日本人が作った村にいってみた
カンボジア滞在中
面白い情報を手に入れました。
「日本人が作った村があるらしい!!」
ということで遊びに行くことに。
シェムリアップの中心街からトゥクトゥクで1時間ほど進むと、、、
『IKTT クメール伝統織物研究所』と書かれた看板が!!!!
がっつり日本語で驚きました。
しかし、日本人はほとんど見当たりません。
そこには現地の人たちがせっせと糸を作ったり、織物を織っていたり、そんな光景が広がっていました。
この場所は、
森本喜久男さんという方が作りました。
残念ながら、その方はお亡くなりになられていました。
しかし、この村ができたストーリーをお聞きすることができました。
このストーリーを聞いた自分は、誰かのため、社会のために生きていきたいと強く感じました。
京都で友禅職人をしていた森本さん。
タイを訪れた機会をきっかけに、カンボジアの織物に衝撃を受けたそうです。
そのまま、カンボジアを訪問し、素晴らしい織物を作った人たちを探すものの、織物を作った人たちは内紛でいなくなってしまったとのこと。
どこかに今でも作っている人たちはいないか、必死に探し回りました。
やっとの思いで見つけた小さな集落、元職人たちは生きていくことが精一杯な生活を送っていました。
「カンボジアの伝統を復活させよう」、そう誓った森本さんは織物を作る村を作り始めます。
「現地の人たちの職人魂が私の心を動かしたように、ここで作った織物で世界中の人たちの心を動かしたい。」
様々な困難を乗り越え、森本さんの強い願いがカンボジアの伝統を蘇らせました。
今でもこの場所で作られた織物「クメールシルク」は世界的に高い評価を得ています。
どんなシルクよりも、高貴で、温かみがあります。
森本さんは癌で余命宣告を受けながらも、亡くなる直前まで、現地の人たちと共に汗を流し、その身を捧げてきました。
最後に、この場所で作っているものは織物だけではありません。
「幸せ」を作っています。
そこに生活する全ての人々が「幸せ」に生活できるよう、これからも伝統が続いていくよう、今も村は広がっています。
いかかがでしたか。
短い滞在でしたが、カンボジアにこんな人がいたなんて、感銘を受けました。
本も出ています、また「情熱大陸」にも取り上げられていました。
森本さんの想い、現地の人たちの想いが、よりたくさんの方へ届きますように。
村にはゲストハウスがあります、滞在して織物を体験することも可能ですので、興味がある方はご連絡ください。
ホームページはこちらです。
http://www.iktt.org/phone/index.html
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