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ど・れ・に・し・よ・う・か・な?

焼けるような照りつけが少し収まったかのように思えるのですが、未だに暑い日が続いています。みなさん熱中症にはお気をつけください。
そんな中、頼んでいた皮の張替えが終わり、引き取りに行ってきました。

ホンピ、リプル、カンガルー

なんだか、年号を覚えるような感じにするために、本皮をホンピと記しましたが、偶然にも皮違いの三味線が揃いました。

左:カンガルー 中央:リプル 右:本皮(犬皮)
どうやら左の三味線はメイドインチャイナらしいです。今でも中国製はあるそうですが、仁木三味線曰く、天神の作りで中国製と分かるそうです。
だからと言って、○末な作りではありません。それこそ、インスタグラムの初期の動画はほとんどこちらの三味線を使用していましたし、音も遜色は無かったです。これは僕なりの解釈ですけど、やはり紅木のクオリティで音質は変わるかもしれません。ここら辺はまた次回にでも書きたいと思います。

こういった背景があるかどうかはわかりませんが、数年前に犬皮が希少になるという話を聞いて、さぁどうする?という観点から、カンガルーとリプルという選択肢があって、
「もう動物の皮は良いや」
と思って、リプルにした経緯がありました。事実、今リプルは4年経っても現役ですし、エイジング的な感じもあります。音が馴染むといいますか。

リプルは今、張替えに時間がかかる。

リプルはその特殊さゆえ、張替えに時間がかかっています。開発者の小松さんがお一人でやってらっしゃるので、待ちの期間がすごくかかるようです。
そういった背景もあり、今回はカンガルーを試してみました。

意外と値段は張ります。

表面のみ40,000円かかります。並犬皮より少しお高い。けれど、丈夫さは何と無くわかります。弾いた印象もあまり遜色が無く、弾き込めば馴染んでくるかと思います。そう、弾きこむってすごく大事な作業で、張りたては少し暴れるんですね。そこを弾いて皮を胴に馴染ませていくんです。
そこをまずは念頭に入れて、動画を観てください(イヤフォン、ヘッドフォン推奨)

演奏が荒くて大変申し訳ないのですけど、違いが少し分かるかと思います。
流石に犬皮はこの三味線の歴史の中でこれ!と言われているだけに、抜群の音量と安定感がありますね。それに三味線本体の値段もちょっと桁違いなのもあります(笑)

という感じで、いかがでしたでしょうか?

僕は、はじめに犬皮を試していただいて、後にカンガルーかリプルかと検討するのもありかと思います。良しとされている犬皮はやはりコストがかかります。丈夫さを備えるカンガルー、そしてリプル。どちらかを決めるのは弾いてる本人次第。

さ、あとはヤギを試すのみ・・・・・

教室始めました。レッスン配信コースは時間がない方でも始められるコースなのでオススメです。

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