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成長意欲が大事

絶賛決算作業中で、なかなかnoteを書く時間がとれない。スキマ時間をうまく活用して書いていかないと!と、自分を鼓舞してみた(笑)

決算中だと、どうしても自分の作業に集中しがちで、『会話』をするってことを忘れてしまう(笑)

そんな中、とある経営者と話したことで印象的なことがあったので書いておこうと思う。

『一緒に働く人たちのレベルに違いがある組織の場合、発揮されるパフォーマンスは一番レベルの低い人と同程度になる』という話。

例えば、飲食店の場合、新規オープン店舗とか、アルバイトしてくれていた学生さんたちの卒業が多発する3月後半の店舗とかをイメージするとわかりやすいかも。

そういう店舗の場合、個人店でもチェーン店でもある程度似たような状況になると思うけど、個人店だとオーナー、チェーン店だとエリアマネジャーとかだけが、店舗運営のノウハウを持っているっていう状況。

この状況って、ドラクエとかFFとかのRPGで例えると、レベル100の勇者と、レベル1の戦士、僧侶、魔法使いが一緒に旅に出るようなものだと思う。

レベル100の勇者は、一人で旅に出れば、竜王を倒せるだけの実力があるのだけど、みんなと一緒だと、彼らがやられてしまわないように、スライム退治から始めなければならなくなる。

勇者にしたら素手でも一撃で倒せるスライムでも、レベル1の僧侶とかは、しっかりフォローしてあげないと倒されてしまう。

スライムはさすがに大袈裟かもだけど、この状況だと、勇者の1回の全体攻撃で倒し切れる相手を選んで戦闘をしていき、周りのレベルが上がってくるにつれ、レベル100の勇者にふさわしい相手になっていく。

正直、周りのメンバーのレベルが上がるまで、勇者はつまらないのだ。まあ、この状況が好きっていう勇者もいるだろうけど(笑)

会社組織の話に戻すと、レベル100の勇者には常にレベル100の実力を出してもらいたいと考えるのが、会社というものだと思う。

まわりのメンバーをかばいながら戦っていることに満足するレベル100の勇者では困るのだ。レベル60~80程度の実力しか出していないから。

それでも、いきなり全員がレベル100にはならないから、お金や時間をかけて育てていくということをする。

店舗や部署が複数あって、この店舗はレベル80前後のメンバーで運営、こっちはレベル50、あそこはレベル10以下とかっていうのが許されるなら、もしかしたら成長にバラツキが出ず効率的なのかもしれない。

それでも、同じ看板を出しているチェーン店で、こっちの店はレベル80だけど、こっちは10以下っていうのは許されないんだと思う。

お客さんだってどうせ行くならレベル80の店に行きたいだろうし、レベル10の店にはストレスしか感じないから、そのブランド自体が毀損しちゃうことになっちゃうと思う。

だから、どこのお店も、レベル100勇者に、レベル60~80くらいのサポート役を付けて、新人教育を行いつつ店舗運営をするのだと思う。

このレベル100勇者が本当の『勇者』で、戦いだけでなく、教育もレベル100なら良いのだけど、たまに、勇者の装備を付けた『戦士』が紛れ込むことがあると思う。

戦士は、戦えばすごい実力を発揮するけど、教育は得意じゃないって感じ?勝手な妄想だけど(笑)

でも、教育ができないと結局、新人のレベルが上がらないから、いつまでたっても楽にならないし、店舗運営もうまくいかない。

また、たまに、新人の中にも、『経験値を受け取らない』ってタイプもいるから、どんなに一生懸命教育しても育たないってこともあるのかな。

レベル10くらいで上限に達してしまってこれ以上成長しないってキャラ。おそらく会社組織の場合、こういうタイプが一番厄介だと思う。

ある程度の平易なことはできるけど、成長意欲もないし、新しい職種に興味を示すわけでもないって感じ。一昔前なら『給料泥棒』と言われたタイプ。

これって店舗運営だけに限らず、経理や財務はもちろん、すべての組織に言えることだと思う。

決算をやっているこの時期だから、特に感じるのは、経理担当者のレベルもしっかり上げていかないとだめだなってこと。

経理や財務の担当者自身が、自分たちの仕事は経営判断に直結しているという意識を持っていれば良いんだけど、それってなかなか実感できないものだと思う。

そういうのってある程度さまざまな経験をして、ようやく身に付くものだと思うし、常日頃から成長意欲を持っている人じゃないと気付かないとも思う。

誰でも、最初はレベル1からのスタート。自分自身もレベル1からコツコツレベルアップを繰り返してきたと思っているし、一緒に働く人には、知識や体験は足りなくても、成長意欲だけは持っていて欲しいなと思う。

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