あや

03' 日々。

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最近の記事

かほちゃん

小学生5年生の頃かほちゃんっていうお人形さんみたいにかわいい女の子がいた。ピンクと茶色のフレームのかわいいめがねをかけてた。ふつう小学生がめがねなんてかけちゃったらダサくて仕方なくなるはずなのにめがねをかけてもとびっきり可愛かった。羨ましかった。妬ましかった。憧れた。 かほちゃんはいつもフリフリでレースとかキラキラがたくさんついたメゾピアノのお洋服を着てた。 朝読書で読んでる本はいつも12歳とかキミは宙のすべてとかキラキラしてる女の子が持ってる本だった。持ち物はぜんぶピンクだ

    • 君の住む街の天気が都合のいい空でありますように

      ♩君の住む街の今日の天気が 君にとってさ 都合のいい空でありますように𓂃 「天気は夜は晴れで昼は曇りか雨が好き」 出会った頃にきみが言ってた言葉。その時は晴れがいいに決まってるじゃんなんて思ってた。 青空が映える晴れが誰にとっても最高だとは限らない。 今日は暑いから曇りがいいな、出かけるから晴れてほしい、体育したくないから雨降ってほしい そんなふうに思うことも沢山あるはず。 朝自分の住んでる街の天気予報を見たあと、きみの街の天気予報を必ず調べるの。わたしは知らないのにお

      • 甘くてしあわせになれる魔法の言葉

        ♡ 彼氏の高すぎず低すぎない優しい声がだいすき 普段ははきはき喋ってるけど、眠くなるとちょっと滑舌悪くなって高くて甘い声になるのがたまらなくすき 彼氏の声なら何を話しててもずっと聞いてたいし だいすき、かわいいねって言われたりしたら心臓ぎゅーってなるのは変わらないけど、 何より私のことが愛おしくて堪らないっていう甘くて優しい声で「あやちゃん」って名前呼んでくれるのが1番幸せ 自分の名前なんてどんな言葉より聞き飽きたくらい聞いてるし、特別なものじゃないし、たまにもっと違

        • ミッドナイト清純異性交遊

          ♩ 「何を食べたとか街の匂いとか全部教えて」 「嘘でもいい嫌いでもいい わたしをみつけて」 「油性で書いちゃったから消えないILoveYou」 「大丈夫な日のわたしだけをみつめてよ」 「不評なエンディングでも好きだから守ってあげるよ」 「世界だって君にあげる」 ♩ 靖子ちゃんの曲は歪でどろどろで重くてどうしようもない感情をかわいく歌ってくれる たまに自分の気持ちに怖くなってどうしようもなくてめんどくさくて嫌になることもあるけど、そんな感情も肯定してくれる靖子ちゃんの曲

        かほちゃん

          8ミリフィルム

          「国道飛ばさないでいてね。それだけはしないでね。」 「アイドル風に喋ってみたりしたこと馬鹿みたいだったわ。」 「奥歯であくび噛んだ日すらベタ惚れで馬鹿ロマンスに見えたのに。」 「君の愛情が欲しかった。でも間違えたんだな。」 こんなにも歌詞に共感できたのはいつぶりだろうね。 あの頃の私はこの歌詞に共感する日が来るなんて思いもせずに、軽い口から謳われる軽い言葉を信じきっていた。 あの人もわたしも馬鹿だった。 馬鹿みたいに甘い言葉で取り繕って、都合よく騙されて。 それでもわたしは

          8ミリフィルム

          自己肯定感の低さは自分だけでなく恋人まで傷つける

          久しぶりにBADに入った。 この文章も廃人のようにベッドに沈みながらかろうじて打てている。 わたしは人並み程度の容姿しか持ち合わせていないのだけれど、普段の私は自己肯定感が高いが故に自分のことかわいいって思えるし、自分のことすごく大好きでいられる。 だけど心が落ち込むと、心のどこかで感じていたのかもしれない感情が溢れてきて、昨日まであった自己肯定感は嘘で、偽りの自己肯定感で自分を抑えていただけなのかもしれないってぐらいに、自分の容姿が嫌いになり、自分が醜くて仕方なくなり、

          自己肯定感の低さは自分だけでなく恋人まで傷つける

          きみの走馬灯に映りたい。

          しぬ時は1番かわいい服を着て、DiorのハイライトとYSLのリップをつけて、甘い香りの香水を纏って、1番かわいいわたしで1番だいすきな人と手を繋いでしにたい。 彼といっしょの棺に入ってふたりのだいすきな花をたくさん入れて、ペアリングも入れて、抱き合って火葬されたい。1人で熱いとこで焼かれるのは怖いけどきみとふたりなら全然こわくないきがする。 骨になっちゃっても同じお墓に入れてもらうの。 彼のしぬまでの人生ぜんぶ側にいて、しぬ直前もそばにいて、しぬ瞬間も側にいて、彼の走馬

          きみの走馬灯に映りたい。

          世界一優しい君のことはわたしが世界一幸せにしたい。

          「好きすぎて涙が出る。」「しあわせで涙が出る。」なんて小説や漫画の中だけだと思ってた。 今までの私の恋は私の愛だけが重くなって崩れてしまったり、思いやりの無い態度で苦しくなってしまったり、私以外の女の子のところに行かれてしまったり、そんなものばかりで。「恋愛が苦しくて涙が出る。」事ばかりだった。 最近、彼氏が好きすぎて、しあわせすぎて、涙が出るっていうことがあった。そんな事今まで無かったからびっくりしたけど、当たり前かとも思った。 彼氏はとても優しい。いつも人のことばか

          世界一優しい君のことはわたしが世界一幸せにしたい。

          いつも私のそばには君がいてくれた

          私には小学校6年生の頃から仲良くしてくれてる親友がいる。 5年生まで関わりの無かった私たちだけど出席番号が近いというだけで話し始めて仲良くなるまで時間はそうかからなかった。 中学校に入学してからも私たちは相変わらず仲良くて同じ部活に入り同じ塾に入り、いつも一緒だった。 私たちはお互いに将来の夢が違ったのだけど、いつからか同じ看護師を目指すようになり、同じ高校を目指して2人で必死に勉強した。 毎日11時まで塾で猛勉強。確実に辛かった。 だけど君と一緒だったから頑張れた。 そ

          いつも私のそばには君がいてくれた