音楽を聴かない日はない。 頭にメロディーが流れない日はない。 気付いたら歌っている。 人はなぜ歌うのか。 音楽が好きだから。 音楽の方が自分の気持ちを正直に表現できるから。 嬉しい時も悲しい時も音楽は離れずずっと側に居てくれるから、今日も歌う。 私はミリオンとか世界とかどうでもいい。10年以上アイドルのファンをしていたけど、売れることに喜びを感じたりしなかった。ただ単純に良かったね、と。その人が歌う音楽が好きで、その人が発する言葉が好きで、人柄が好きだった。そう
自己紹介と言うと、"自分が好きなものを相手に伝える"というイメージしか無い私。年が明けて少し経つ頃、私にとって家族以外で1番の好きなものが消えていった。それと同時に、自分の紹介が出来るものが無くなって、生きている意味が分からなくなった。 でも、1番を失うと多くのものに目が向けられた。 ■好きなもの。私が好きなものは"音楽"。そして、"食べること"。毎日、出来る限り自炊をしているが、作ることよりも食べることの方が好き!いつか作る時間よりも食べている時間の方が長くなる時代が来
最後まで読むのに時間が掛かった。本を読むのは久しぶりであったが、読むことは嫌いではない。"登場人物の思い" "情景" "温度" "流れている音楽" "生活音"を感じながら読んでいたら、いつの間にか目蓋が閉じていた。夢の中でも情景が動いていた。不思議だった。 私には難しい言葉が幾つもあり、何度も「おじさんの話、やっぱりむずかしいね」と心の中で呟いた。感じ方は登場人物に出てくる少年と同じであった。もっと色々な言葉や表現、音楽を知りたいと思った。 "君にはわかるか。俺の言ってい
『盗作』を、聴いた。 『盗作』とテーマがつく曲を、聴いた。 初めて、聴いた。胸が高鳴る。 以前までの私ならここに順位をつけるだろう。この曲が好きだ!この曲が心地良い!この曲がお勧めだ!と。でも、そうはしない。 朝起きて、窓を開ける時間もなく忙しく支度を済ませる。朝食は食べたり、食べなかったり。そんな風だから、苛々しながら玄関の扉を開ける。 夏の匂いがした。 そうだ、梅雨が明けたんだ。 車のエンジンをかける。カセットを押す音がする。音楽が流れる。なんだか嬉しくなった。