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「炎天下とPCR検査」。2022.5.28.

 天気がいい。
 午前9時前に家を出たら、気温が高いせいか、空気が穏やかに感じる。

老若男女

 道路には、半袖と半ズボンの人たちが多い。

 ジョギングをする人もゆったりと走っていて、何人も見かける。
 暖かい。
 歩いていても、なんだか人が多く感じる。

 駅に着いて、ホームで電車を待っていたら、人が増えてくる。
 今日は、特に老若男女という言葉が浮かぶほど、いろいろな年齢層と、様々な格好の人たちがいるように見える。
 
 電車が来る頃には、ホームには40人以上にはなっていて、このところでは、最も人が多い印象だった。

ベビーカー

 乗り込んだ車両の窓は少し開いている。
 人が先週より多い。

 明らかに活気がある。
 あちこちから、いろいろな種類の会話が聞こえてくる。

 何か、空気は変わったと思う。

 ベビーカーも目立つ。
 
 駅に着くごとに人が増え、終点一つ前の駅では、さらに人が増えて、人と人とがくっつくような「密」になっている。

 まだ、怖い。

渋滞

 終点で降りて、人の流れが明らかに先週よりも多い。

 次の電車に乗り換える時、改札で少し「渋滞」が起こっている。

 改札に入ったところの除菌のためのアルコールを使っているのは、今日も私一人だけだったけれど、もしかしたら、もうすぐなくなるのではないか、という気持ちになる。

 次の電車が来るまで待っているホームでも、ベビーカーを何台も見る。

扇子

 乗り込んだ電車の窓は少し開いている。

 座っている女性が、向こうが見えるような黒い扇子で、自分をあおいでいる。
 
 電車は進む。

 少し遠いところの男性が、やはり向こうが見えるような黒い扇子で、自分を盛んにあおいでいる。

 そんなに暑いのだろうか。

 次の駅のアナウンスで、駅名を連呼しているのだけど、かなり早口で、1・2倍速のような速さだった。

 この前聞いたアナウンスも、1・5倍速くらいで、かなり速かったのだけど、最近は早くなる傾向なのだろうか。

 駅に着いて人が降りて、車内の人が移動して、三人の若い男性が立って楽しそうに話をしていて、その三角形に巻き込まれそうな距離になったので、そこから遠ざかって、少し遠い場所のドアまで移動する。

 車内に、なんとなく活気があると、外の光景まで、そんなふうに見える。

文庫本

 少し遠くに若い女性が立っている。

 ベージュの薄い生地の少しゆったりしたブラウス。黒いスカート。
 濃いめのブラウンで、部分的に金髪のショートヘア。
 銀色のネイル。
 紺のブックカバーをした文庫本を、立ちながら読んでいる。

 涼しげな気配まである。

アジサイ

 目的の駅に着く。
 
 電車を降りて、ホームから階段を上り、改札を抜けて、駅構内を出て、階段を降りて、道路を歩く。

 その短い時間でも、日差しが強いのは分かる。
 ここでもジョギングしている人が目立つ。

 今日は、運動している人が多い。

 道路のそばのアジサイが、先週よりも明らかに色づいて、咲いている感じになってきた。

 季節は進む。



炎天下

 午後4時過ぎ、用事が済んで、朝降りた駅に、また戻る。

 外へ出た瞬間に、太陽の日差しがやたらと強いのは分かる。
 「炎天下」を思い出す。

 もう季節は夏に近づいて、だけど、梅雨でいったん遠ざかっての繰り返しは、毎年のことだけど、でも、その季節の進み方は、その時は、いつもちょっと不思議な感じがする。

 駅に着いて、電車が来て、電車に乗った。

 帰りの車両の方が窓が大きく開いている。

 車内はベビーカーとスーツケースが目立つ。

PCR検査

 目的の駅に着いて、降りて、次の電車に乗る。

 その間の動線に、つい、この前まであった公衆電話がなくなっていて、だから、その途中で右に曲がって、階段を降りて、駅前のロータリーで少し周りを見たら、タクシー乗り場のそばに電話ボックスがある。

 そこに行って家に電話をかけて、戻る時にテントがあって、そこには「東京都 新型コロナウイルス モニタリング調査」という文字が大きくあった。

 そのテントからテープの声で「PCR検査」「無料」という言葉が聞き取れた。

 今も携帯もスマホも持っていないから、もしかしたら、この検査の利用は出来ないかもしれない。今度、この駅で電話をするときは、これまでよりも電話をかける場所に行くまでに片道で1〜2分は、より多くかかるようになった。

 その二つのことを思った。




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