「観心本尊抄」第5章 2024年度「青年部教学試験1級」研鑽のポイントメモ

観心とはどういうことか。(観心の意義)


観心とは、我が己心を観じて十法界を見る、これを観心と云うなり。譬えば、他人の六根を見るといえども、いまだ自面の六根を見ざれば自具の六根を知らず、明鏡に向かうの時、始めて自具の六根を見るがごとし。

世界広布の翼を広げてP48
御書新125㌻全240㌻から

※下線リンクをクリックすると、御書全文に飛びます。

▼一念三千の法門は、凡夫が自分の瞬間の心(一念)を観察して、自身の生命に三千世間が具わっていることを見ようとするものである。

▼一念三千の中核は、十界互具である。つまり、己心に十界が具わることを見ることが、観心の要点。
→ 法華経や「摩訶止観」などの記述を鏡として、私たち自身の心にも十界が具わっていること、十界互具、一念三千という真実を知る。
cf. 他の諸経は、わが己心を明らかに映し出す明鏡にはならない。
なぜか。
→ 六道・四聖を説いても、別々の世界・境涯として説いているから

★語句の意味を押さえよう(復習)
「観心」
「六根」
「六道」
「四聖」