三味線の種類って大まかに三つあります
すごく当たり前な話なんですけど、津軽三味線を弾くにあたって、大事な事があります。それは、
「津軽三味線を手に入れる」事です。これ切実ですよね・・・・・・
弾く方ばかりで、実はその弾く三味線本体のことをあまり書いてなかった気がします。
有料マガジンでは、材質の違い等のことを書いているんですけど、意外とあの「ちとしゃん♬」的なイメージで考えている人が多かったりします。意外にロックな弾き方というのもあって、え?そんなに激しいの?と思われる事も多いんです。やっぱあの「仕事人」のイメージなんですかね?
ちなみにこの「三味線屋勇次」表では端唄の三味線を修理、張替え等で生計を立てている設定だそうです。端唄って、ざっくり言うと「長唄の節を端折った唄」の事です。母親の「おりく」が持っているのは細棹三味線です。
ん?細棹?
三味線て大きく分けて三種類のタイプに分けられます。
細棹、中棹、太棹
三味線はこの三種類の棹(ネック)の太さが異なります。弾いている面(指板)の広さの差は5~8mm程度ととのことですけど、握った感じの太さはかなり変わります。奥行きといえば良いんですかね?表現が曖昧ですいません。
長さはほとんど一緒で、太さに合わせて胴の大きさも変わり、大きさによって音の差もかなりあります。
僕が使っているのは太棹で、いわゆる津軽三味線でのメインとなっている棹の一つ。ですが中には中棹を好んで使っている人もいます。
ジャンルで使うギターも違うのと同じように、演奏するジャンルで変わるというのはどの世界にもありますよね。
細棹でもフレーズは弾けます
ですが、皮も違いますし、弾くバチも異なります。そう、音がまるっきり違います。下の動画は正に本来の三味線の弾き方です。音を大きく出すのを主とする津軽三味線のような弾き方が出来ました。
けど、良いですね。本当の三味線の音ってこういうのなんです。
僕が津軽三味線を弾いているのは、習いに行った先生が津軽三味線の先生だったからです。もし、そうでなく長唄とかだったらどうなっていたんでしょうね。
けれど、400年以上ある長唄をはじめとする三味線音楽はとても勉強になりますし、今改良している撥の動きも上記の弾き方を参考にしています。
全て綺麗に出せる撥の運び方。目標はつきません。
話の最初に戻りますが、まずは津軽三味線を手に入れるというところからスタートしなくてはいけないですね。
ギターのように2、3万で買えるものではありません。そこは躊躇するところです。まずはレンタルというのも検討してみてください。そして僕の動画講座を見て頂いてやってみるところから進めてみましょう。
やってみて向いているなと思ったら、貯金を始める(笑)実際、僕の元お弟子さんとかはそうしてましたよ。