姪っ子の名前を数字で表した時間でした。
数字の語呂合わせが姪っ子の名前。
1分違うだけでも名前ではなくなります。
そこまで計算して行くなんて、ネロ、凄いよ。

その後夜10時まて開いているスーパーにお花を買いに行った。
バケツの中のガーベラを全部買った。
身体が柔らかいうちはずっと抱っこしていたかったけど、ネロが最後までくわえて連れて回っていたウサギのうーちゃんのぬいぐるみを抱っこさせて天国行きのベッドに寝かせました。

塞がっていた目も綺麗にしようと蒸しタオルでお顔を拭いたけどカチカチになっていて綺麗にならなかったのが心残りでした。

12日、母と姪っ子と3人で山の片隅にあるペットの火葬場でネロをお見送りしました。

最後にネロを抱っこさせてもらい、お別れを名残惜しみながら扉が閉まりました。

40分ほど待ってお迎えに行きました。
背の高かったネロそのままに足の長い白い綺麗なお骨でした。

少しづつ骨壷に納めて喉仏と頭のお骨を入れたらもう一杯でした。

もっと泣くかと思ったけど、意外と3人とも清々しい気持ちで火葬場を後に出来たと思います。

家に帰ってきたら弟分のマルコがびっくりするほど甘えてきました。
1人で寂しかったのか、今まで見たことの無いほどゴロゴロ言ってスリスリして甘えてきました。
いつもネロとお留守番だったのに初めての1人お留守番で心細かったのか、、

これからはこの子を守ってあげないと…って改めて思いました。

さて、可愛らしい身体から抜け出たネロ。
その後どうしてるのか、またアニマルコミュニケーターさんにセッションしてもらいました。

ネロの行動には意味がありました。
私が思っていた通り、本当にお利口さんでカッコイイネロくんでした。

あともう少しお付き合い下さいね。


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#猫  #猫との生活 #アニマルコミユニケーション

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