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三味線のサワリについて

三味線は生の楽器なので、その日その日で音色が変わります。
昨日はちょっと音が小さかったかな?

前回は調弦の話で、今日は「サワリ」の話です。

三味線の音って想像できますか?べべベン♬とか、チントンシャン的な感じかと思います。そのべべベンの「べ」これがいわゆる三味線の特徴を表す音かと思います。
その音を作り出すのがサワリというものになります。

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1番太い糸の下に長方形のものがサワリ。
これが、三味線の音色を特徴付ける機能になります。

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この裏側のネジで長方形の山が上がったり下がったりします。
1番太い糸(一の糸)にその山が触れるか触れないかあたりで調整します。び~んって音がなるべく続くように。これを「サワリがつく」と言います。
触りがついた状態で演奏をすると、ピッチが合っていれば、一の糸が共鳴し、絶えずビーンという音がなっています。それが三味線の特徴なんです。

ヨーロッパなどの楽器は、石の文化でなるべく濁りのない綺麗な音を目指して開発されたかと思います。
しかし、アジアの楽器は土の文化であるとおり、なるべく響きさせることに力を注いでいたのではないかと考えます。その代表なのがシタールではないでしょうか?三味線でアラビアンなフレーズをやるとハマります(^_^)


サワリはいわゆるノイズです。それを逆に利用して音の特色に使う。なんとも魅力的な楽器だなとおもいます。今度皆さんが三味線の演奏を聞いた際、その辺も注意して聴いて頂けたら面白いと思います。

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