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津軽三味線「六段」とはなんぞや?
超初心者講座と銘打っていても、いつのまにか相手にも、「これくらい知っていて当然」的なことを書いてしまっているのではないか?と改めて確認作業に入る自分がいます。
撥(バチ)、胴かけ、糸巻き、音緒、天神、指スリ、駒、上棹、中棹、下棹、中木、東さわり、丸三、常盤、紅木、黒檀、紫檀、花梨・・・・・・
わかります?
僕は何も知らなかった
以前も書いたのですが、津軽三味線は習いたくて行ったのでは無く、なんとなくで始めたものですから、10歳当時の僕としては、夢中になるそれではなかったんです。ですから津軽三味線のことは何も知りませんでした。
なので、30過ぎて津軽三味線に戻った時に、自分が何も知らなかったという事実に驚愕しました。その中の代表が「六段」です。
津軽三味線にシフトして、まず考えたのが「独学でいこう」と思っていました。今更師匠のところに戻ることは出来ないと思っていたし、何よりもいきなり辞めた負い目がありました。
そこで、いきなり取り入れたのがオリジナルを作るということでした。
まさかの入賞
オリジナルを作りつつ、人づてで演奏の仕事も貰いつつ、あちゃこちゃ自分が昔やっていたものを引っ張りだして、ライブをやりつつ必死だった時に、とあるコンテストに出ました。そこでまさかの入賞を果たします。それも
「観客が選ぶナンバーワン賞」嬉しかったのと同時に、やばい、これはちゃんと古典もやらなくてはという思いと、なんとも言えぬ恐怖感を覚えています。
なに?六段て?
コンテストに出る前まで、何となく知り合いも増えて、会話に出る「六段」の意味がわかりませんでした(笑)
そこで、津軽三味線のポータルサイトで六段の意味をしります。
もしかしたら、子どもの頃に既に存在していのかもしれません。
一段から始まり、六段で完結する。そこで大凡の基本奏法がマスター出来る基礎中の基礎と勝手に解釈。それが今回、僕が超初心者向け講座として取り入れているものになります。どうしてそれを最初に取り入れたのかというと、「共通である」ということが一番大事。津軽三味線の流派でだいぶ違いますし、何より他の奏者の方と合わせやすいというのもあります。
そして、基本が凝縮されているということ。ここに尽きます。これを飽きずに最初にやっていると、自分の今の状態がわかるという事もできます。
継続は・・・・・なんども言ってることなんですけど、力なりです。
六段だけを重点的においておく理由
利点はいっぱいありますけど、もう一つだけ。一曲一曲が短く、かつ津軽感が出せる。1分も満たないのに、説得力があります。練習曲がですよ。凄くないですか?
さて、現在二段目に入りました。
一段と被るフレーズがありますが、これはそれだけ重要な所と考えてくれてもがいません。
六段は津軽三味線の和を広げる曲です。
これから六段までの講座、是非参加してください。