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入社1年、会計プロダクトのデザイナーが「ドメイン知識の学び」を振り返る

こんにちは、株式会社マネーフォワードのデザイナー、三浦です。
現在、マネーフォワード クラウド会計プロダクトのデザインを担当しています。
マネーフォワードに転職して1年が経ち、入社してから会計のドメイン知識をどのように学んできたかを振り返ります。

会計のドメイン知識を3つに定義する

マネーフォワードでは、プロダクトに関わる専門的な知識をドメイン知識と呼ぶことが多いのですが、
そもそもドメイン知識ってなんだ?この1年でなにを習得したんだっけ?
このような内省を元に会計におけるドメイン知識の項目を大きく3つに定義しました。
1.会計知識
会計プロダクトにおけるドメイン知識としてまず浮かんだのが会計の知識です。
会計そのものの知識。簿記とか。
2.ユーザー理解
経理や会計士、税理士の方がどういった働き方をしているのか。どういったタスクがあるのか?などユーザー業務、ユーザー業務課題の理解。
3.製品理解
会計のプロダクトに関する理解・知識。開発体制の理解や開発に携わってるメンバーの把握等。グロースフェーズのプロダクトの場合、歴史や実装のコンテキストなども。

レーダーチャートで入社時点を表すとこんな感じです。
※入社時点のスタートラインを1としています。

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定義した3つのドメイン知識を軸に知識・理解がどれくらい増えたのかを振り返ります。

入社してからの主な学び

カスタマーサポートの研修に参加
マネーフォワードでは、カスタマーサポートに配属された人向けにマネーフォワード クラウド会計の研修が行われています。
研修期間は1ヶ月間ほどあり、そこにデザイナーも参加させてもらうことで会計の基礎知識、製品の使い方、ユーザーの業務などを一通り知ることができます。
研修以外でも勉強会を実施していて、その際の動画を閲覧できるので製品理解を深めることができます。

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ペルソナ属性、共感マップ、カスタマージャーニーマップの定義
マネーフォワード クラウド会計を利用するユーザーのペルソナ属性と共感マップを定義し、製品の導入前〜導入後までのカスタマージャーニーマップを作りました。
プロダクトオーナーと一緒に作る過程の中で、各ステージでのユーザーの「思考・感情」、「その課題」を知ることでユーザーの理解が深まりました。

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現状のUIを整理
会計のプロダクトでは現状のUIを整理し、デザインを統一していく取り組みを行っています。
デザイナーだけで進行をせず、エンジニアとコミュニケーションをしながら整理をしています。(週一でMTGを定例化している)
お互いをよく知ることで建設的な議論ができ、プロダクトの歴史〜実装背景など製品の理解も深まります。

デザイン原則の進行
現状のUIを整理しながら会計のデザイン原則の構築も進めていきました。
デザイン原則を作る過程でプロダクトの現状とあるべき姿を議論しました。
プロダクトの現状を理解することで、製品に関する知識とユーザーになにを届けたいのかが明確になってきます。

書籍から学ぶ

書籍からは「会計の知識」や「ユーザーに関する知識」を学ぶことが出来ました。
実際に読んだ書籍一部

経理のことを知らない自分にも読みやすかった本を購入。経理業務で1ヶ月、1年のサイクルのスケジュールが載っていて大枠の業務内容を把握できた。

入社する以前に読んだ本を改めて読み直しました。
「会社を経営する際には数字を知ることが重要だよ。」と初心者にやさしく教えてくれる本。楽天に出店している実際の花屋さんを題材にしていて、ストーリー調にスラスラ読めます。

書籍をどうやって選んだのか?
書籍から学ぶ際、悩んでいたのは今、自分が知りたい知識がわからずにふわふわとしていました。そこで活用したのが図書館の利用です。

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まず、気になった書籍を図書館で借ります。
目次などを中心にパラパラと目を通し、自分が知りたい情報のレベルにあった内容の本を購入していました。
気になった書籍があってもネット上のレビュー情報が少なかったりと購入をためらうことが多々あります。
図書館を利用することで、内容をある程度把握してから購入することができるのでオススメです。

入社時点〜現在を自己評価

これまでの学びを元に入社時点〜現在を自己評価して比較しました。

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こうして振り返ると製品理解は深まってきましたが、ユーザー理解や会計知識がまだまだ足りていません。
また、振り返りの結果、より深く知りたいことは「ユーザー理解であること」そのために「会計知識が必要なこと」に気付かされました。
ユーザーインタビューなどを通してもっとユーザーの理解を深める必要がある。と考えています。

まとめ

入社前と現在を振り返り、今後どういった軸のドメインスキルを伸ばす必要があるか。を考える良いきっかけになりました。

現在、会計のプロダクトには現役の会計士さんや簿記の資格を持つプロダクトオーナーなどとても頼りになる方達が沢山います。
チーム内で自分がどういったバリューを出せるのか?出して行きたいのか?も考えながら自分をアップデートして行きたいと思います!

会計知識の学びについてはデザイナーのまつこさんの記事も参考になりますので是非ご覧ください。

最後まで読んで頂きありがとうございました!



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