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女子にもわかりやすいクルマメカ解説

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クルマはなぜ動く?どうやって曲がる?どうやって止まる?自動運転のどこが自動なのか?理系は苦手!な人にも是非理解してしてほしいクルマの基本メカニズム。文章だけでは伝わりにくいかもし…
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2021年8月の記事一覧

2030ルマンは誰が制するの?

2030ルマンは誰が制するの?

今年も24時間の長い耐久レースの幕が空いた伝統のルマン

フォード、フェラーリ、ポルシェにいにしえのメルセデス、ジャガー、ベントレー、ブガッティが社の威信をかけて争い、想定外だった君が代の音源探しに主催者が慌てふためいた数々のドラマの舞台。

今年2021年のきょう、トヨタの二台がスタートから快走を続けている。最終ラップまでレースを支配していた2017を含めれば実質5年間もルマンの王者に君臨するこ

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じっくり腰を下ろしてシートを考える

クルマをコントロールするデバイスのステアリング・ハンドル、各ペダルにシフト・レバー、ここまではすぐに思いつきますが体を委ねているシートだって重要なデバイスです。

高価なシートに交換するのはそれなりに理由があるからです。
毎回数十分程度のチョイ乗りが主体なら良し悪しは分かりづらいかも知れません。しかし長距離走行や長時間座ることを常としている人には時として死活問題でもあります。

私も年に数回は東名

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脊椎動物の最終形?クルマメカ絶滅期

自動車の有史以来長い間続いてきた基本構造にハシゴ型フレームの前にエンジンを置き、後輪を駆動するオーソドックスな方法をとり続けているのは今や大型トラックと高級四輪駆動車,それに軽トラくらいのものになりました。

半世紀前,大阪万博の頃までは建設現場でボンネット・バスのように鼻先にエンジンを載せたボンネット・タイプの大型ダンプを見かける事が出来ました。やがて映画のトラック野郎シリーズがヒットする頃には

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ナロー好きになろう

少しでも速い走りに意欲がわいているカーマニアがまず着手すするのがワイドタイヤへの交換でしょう。

フェンダー内側ギリギリまで幅の広いタイヤに履き替え、コーナリングでスピード・アップしてもオンザ・レールのがっちりしたグリップ感が感じられる・・・・・それも楽しいかもしれません。が、本当に腕を上げたいという気持ちがあるのなら敢えて標準装備されている細いタイヤのままで攻めてみるのはどうでしょう?

世界を

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右往左往上意下達?

80年代以前に普通車免許を取得した人なら合格にはシフトチェンジ操作が必須でした。半クラッチや坂道発進も同様。

今では教習所でマニュアルミッションの教習車を買おうにも国産車では数えるばかりになってしまいました。これからのEV時代を見据えるとAT限定の文字もなくなり、ギア変速の知識など無くてもずっとカーライフを楽しめそうです。

それって本当に楽しい運転?とマニアは訝るかもしれません。
ではシフト操

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