「観心本尊抄」第26章 2024年度「青年部教学試験1級」研鑽のポイントメモ
四重・本門三段が末法時代の初めのために説かれたという証拠の文は何か。との問い。
涌出品15前半
「他方の国土から来た八恒河沙の数を超える多数の菩薩たちが、釈尊に、仏滅後において、この娑婆世界に広く法華経を説きましょう」と誓ったが、しかし、
止みね、善男子
→話が、どんでん返しとなった釈尊の言葉
「止めよ、善男子よ。あなたたちがこの法華経を護持する必要はない。」
実は、釈尊は、宝塔品11の末に四衆(比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷)に告げていた。
「誰かこの娑婆国土において広く妙法蓮華経を説く者はいないか」と。
勧持品13で、もろもろの菩薩たちは「私たちは身も命も惜しまない」との誓いを立てた。
その矢先のことである。
結果、釈尊の本弟子の地涌の菩薩たちに末法の弘通の付ゾクが与えられた。(涌出品15)
なぜか。天台大師の説明によれば、
前三後三の六釈
調べてみよう 翼を広げてp237
前三とは…他方の菩薩の弘法を拒否する三つの理由
後三とは…地涌の菩薩を召し出す三つの理由
★語句の意味
「八恒河沙」…
「内証の寿量品」…
「世界悉壇」…