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ワンドの10 ー矛盾ー

ワンドの10 ー矛盾ー
モノゴトは、白か黒か、だけでは判断できないことも多くて。
その境目は曖昧さを保ちながら、バランスを保っていたりもするのです。

とりわけ、心情の“ソレ”は、繊細で。
明らかに矛盾している想いを抱えながらも、
あえて、その境目に気付かぬようにしたりするのです。
 
いつか、その矛盾した想いが。
報われる時が来ると信じているから。
願っているから。
そんな想いに、縋ってしまうから。

それが、自分でもバカバカしいほどに解りきった矛盾であったとしても、
あえて、白黒をつけずに(つけたがらずに)抱え込んで歩こうとするから、
歩き方がわからなくなってしまうのです。

時に、立ち止まって、考えて。
正解もわからないままに、再び、歩き出して、を繰り返して。
しまいには、歩き方も分からなくなって。
気付いたら、呼吸の仕方すらおぼつかないままに。
息がしづらくなって、初めて、自分の愚かさに気付くのです。
 
真実に目を向けた時。
抱え込み過ぎていた矛盾をやっと手放すことが出来るのです。
膝をつき、項垂れていた全身で踏ん張り。
また、立ち上がっては、歩き出すのです。
白や黒とも言い切れないコトや、〇でもあり×でもあるという矛盾に、
再び悩みながら。

でも、大丈夫。
悩んだら、ベンチに座って休めばいいのです。
無理に歩こうとせずともよいのです。
一歩、また一歩。
踏み出せる時は、必ず来るのですから。
 


つばめの構想という名の回想。
Everything I don’t hate the way you are.
I’m just sick of crying all alone.
あなたの全てが嫌いなわけじゃないの
ただ、もううんざりなの、一人きりで泣くのは

ある歌詞の翻訳中でした。
「矛盾する感情って、常にあるのかも…」
そう思ったとたん、ひといきに綴っておりました。

タイトルは、タロットカードの“ワンドの10”より。
まるで矛盾を抱え込み過ぎて、歩きづらくなっていた、
そんな自分の後ろ姿が、カードに描かれているように思えたのでした。

矛盾を手放し、自由になった両の腕で。
まずは、わが身をそっと抱きしめて。
自身を労った後で。
再び歩きだしたのなら。
前を向いて。
胸を張って。
威風堂々と。


つばめの声、聴けます♪
大安吉日の“雑談配信版”「ワンドの10ー矛盾ー」@stand.FM より👇
キモチだけは、込めております



《作品利用につきまして》
上記「ワンドの10ー矛盾ー」を朗読等に活用したいそう思って頂けた方へ。
当方、別ページにてご案内させて頂いております、
「作品利用につきまして」をご一読頂きました上、
ご活用下さいますようお願い申し上げます。

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