2024年度「青年部教学試験1級」研鑽のために 「佐渡御書」第八章 part11各章解説メモ
★ここでは、不軽菩薩の例をあげ、大聖人が過去世の謗法の重罪を滅して成仏できるのに対し、逆に大聖人を迫害するものは、長く阿鼻地獄の苦悩を受けるということが明かされる。
▼語句の意味をしっかりと押さえよう
・婆羅門(ばらもん)
・四衆
・無間地獄(むげんじごく)
・バッダ婆羅
・逆縁(ぎゃくえん)の功徳とは
P95 L1-
「法華経には「諸の無智の人の、悪口・罵詈等し、刀杖・瓦石を加うるもの~しばしばヒンズイせられん」~過去謗法の重罪消し難し。」
→法華経(勧持品第13)の文
P95 L6
「彼の軽キの四衆」
→不軽菩薩を軽んじ、ののしった者たち
P95 L8
「無限地獄」=阿鼻地獄
P95 L10
「彼の諸人はバッタバラ等と云われざらんや」
→無限地獄に落ちた人々は、バッタバラなどと言われないことがあるであろうか。
cf. 日蓮は、バッタバラのような人々が不軽菩薩を誹謗したものの逆縁によって功徳はあったが、計り知れないほど長遠な期間、阿鼻地獄において苦しまれたことが不憫に思われた。
P96 L13-P97 L4
「彼のキョウキの衆は、始めは謗ぜしかども、~三・五の塵点をやおくらんずらん。」→どうなったか。内容を押さえよう
★語句の意味
・キョウキの衆…不軽菩薩を軽んじ、ののしった人々
・三・五の塵点 「三千塵点劫・五百塵点劫」
パッとはしませんが、要するに
「不軽の因を行じて日蓮一人釈迦仏とならざるべき。」
→不軽菩薩と同じ実践をして、どうして日蓮一人が釈迦仏とならないことがあるでしょうか。(日蓮は釈迦仏の生まれ変わりではないけど、釈迦仏と同等な仏になれるという意味。
cf. ちなみに、二仏ビョウ座時に釈迦如来と多宝如来が並んで座り、地から湧き出た地涌の菩薩の上首・上行菩薩が日蓮に当たる)
※本日はお休みしますということでしたが、明日も仕事が早く、今のうちにUPさせていただきました。