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中身を濃くすること

昨晩は雪が舞っていました。どうも三味線奏者の山影です。
昨日はライブハウスのオーディションを受けに行って来ました。
僕が若い時はどこの箱もオーディションをやっていて、それを通過しなければその箱に出演する事は出来なかったのです。
デモテープを提出、それもかなり編集をして良いところだけを聴いてもらうような工夫をしたり。その審査が通ってライブオーディション。
晴れて合格した時にはこれでスタートラインに立てたのです。箱側も宣伝をかけてくれたりして、互いが良い関係を構築して行きながらライブ活動ができていました。
今はバンドも「お金を支払って出演する」という状況。出る側もあまり集客がなく、ライブをしたいだけで本来の「音楽を提供する」という意識からは遠のいているのではないかという状況も垣間見られます。
僕が今回ライブハウスに出ようという思いに至ったのは、
「ライブハウスでなければ出来ない」事と
「もっと三味線を知ってほしい」という二つが理由になります。

僕が今行なっている演奏活動というのは、一つは居酒屋での演奏会。
チップ制で、聴いてくれたお客様から頂くスタイル。
お店側で企画された日本酒の会でゲストとして招かれるスタイル。
企業のパーティーなどで演奏をするスタイル。
となっています。
上記は全て、生の三味線一丁で展開するスタイルで、現場での環境が全てとなります。マイクがない場合もありますし、聴いてくれるという意識も実はものすごく少なかったりすることもあります。
その中で、ファンになってくれる方もいて、その中で
「ライブハウスではやらないのですか?」とよく尋ねられました。
あまりにも要望が多く、ガッツリと聞ける環境も実は必要なのではないかと考え、アコースティック専門のライブハウスの門を叩きました。

エフェクターのお話をここで書いたこともあります。
当然、そのエフェクターを駆使して紡ぎ出す楽曲も実は存在していますし、ソロアルバムでバックトラックを使って演奏するスタイルも当然披露して行きたいと思っています。
一つのライブの中身を濃くすることによって、より一層三味線を知ってもらいたいし、且つ自分の枠も取っ払いたいとも考えています。
箱にはグランドピアノがあり、ドラムもあります。
様々な奏者とのコラボレーションも限りなく行えます。可能性は無限です。
4月にライブハウスデビューします。まずはソロで。
是非ご期待ください。

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