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コンボ・イ・ランドの旅
前回は、興奮のあまり本編の感想に全くなりませんでした。コンボイショウそのものへの気持ちが熱すぎて、それで一本になってしまいました。笑
でも結果的に鉄は熱いうちにってことで、熱い時に書いた文が、結構気に入っていたりする。
今回は、しっかり内容について触れていきたい訳なのですが、私は大きな問題を抱えているので前置きします。
コンボイショウが好きすぎると言っておきながら、本公演はONE!しか観れていない私にとって、過去作のオムニバスのようでもあったものは、ほとんど新作なのです。(再演であり新作である話とは別)
本来の本公演でどこに出てきたかなんて知りやしない。
それでも楽しめるのがコンボイショウ!
そんな視点からの感想をお許しくださいませ。
劇場でしか見られないコンボ・イ・ランドに間に合って、旅ができたことだけでも、とても幸福だと思っています。初めて見て聞いて、素晴らしい演出やセリフがたくさんありました!
初演の時にはまとめていなかった、シーンごとの感想を、まだ見ぬ作品のことを思いながら書き残しておきたいと思います。
ネタはバレ放題です。私が観劇できたのは3回。人の記憶は曖昧です、間違いがあればご指摘くださいね。好きなセリフも意訳で受け止めてください。
いっくよーー!
早速ですけれど、LOVE PHANTOMで始まるオープニングがもう大好きです。
14人ものメンバーが目の前でダンスをするのだってろくに見たことがないので、あの人影が見える程度のドラマチックな暗さの中、メンバーが1人ずつゆっくりと歩いて登場して、ポジションについて、曲に合わせて数人ずつ顔が正面を向き、一気に踊り出す、それだけでゾワワワワッて興奮します。LOVE PHANTOMを聞いたらここでこうかな?って見てない人も想像できるのかな?伝えたいなあ。笑
1曲目から全員エンジンかかりまくり!エネルギーが放たれるパワフルダンス!お揃いのスーツもかっこ良すぎる。スキルを見せつけ合うように舞い踊って、間奏の全員のターンなんか圧巻ですね!すごいものが始まってしまった!ってすぐに分かる。一発目から夢中になる。照明込みで去り際までかっこいいです。
そこから一転、倉庫に集まったオリジナルメンバーのゆったりとした何気ない会話のシーン。
ここがまた、いいんだよなあ。
セリフじゃないみたい。本当にただ気の知れた仲間と集まっておしゃべりしているような。
と思ったら、しっかり再演は今の時代に追いついていて、とにかく明るい今村の登場もあり。笑
「なんかいいもんあった?」
「いいもんて言ってもねえ、あれやこればかりですよ。」
みたいな会話が好きだったなあ。ガラクタに見える一つ一つは、彼らや見守ってきたお客様にとっては、一つ一つが思い出のこもった、あの時のあれ、なんですよね。
さて、ここからハイヒールというアイテムを辿って、ガラクタの中から思い出が溢れ出てくるように、「ATOM」の世界へ。
ATOMのセリフなんてのは、私は大好きです。考え事が好きだし、哲学者が考えることなんてもっと好きです。(難しいことは分からないけれど!)
人間にとって意識的な部分はごくわずかで、その下にその何倍もの無意識の世界が広がっている
みたいなフロイトの話がいつも気になるし納得する。でも遅れるのはよくないね!
公演の話というかもうその言葉一つ一つに興味津々で見ていました!
若者たちで演じられるATOM。飛び交うセリフがテンポよく、ちょっとした小道具のトラブルなんかがあっても、ものともせずさらっとかわして会話が進んでいく。
オリメンさん方との入れ替わりも見事!歌もお芝居もダンスもシーンが流れるように切り替わる、気が付いたら次の世界へ運ばれている。セットチェンジも役者たちが芝居の中ですべてやってしまう演出が凄すぎる。毎度驚かされます。
アトムの子のパフォーマンスも大好き。駿さんみたいなイケメンも、とぼけた顔と力の抜き方が絶妙な本田さんもみーんなアトム!かわいいけどパフォーマンスはテクニカル。
かわいくて素敵なコーラスに酔いしれていたらいつのまにかasiapanの世界!
asiapan、見たことないけれど本当に見てみたい。旅の目的は人それぞれ、自分探し、逃避行、思わぬ出会い、旅そのものが人生経験にもなる。自分とは全く違う世界で生きてきた人やものに感動したり共感したりする。映像や本で見るのでは絶対に味わえない感覚で、宝物を見つける。
What is your motto?
旅を終えれば、この先、生きていくために必要なヒントが何か見つかるのかも。見つからなくても何かが変わる。旅は私も大好きです。
sweet home
SAKURA
の皆さんがコミカルでいいよね〜!
からのMy Wayが本当に大好き。お話とのシンクロ率が高すぎる。元から好きな曲だったけれど、さらに大好きになりました。
本田さんの高めのハモリが大好き!新メンバーの塩田さんも高音を任されていました。これがまた綺麗な声で、本当に広くまっすぐ響く。生声が聞こえるような位置に座ることができた時、震えました。新たなハーモニー生んじゃってましたね!
サンキュー大谷、くぅ〜ん♡
とか言ってるうちにパピプペポ!
パピプペポは、上演時の世界情勢を思うお話なのでしょうね。当時、パピプペポとATOMを諦めた私です。
エンタメとして、宇宙という外側から、ポジティブに日本へエールを送っている。
エンタメが止まって大変な中で作り上げた作品のはずなのに、反対に私たちがどれだけ力を貰えることか。
苦しい時代の当事者であったはずのすごい人たちは、別世界からパワーを運んできたみたいに、タフで、強くて、有り余る元気を私たちにくれる。
もちろん本当は自分たちのことも鼓舞しているのでしょうけど、なんてかっこいい、私もこの人たちと同じ時代の同じ国に生きる、かっこいい日本人でありたいですね。
そして、ポー星人が大好きで大好きでね〜〜初演より少し尺が短くなったの寂しいよ!
ボディパーカッションの子気味良さと、機敏な動きに頭のオーナメントがガンガン揺れるのがいいんだよなあ。笑
お客さんのとの手拍子遊び、なかなか上手くいかなくてどんどん改良されていったの、よかったと思います!笑
パピプペポは、オリメンさんだけで作られた公演が元になっている中、今作では実際にポー星人たちを演じるのは若手の皆さん。オリメンさんとみんなで宇宙船を漕ぐ(?)シーンがあります。
まさに、思い出の中から飛び出したよう。当時の自分たちと一緒に船を漕いでいるような。これはおそらく初演のおつかれ配信とかでも、感動のシーンとしてあげられていて、新参者は、そんなエピソード込みで感動していました。
今のコンボイの形が作り出した、最高のシーンです。
さて、星屑バンプの世界、というか
ドラ◯もんの世界!?
初演の佐久間さんが演じたしずかちゃん役があまりの衝撃だったので、超えられるかや!と心配したのは3秒。
自分のツイート載せときます。
しずかちゃんパッションすぎるおもろすぎるしスネ夫はハマり役すぎるしのび太は正解すぎるしジャイアンはかっこよすぎ
— 富井 (@tommy_nasu6) June 18, 2023
でした。笑
本当に笑った。泣くほど笑いました。新メンバーしずかちゃん名俳優、川原一馬さん!
よおおおおおおし!!!!!の気合い入れと吹き飛ぶかつらがおもろすぎて、
わたしは!!!!しずかちゃんを!!!!超える!!!!みたいなあっついセリフ全然頭に入ってこない。笑
コンボイはお笑いもできるってなに!?全部持ってかれました。
星屑バンプ、まさに今のコンボイを作る原動力の仕組みが描かれているように思います。
彼らは対等に向き合って、ぶつかり合って尊敬し合って負けていられないと、全員で輝くんだ。
ドラ◯もんシーンが終わり、再演ではオリメンさん全員参加でのシーン。私が大好きなシーンです。笑
負け組からの卒業♪も、
65の夜♪も大好き笑
そしてジュリさんは序盤からスケボー乗ってましたけど、ここでもねずみさんと一緒にキャスター付きの椅子を乗り回して笑 ローラーの申し子なのかもしれない。
若手も驚く負けん気の強い5人、
俺たち、間違ってねえよなあああ!!!て捌けるの最高でした。大正解!かっこいいです!
星屑バンプ、本当に見たかったな〜。と思いながらも、もしかしてあの時にやるのがベストオブベストすぎて、もうできないのかも、とか思ったり。そんなことないか!よろしくお願いします!
ほいでタップダンスに行くのずるかろうもん!かっこいい。のび太くんなのに、スネ夫なのにかっこよすぎ。
タップダンスってこんなにかっこいいんだ!コンボイに出会うまで、テレビでしか見たことなかった。軽快な音がリズムを刻んで、本当かっこいい。これは百聞は一見にしかずです。絶対そう。子気味いい音、みんな聴いてほしいし、足元だけ見てたって楽しい。動きが揃って音も揃う。
さぁーて、私の大好きなONE!がやってきました。テレビ局で繰り広げられる会話は、本人役でコンボイとして出演するショータイムに向けて遊び心満載。
1人の少女の夢のため、奮闘する物語。それを実現しようとするのは、テレビと共に育ち、テレビとの思い出を抱え、夢を追って生きてきた男たち、ONE CHANCEの皆さん!
こうやって人の想いは繋がっていくんだって思う。私がコンボイから貰ったたくさんの思いも、無駄にしてはいけない!
そしてやっぱり会社のジャケットから一気にスーツに変わって一列に並んだTHE CONVOYが現れる、あれはONE!のときから変わらない最高の演出!
っはぁーーーーー!文字にするって本当にエゴでしかない!こんなん胸の内にしまうか、Twitterで短めにぽつぽつ言った方がいいことばっかりかも!
書けば書くほど惰性な気がしてしまう・・・
一つ前の記事みたいな、パッションだけ書いておけばいいのかな?笑
もう消す気はありませんが(エゴ)
兎にも角にも、こんなにも、たくさんの魅力が詰まった作品であったということです。伝われ!伝わらなくたっていい、だってやっぱり、観るのが何より最高だから!
今回行けなかった皆様も、出会えたのなら、次は劇場でお会いできますように。
ショータイムのお話は後編で!ありがとうございます!