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点と点の話

講座で伝えたいことって、いかに無駄を省くかっていうことに終始するんですけど、その前に地味な努力っていうのはどうしても必要になるということもしつこいくらいに書いています。

034は基礎中の基礎

最初に出てくる034の押さえ方。
一度鏡を見てチェックしてみてください。3の人差し指から4の薬指へ移る際の左手の形。
棹は指スリのみで支えてますか?手のひら全体で支えている場合。まず指は開きません。そして指も立てられません。
指スリを支点(正確にいうと、人差し指の付け根の一点)にし、手のひらは空間があることを意識してください。
3から4までの距離は約7センチ。すごく長いわけではないのです。ここが地味な努力。そして、指を立てるというのが次の試練になります。

寝かせば音は寝ます

三味線はギターのようにフレットがないので、自分の指先がフレット代わりになります。そして押さえるポイントが狭ければ狭いほど、音のピッチが良くなります。いわゆる音が立つということです。
津軽三味線以外では全て爪で押さえるということもあるようですが、そこは津軽三味線、なるべく指を立てることによって解決します。
点で押さえるというイメージを忘れないでください。

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