ネロの81日間 ⑤
ネロが可愛らしい身体から抜け出てから2週間。
どうしてもネロに伝えたいこと、聞きたいことがあったので再びアニマルコミュニケーションをお願いしました。
今回は少し長いです。
質問、伝えたいことは7つ。
ネロは今回もまたたくさんお話してくれたそうです。
「本当に恋人にお話するように、優しく穏やかで包み込むように、ひとつひとつ丁寧にお話してくれて・・・愛おしいですね。
そしてなんというか、ネロくんってば、さわやかに甘いオトコですね笑」
と、コミュニケーターのjunさんからお言葉頂きました(笑)
以下、コミュニケーターjunさんの言葉とネロの言葉です。
そっちの世界はどうかな?と聞くと
「とっても快適だよ、暑くも寒くもなくてすごくいいよ。
ママには元気でやってるから心配しないでって伝えてもらえる?」
それは良かった!ママにもしっかり伝えておくね。
ところで、ママからまた頼まれてお話しにきたんだけど 今日もまたお話してもらえるかな?
「もちろんだよ、ぼくもママと話せることを愉しみにしていたからね!」
ここからは私の質問です
↓
①ママのお休みの日まで頑張ってくれてありがとう。
体調はどう?しんどくない?
それと、目とお鼻をきれいにしてあげられなくてごめんね。
今はちゃんと両目で見えてますか?
「ママっておもしろいことを言うよね。
ぼくは身体が無くなったから、もうしんどいとか苦しいとか一切ないの。
だからぜんぜん心配しなくて大丈夫だよ!
目や鼻も無いから、キレイかどうか、とかも気にしなくていいよ。
ママはぼくのかっこいい姿だけを覚えててくれると嬉しいよ!
もちろん病気してた時のぼくの姿だって、それはそれでかっこいいんだけどね!」
「目が見えるというのとはちょっと違うんだ。似ているけど違うの。
なんか、こう、すべてが美しいんだ。
見えるもの(感じるもの)ぜんぶが喜んでいるっていうか輝いているっていうか。
猫の身体にいた時のぼくが見ていたものも素晴らしかったけどそれよりもずっとずっと素晴らしい!」
猫の身体にいた頃と、どっちがいいの?と聞くと
「それは比べるものじゃない。
それぞれは別なもので、どっちも素晴らしいものに変わりないからね。
どんな気持ちで見るか、ただそれだけのことだよ」
②今はどこにいるの?
時々ネロの匂いを感じるよ。
「今はまだママのいる家にいることもあるよ。
ママはぼくのいる世界がどこか遠い世界だと思っているかもしれないけどぜんぜんそんなことはないんだ。
すごく遠いと思えば、すごく遠いけど、今までよりずっと近いといえば、ずっと近いんだ。
だからママがぼくを想うとき、ぼくはママと一緒にいるんだよ」
そうなんだね!
ところで、ママがネロくんの匂いを感じる時は、どんな意味があるの?
「ママはぼくが側にいるとわかっているんだけど、何か約束とか証みたいなのがまだ必要なの。
だから、ぼくの匂いを感じるのは、その印みたいなものかな」
そっか、ママはネロくんの匂いがすると嬉しそうだもんね。
③旅立つ前にお部屋から出てきてくれてありがとう。
階段を降りるの怖かったよね?
お風呂にも入って来てくれたり、お外のパトロールにも一緒に行けて嬉しかった。
川沿いのサラダバーには危なくて行けなかったけど、一緒に歩いた事ずっと忘れないからね。
「ぼくが長く暮らした愛おしい場所だからね。もう一度ぜんぶちゃんとあの身体で見ておきたかった。
階段はね、ぼくが思っていた以上にドキッとしたよ。昔のぼくじゃ考えられないことだった。
だけどママが急いで駆けつけてくれた時に、なんだかすごく嬉しかったし、誇らしかったんだ。
音を立てずにママにそっと会いに行くのとは正反対で、ドタバタだったけど、それも悪くないなって。
ぼくにとってもママにとっても、病気はしんどかったけど、ぼくは病気になってよかったって思ってるんだ。
病気になったから、ぼくたちそれまでとまた違った関わり方ができたって思うからさ」
「サラダバーはママがどうしてもぼくに逢いたくなったら、ひとりで散歩しにいくといいよ。
きっとぼくの姿が見える(感じる)はずだよ!」
(ネロくんとの暮らしの中で本当に色々なことがミルコさんに起きたように感じられました。
そんなミルコさんの前ではネロくんはいつも平然とそして穏やかに過ごすことで
その 変わらずそこにただいてくれること が支えとなって
ネロくんが何をせずとも自然と一緒に乗り越えてきたような印象でした)
④殆ど何も食べてなかったけど、いま食べたいものや置いて欲しい物があったら教えて。
「ぼくに食べさせたかったけど、ぼくが食べられなかったもの、お供えしてくれる?」
とのことで、何かミルクのようなものを見せてくれました。
カロリーエースとか、キドナとか、高栄養のもののようにも感じましたが
心当たりはありますか?
あればそれをお供えして欲しいようです。
その理由としては、準備されていたのに行き場の無くなった存在を解放する、という感覚なのですが。
⑤おばあちゃんから
「ネロとはたくさんの思い出があります。
前に足の手術で入院した時に、夜に病室にお見舞いに来てくれたね。ありがとう」
「おばあちゃん、ぼくからもありがとう。
おばあちゃんはとても強い人だけど、もう少しママに頼ってもいいんだよ。
何でも自分ひとりでやろうとしないでね」
お見舞いに行ったの?と聞くと
「そうだね、おばあちゃんは強い人なんだけど、ひとりでも大丈夫な人なんだけど、どうしてもぼくが側にいるよって教えてあげたかったからね。ぼくに気づいてくれてありがとう」
とのことでした。
なんというか、夢の中で会った感じでもあるのですがまったくの夢でもなく、半分だけ夢の世界のようなところでお互いに会うことができたような感じです。
言葉での表現は難しいのですが、ネロくんにとっても難しいことでも無かったようです。
お母様がこうしたことに心が開いているので、すんなり会うことができたのでしょうね。
⑥姪っ子は、「今、ネロが苦しくなければそれでいいよ」って言っています。
「〇〇ちゃん、今のぼくはとても楽ちんだよ。
身体があるって時に苦しいこともあるんだけど、それもまた身体があるって証拠だから。
〇〇ちゃんも、今しかできないことを思うようにやってみてね!ありがとう」
⑦謝りたい事。
病院で急に検査をする事になって、ネロを診察室に1人にした事を謝りたいです。
1人で怖い思いをしたと思う。
本当にごめんね。
「ぼくも怖かったけど、ママだって怖かったよね、ぼくをひとりにしたこと。
そのことがぼくにはわかってたし、もう済んだことだから大丈夫だよ」
ネロくんからのメッセージ
「いつだってぼくのことを大切に思ってくれて、本当にありがとう。
これからママはまた困難だと思うことに出会うかもしれないけど
どんな時にもぼくがいることを忘れないでね。
そしてママは今までだっていろいろなことを乗り越えてきたんだから大丈夫。
自分に自信を持って進んでいってよね、ぼく、ずっと応援してるよ!」
「マルコのこと、よろしくね。マルコもママに甘えたがってるから
少しずつ甘えさせてあげてね」
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ネロくんとのお話は以上になります。
前回もですが、本当にサラサラとスムーズにお話してくれました。
おしゃべりが好きというわけではなく、なんというのかな
ちゃんと伝えたいことは伝えておきたい、というような
ひとつひとつのことを完結させてすっきりさせるコのようでした。
もしかしたらこのことは、今現在のミルコさんの何らかのテーマになっているのかな、とも感じられました。
今も変わらず素敵なネロくんとお話させていただき、ありがとうございました。
ミルコさんからも、ネロくんに今回もお話してくれてありがとうとお伝えくださいませ♪
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以上、名前は変えましたが原文のままです。
⑤の質問のネロがおばあちゃんの病院へ行った事は、母が膝の手術で入院した時、夜にネロがベッドに来たと言うのです。
足元から上がってきて、クンクンと顔の匂いを嗅いでスっと去っていったそうです。
母は時々そんな事が見えたり分かったりする人で、特に不思議がってもなく喜んでいました。
その事を聞いてもらいました。
夢と現実の間の空間に入り込んだ感じなんですかね。
⑦の謝りたい事ですが、このことは私も本当に後悔しています。
病気がわかった時に、担当医とガンかどうかの検査をする事と治療について話し合ったのですが、年齢の事もあり、検査そのものがストレスになるのでこのまま様子を見ながら対処しましょうと言うことになっていました。
なのに、ある日医院長がネロの様子をドア越しに見て、積極的治療は考えてないのかと言ってきたのです。
私は混乱しました。
積極的治療?
私はいま積極的にネロの病気と向き合ってない?
治療から逃げてる?
戸惑っていると担当医さんは私の様子で察したのか、また今度考えましょうか、と言い、私も「はい…」と言ったものの頭の中で治療すれば命が延びる?もしかして助かる?と思い始め、抗がん剤治療や放射線、検査のリスクなど考える余裕もなく検査をお願いしてしまいました。
検査は目にファイバースコープを当ててがんの大きさを確かめる検査です。
この検査は猫に相当のストレスを与えるのでやめておきましょうと初めに話し合っていたのに…
私は診察室から出て行かされ、待合室で半泣きになりながら祈るしかありませんでした。
何分か経ち、担当医が
「ネロくんが怖がって検査が出来ませんでした」
と、診察室から出てきました。
ネロの身体がすくんでどうしても機械を目に当てられなかったと。
私はホッとしました。
ネロを抱っこして何回も謝りました。
本当になんて怖い目に合わせてしまったんだろう…
もし検査してたらこの先抗がん剤、放射線と辛い治療が待っているのに、、
もう一度別の日に検査しましょうと言われましたが、断りました。
残された日々をストレスなく一緒に乗り越えて行こうと決心しました。
でも検査が出来なくて本当によかったといま改めて思います。
あのまま抗がん剤や放射線治療に通ってたらネロはもっと苦しかったと思う。
人間でも辛い抗がん剤をこんな小さな身体で乗り越えることは相当困難なことだと思います。
実は私もガン経験者なので抗がん剤と放射線の辛さはよくわかっています。
ネロが言う、ママは色んなことを乗り越えてきたんだから大丈夫。
って言うのはその事もあると思います。
私は一度にガンが複数見つかり、リンバ節転移もありステージ4でこのままだと余命1年。
手術、抗がん剤、放射線でガンが消えても5年生存率は40%と言われていました。
その後小腸のリンパ腫や舌に前癌状態の白板症ができて手術したり、いま、こうして生きてネロを見送れたのも半分奇跡だと思っています。
4ヶ月の入院中は治療が辛くて申し訳ないけど親のことやネロやマルコの事も考える余裕すらありませんでした。
とりあえず、今日の治療が終わればまた明日が来る。
明日が来たらまた治療を頑張る。
そして次の日を待つ。
そんな風に目の前にあることをやり遂げて次に行く、そうして越えてきた日々でした。
junさんが感じた、ネロは
ひとつひとつを完結させてすっきりさせるコで、それはミルコさんのテーマでもある
と言うのは、その時からの私の生き方なのかもしれません。
私は入院中、1日を過ごすのが精一杯だったのに、ネロはこんな状態でも必死で私の事を考えてくれて最後まで頑張ってくれた。
動物って愛のかたまりなんですよね。
そしていつも前向き。
見習わないといけないことばかりです。
これから私に訪れるであろう困難。
それは残されたマルコのことだと思います。
マルコも猫の多くがかかる慢性腎不全です。
今年で16歳。
毎日を楽しく過ごせる様に一緒に頑張って行きたいです。
長い文章を読んでくださり感謝いたします。
ありがとうございます。
亡くなってしまった子や一緒に暮らしている家族の事がわかるアニマルコミュニケーション。
今回お願いしたjunさんは本当に信頼のおける方です。
私はネロの気持ちを聞けた事で心がかなり楽になりました。
同じような思いをされている方、是非かわいい家族の声を1度聞いてあげてください、
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お付き合いくださりありがとうございました。
世界中の動物と飼い主さんが幸せに暮らせますように….☆.。.:.+*:゚+。 .゚・*..☆.。.:*