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みんな履いてた昔のミニは遠くなりにけり all−Electricの新しいミニはかつてのミニじゃあないの?

今年のcar of the yearでインポート・カーの頂点に輝いたミニ(クーパー)

と、発表があったその頃、お台場ではall−Electricのミニ試乗車が走っていた!

all electric MINI ACEMAN.

40kwもバッテリー積んでどこがミニなのかわからん?けど良いクルマだった!
もはやセンターコンソールにシフトレバーは無く昔のミニではイグニッション・スィッチのあった場所に小さなトグル・スィッチが!。走行モードの選択も隣のSWで三段階に(走行中でも)切り替え可能なのは高評価ポイント!

後の設定はセンターの丸いディスプレイのメニュー表示から幾つもの階層を降りて行かないとダメ。

回生強さを強中弱とガソリン車並みの四段階に設定できるのは素晴らしい!が走行中の変更は不可なのが残念

ここだけはトグルSWに下ろしてもらいたかった。

実のところ強回生とブレーキ・モードだけで信号での停止寸前までの減速を賄える。ブレーキペダルには最後の数メートルだけ踏みかえれば良い。ブレーキパッドはおそらく車両売却まで無交換で行けそうだ!

走行中のNシフト喪可能・惰行性もすこぶる良い

短い試乗コースでエアコン切って瞬間電費は5km台前半、外気温がもう10度くらい高ければ6kmに届くか微妙なところ。冬場は暖房込みでおそらく4キロ台を行ったり来たり?

メーターの数字を信じる限り40kwの電池で名古屋の手前辺りまではノン・ストップで行けそうだが岡崎あたりは充電器の密度が低くて浜名湖あたりの充電器を頼る事になりそう。高速巡航の成績が良ければトヨタ博物館直行も不可能ではないかもしれない。

電気自動車の優劣を比較するのにエンジンの印象がなくなった分、電池のポテンシャルや様々な設定、条件、使い勝手、演出の有無が大きな評価ポイントとなってくる。

スポーツモード似変え、走行音をオンにすると何とも不思議な回転音が聞こえてくる。宇宙船でもロケットでもない独特な鼓動音は好みの分かれそうな分野。静粛性や重心低さに起因する安定感は重いEVなら当然。

だから優劣を競えるとしたら、やはりシフトの位置だとか、使えるモードの多少が大きなウェイトを占めそうだ。

そこだけを評価するなら、子の新しいミニは好きな部類に属する。これが5ドアのワゴンではなく身軽な3ドアなら尚更だ。

軽くてクイックな昔のミニはとても偲ばれない代物だし丸型のディスプレイも好きな形とは言い難い。

けれど、比較できるライバル車の中では比較的好印象を持てたのが今回のミニだった。

少なくとも3ドアのサイズでフルEVを実現したあたりは一番理想に近いかもしれないな。

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