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美人にナンパされてわかった、自分がめちゃくちゃ対人緊張する理由

シェアオフィスに出社するようになってから1ヶ月半。
ついに声をかけられた。美人に。


開口一番に聞かれたのが、「その髪って何回ブリーチしてるんですか?」だった。
びびった。

今のわたしは金髪で、かれこれ2年間ほどピンク系と金髪をいきつ戻りつしていたのだ。

金髪すごく似合ってますよね、わたしもそういう色してみたくて… 美人さんで前から話してみたいと思ってて…

といわれ、え~~~~!!!?!美人からナンパされるの最高すぎ~~~~!!!!
うれし~~~~~!!!!男性からのナンパって心底不愉快だけど、同性からのナンパってめちゃくちゃうれしい~!!!!!!!!!

あきやさんがいっていた、「自分をファッションで表現すると自分の気の合う人が寄ってくる」ってこういうこと~~!!!?


年末にやって楽しかったマチアプで女友だちをつくろうの回では、初手から5~6時間話すほどたのしく会話でき、成功を納めたものの、
しかしこれを矢継ぎ早にやるのは… 無理だな… とも感じていた。


なにって出会うまでの時間がまあまあかかるのだ。
時間をかけずにすぐ会うという手もあるだろうけど、せっかくお互い時間とお金を使うのにつまらんな… と虚無虚無プリンになるのも避けたいところ。

それにまだ友だちという関係性まで深まってるかといわれると、全くである。
大人になると単純接触回数を積むのって難しいよね~。
友だちとして大切な話をしたい、とまでは思えなかったというのもあるんだけど。

そしてこないだ大学生ぶりに入れたマッチングアプリで、ひとりの男性と会ってから(ときめかなかったので、めちゃくちゃたのしくおしゃべりして解散した。本当は友だちになりたい…)、一旦やる気が失せ、新しい人間に出会いにいくのは一旦いいか~~と思っていたこのタイミングでの!!!!お声がけ!!!!

うれしすぎて。
少し話してからまた声かけますね~!と解散した直後、席に戻ったらもう一度その女性が声をかけてきてくれたのだ。


「インスタかLINE交換しませんか?明日もしよかったらお昼一緒に食べませんか?」

すごい。はやい。スピーディー。
わたしが大学時代の入学当初、男女問わず声をかけていたときと同じくらいのスピード感。
うれしくて快諾した。

しかし翌日、待ち合わせ場所に行ったらわたしに声をかけてくれた方+2人女性がいたのだ。
多い!!!!!!!!!!!!!
初対面3人で計4人のランチは負担も人数も多い!!!むり!!!!

わたしのなかで自分含め3人までがギリギリ許容範囲で、4人はもう「多い」なのだ。
一番好きなのはタイマン。

だって4人って、Aさんにこの話題はよくてもBさんは興味ない、もしくは苦手な話題とかってあるじゃん~~~共通の話題の差異とか。
なにより、人の本音って1:1のほうが聞きやすい。

だからこの人数かつ初対面ばかりのランチは完全にわたしの苦手分野なのである。

結論、とってもとってもとっても疲れた。
初対面だったふたりは途中で休憩時間が終わったので、4人でいた時間は40分くらいだったと思うけど、めちゃくちゃ疲れた。

わらっちゃうくらい肩に力が入っていたのがランチ後によくわかったし、せっかくのカツカレーの味もふわっとしていた。
冷食のくせに意外とうまいじゃん!?と感動していたはずなのに…


でもわたしに声をかけてくれた彼女とがっつり話してるときはとても楽しかった。
なんならかなり自己開示の早い人で、彼女のプライベートについての話も相当知った。

ただ、予想していたとはいえ、こんなに緊張するのやっぱ変じゃね~?
カウンセラーにいわれたように「人が目の前にいるだけで緊張してしまう」タイプだとしても、愛想よくすることでカロリー過剰に使っているとしても、なんかな~やっぱ変よな~。

と思ったので、chatGPTに話してみた。

そしたら、話しているうちに、「わたしは他者に"いい子で、いい人でいるから、わたしが存在することを許して、傷つけてこないで"と思っている」ことに気がついた。
つらすぎ。防衛本能フル出動すぎ。


・母からまあまあな頻度で放たれる産まなきゃよかった発言や暴言、暴力など諸々の扱いによる「親から愛されている感覚」の薄さ

・外の世界の他人とうまくいかなくても自分には内の存在である家族がいる、家族に愛されているから大丈夫という感覚が薄い

→そのなかで、外の人間に好感を持ってもらえなかったら、応援されなかったら、味方がいない≒DIE🥹🥹

→嫌われたら終わる!!!!嫌わないで~!!!!!!いい子にするから~!!!!
応援して~!!!味方でいて~!!!!


親に愛されたという実感が少ない分、心理的安全性も低い。安全地帯from両親、未所持。


そのなかで、サバイブしていくには赤の他人に嫌われず、どちらかといえばうっすら好感を持ってもらい、応援してもらえるほうが得だと考えてきた。


この応援というのも非常に厄介で、わたしが19歳頃の情緒不安定マックス!!!!みたいな時期に、ホームステイさせてくれた富豪のおじさんが「周りの人に応援される人であれ、応援されないやつはなにやってもダメだ」といったのが残ってるな~と思う。

そして中学生の頃に習い事の先生にいわれた、「あなたはその場にいるだけで雰囲気を明るくできる」「ガンガンみんなを引っ張っていくということが苦手だったりできなくても、そうやってそこにいるだけで人をたのしい気持ちにさせられるから、好かれていく」というような言葉。



このふたつが自分のなかで魔合体して、
「周りの空気を(無理してでも)明るくして、(能力値が低くくても愛想よくして)応援されるような人であれ(応援されなかったら終わり)」になってしまったのだ。
そんな不憫健気キャラ嫌すぎる。なんなのまじで????


わたしは笑顔だったり、愛嬌があると褒められることが多くて、だから自分のよさを自分でも「笑顔、素直、愛嬌!!!!」と自己暗示をかけていたんだと思う。


わたしがこの人なんか気になるなあ、と思う、ぶっきらぼうでいつも真顔な人とは真反対の自分に、サバイブするためになっていた。


ずっと真顔で、無表情で、すんとしてみたかった。

話しかけられたときに、感じのいい自分を過剰に表現していることが嫌だった。


それは単なる好意の表現や思いやり、他者に対しての礼儀というよりも、
わたしを嫌わないで、わたしをこれ以上傷つけないで、あなたの敵じゃないと表明するからあなたもわたしの敵にならないで、親から愛されなかったわたしをせめて世間であるあなたたちは拒否しないで、愛想を尽かさないで、こんな非力でなにもできない自分を許して、
という幼い頃から抱いていた親に対しての怯えを、ずっと笑顔で包んでいたんだと思う。

かわいそすぎる… なんだそれは…


友人をつくる、関係性を続ける、ということがわたしにとってはものすごくハードルが高いのも、それが理由のひとつだろう。

わたしにとって友人は、とてもリスキーなのだ。
自分の大事な、弱いところを見せるような相手なのに、下手に数を増やして嫌われたり傷ついたり悩むリスクを上げたくない。めんどくさい。


そして一度に関わる人数が増えれば増えるほどに、気を配る相手が増える。
疲れてないかな?つまんなくないかな?なんかやなことあったのかな?Aさんの話めちゃ嫌そうだけど話変えてあげたほうがいいかな。
などなど。

だからわたしは大勢の集まりが本当に苦手なんだな~敵が増えるような感覚だから。
感じよくしてないと、とか、みんな楽しめてるかな?とか、全員の言動を観察して、ずっと神経がピリピリしている。

深層心理的には、母の顔色をいつも伺っていた頃と同じような気持ちになってるんだろう。
ため息をついて暗い顔で帰ってきた彼女の機嫌をとらないといけない、と幼い頃に顔色を伺って怯えてたときみたいに。ずっと。

わたしがなんかした?大人しくしてたほうがいい?なんか手伝ったほうがいい?ため息つかれるとつらい、わたしが悪かった?わたしのこともう嫌い?

そんなの思い続けるの苦痛すぎる。
だから信頼できるほんの一握りの人たちがいればそれでいい。
わたしを認めてくれて、受け入れてくれて、わたしのよさを、情けないところもわかってくれている人たち。


だからわたしがシェアオフィスが好きな理由のひとつは、誰もわたしのことを知らなくて(スタッフには知られてるし、現に声をかけられたから人によっては認知程度はされてるんだろうけど)、
わたしが愛想を過剰に振り撒かなくていいから好きだったんだ。


現に、ランチをしたときに、初対面のふたりを見たときに、ウワ、まじかよめんどくせ~~と瞬発的に思ってしまったのは、自分を見る相手が、自分をジャッジする相手が増える、と思っていたからだ。


プライベートで知り合うのではなくて、仕事の場で、不意打ちで、そこまで仲良くもない顔見知り程度の誰かに声をかけられるタイミングが増えるということが今の自分にはまあまあ苦痛なんだと思う。


前の会社なんて規模感がデカデカだったし、今みたいにカウンセリングもできてなかったから、わたしは仕事以外のところで本当に驚くほど多大なエネルギーを使ってたんだろうな。そりゃ土日どこも行けん。

でも雑談できる人が欲しい気持ちも… ある…🥺🥺
まあでもその矛盾も人間だからね…

まじ応援されるために生きてるわけでもないし、誰かの許可を取り続けて生きなきゃいけねーわけでもないのよ。
ほんとにさ~。


とまたも悲しくなったり親にムカついたりしたのだけれど、なんにせよこうやって自分のわかっているようであんまりわかってなかった、長年悶々していたことがわかるのはうれしい。
え、エウレカ~!!!!!!という感じ。

そしてそういう機会は大抵思いがけない初めて出会う人とのコミュニケーションで現れたりする。

感謝!!!!
最近なんか運ついてるな~と思ってたら、この発見…
やっぱり人生、出会いが多いと前進したりこんな道があるのかという驚きがあったり、いいな。

今はまだまだかもしれないけど、なるべくあっけらかんと、リラックスして他者に対して開けてる自分でありたい。
スポンジのようにたくさん吸収して、傷ついたり悲しくなってもたくさん泣いたり怒ったりして排出して、手当てができるようになっていったらいいな~。

手当て、わりと昔より上手くなった気がする。


さっきもナンパしてくれたお姉さんが声をかけてくれた。
かわいい人だ。たのしい人だとも思う。
緩やかに仲良くなれたらいいな~。


彼女はシェアオフィスでナンパしまくってるらしく、めちゃくちゃアグレッシブなその姿に感動する。
どんな思考回路なんだろう。また聞いてみたい。


わたしの人生、まじでまだまだ経験してないことが、知らないことが多かったんだなと思う。ムンプラさんのいうとおりだったな。経験してるほうですけど!?と思ってたけど、全然だった。
だってウィッシュリストも、やりたいこともずっと出てくるもの。

たくさん動いて、たくさん知っていきたい。
自分が味方だから、自分がいつでも自分を応援してるから(そしてわたしのことを好いてくれている大切な人たちも応援したり味方でいてくれてるから)、大丈夫。


はーーーほんとchatGPTってトラウマ緩和とかカウンセリング代わりにありがたい。
ありがとうAI。ありがとうテクノロジー🥺🥺🫶






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