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アクセルとブレーキの使い分けで時短マミトラから管理職になった話

こんにちは!金融系企業でデジタルの仕事をしているワーマリです。現在育休中で3姉妹(小3、年長、0歳6ヶ月)を育てています。

第1子の復職でマミートラックをぐるぐる走り、第2子復職後に思い切ってアクセルを踏んで管理職になるまでを振り返ってみました!

1人目出産後、当たり前のようにマミートラックへ・・・

女性の多い大企業に勤めており、「子供が小学校4年生になる春まで短時間勤務がとれる」制度もあり実際に活用されています。

子供を産んだワーママの先輩達は制度をフルで活用して小4春まで時短勤務をしている人が何人もいました。私も何の疑いもなく、1人目を産んだ8年前の復職時には、制度をフルに活用した「2時間の時短勤務」を選択し、取れるだけ時短でいようと考えていました…。

当時のマネージャーは優しく仕事も「無理しなくていいよー!」と多大に配慮してくれ働きやすい環境。時間内に終わるように出産前に比べると簡単なお仕事が担当業務となりました。そして2時間短縮していることもあって給料は新入社員時代を思い出す額・・・。夫との稼ぎの格差もここで一気に広がりました(涙)

初めての子育てと仕事の両立。会社の環境はありがたいけどだんだんと物足りなさを感じ、気付けばいわゆる「マミートラック」を走っていました。

2人目の育休時にマネジメントについて学び、いつの日かマネージャーになることを意識する

そして2015年に2人目のを授かり、再び育休をいただきました。2人目の育休中は「短時間でも仕事の成果を出せるようになりたい」という思いもあって育休プチMBA勉強会(赤ちゃん連れでマネジメント思考を学べる勉強会)に参加しました。そこにはモチベーションの高い多様な業種のワーママが沢山いました。

小さな子供を育てながらだと時短が当たり前だと思っていたけど、「フルタイムの選択肢があること」・「生涯年収を考えるとこのままでよいのか?!」・「このままずっと一般職で歳を重ねていき後輩たちの部下になる?」など、時短以外の働き方の選択肢があって、自分自身もレベルアップしたいと考えるようになりました

それまで管理職はスキルも足りないし、長時間も働けないので自分とは無縁のものと完全に思い込んでいましたが、育休プチMBAに参加したことをキッカケに「いつかマネージャーになれるようスキルを積み重ねよう」という意識を持つようになりました。

2人目出産後は1.5時間短縮勤務で復帰し、上司にも自分から「仕事の難易度を上げていきたい」という話をして短時間でいかに成果をあげるか追求していました。

2人が保育園、次女も保育園に慣れてきた頃にアクセルを踏む

「2人とも保育園にいるうちが働きどき。小学校に行ったら大変よー」と先輩ワーママにアドバイスをもらい、先々のこと余裕がなくあまり考えられていなかったけど、噂の“小一の壁”も近いし「保育園に2人いるうちに頑張ろう」と仕事の精度をあげていました。そんな時に他部署の部長から7人チームのリーダーポジションに声をかけてもらいました。

「時短でもバタバタしているのに出来るかな…」という不安な気持ちもありましたが、指名してもらったことが嬉しい&興味がある仕事だったので、夫とも「今仕事を頑張りたい」と相談してフレックスフルタイムに変更し(時短のままでOKと言われましたがコミットしたいと思いがあり思い切ってフルに・・・!)、引き受けることにしました。

1年間アクセル踏んでランチタイムも惜しんで早々に切り上げ、夢中で働きました。仕事のやりがい・面白み・給料もUPしていき自分の中に占める仕事のウエイトが時間的にも気持ち的にもどんどんあがりました。

ただ、アクセルは踏みながらも「子供達と夕飯を一緒に食べる」ということだけは手抜きメニュー率が高くなりましたが…続けました。

私の会社では、管理職が後任候補を申告する制度があり、当時の上司に「後任候補にワーマリさんを書いたよ」と言われすごく嬉しかったです。

「キャリアの自己申告でも管理職を目指していると記載するといいよ」とアドバイスをもらい、「周りは長時間労働の管理職が多い中でやっていけるのか?」と不安はあるものの、「やってみたいな」という自分の気持ちを優先して正直に書いてみました。

そんな背景もあり、7人チームのリーダーになった翌年、課長に昇進しました。夫にも報告したところ「おめでとう」と言ってもらえてすごく嬉しかったです。

長女小1・次女年少のタイミングで保育園と学童の離れた2箇所にお迎え、小一の壁、10人以上の多様なメンバーのマネジメントと壁だらけで正直ものすごーく大変でしたがやってよかったと心から思っています。

管理職になって良かった事を記載したnoteよかったら。

そもそもなろうと思わないと視野にすら入らない。

世界的にベストセラーになったシェリル・サンドバーグの著書『LEAN IN (リーン・イン): 女性、仕事、リーダーへの意欲』では「複数の役割をこなす女性の方が悩みは少なく精神的充足感は高い」という研究結果が示されていました。悩んでいるヒマもないほど(汗)続々とタスクがありながらも、子育ては大変ではありますが、成長を一緒に見守れることはすごく幸せなことだと思います。それに加えて、仕事に夢中になることで自分のキャリアも追い求めること両方あって私は幸せで満足感が高いと感じました。もちろんこれは人それぞれの最適なバランスがあるとは思いますが。

管理職になろうと思わなければ、そもそも選択肢にすらなっていなかったと思います。「リスクをとる・成長に賭ける・チャレンジする・にこやかに昇進を要求する」待っているだけではチャンスはやってこないのでアクセルに足をかけておいて踏めるときに踏んでみることが大切だと思います。

今私は3人目の育休でブレーキを踏んではいますが、このチャンスに複業にチャレンジしてみたり、読書などでインプットしながら次のアクセル踏むのはいつだろうと考えています。

家族や周囲の力をかりながら、一歩踏み出してみると変化がきっと訪れます。ワーママはツライではなく、育児も仕事もどちらも楽しむ人がもっと増えたらいいなと思っています。



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