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AIを使って「チーズはどこに消えた?」を親の介護問題へ応用する


■なぜ「チーズはどこに消えた?」を介護問題に応用するか

ビジネス書を読む場合に、何か課題があって、その課題の解決方法を探すのに、読むことが多いのではないかと思います。

「この本の内容を今の課題に当てはめるとどうなるだろう?」と思いながら本を読まれる方は多いのではないでしょうか?

ここで困るのが、自分一人では本の内容を応用しきれていないという感じるときです。どうしても自分の解釈の範囲であったり、自分が思いつく内容でしか案が思い浮かばずに、もって良い方法があるのでは?と悩むことがよくあります。

そこで私が最近使っているのが、生成AIです。

生成AIは、ただ質問するよりも特定の思考法や手法を指定する方がより具体的な解決策を提示できます

今回は「状況の変化にいかに対応すべきか」について書かれている「チーズはどこに消えた?」というビジネス書を親の介護問題に応用したいと思います。

この本や状況の変化についてどうとらえてどう行動するかが書かれた本ですが、抽象的な寓話が多く、またビジネスを想定しているため、親の介護の問題へ適応しようとするとちょっと考える必要があるためです。

ということで、以下で、プロンプトの例と実際の回答をご紹介します。

■AIに考えてもらうためのプロンプト

① 本の概要を教えてもらう
「チーズはどこへ消えた」という本の要旨(物事の変化とのとらえ方と取るべき行動)について教えてください。

② ①の回答が出たらそれに対して、質問をする
この考え方をベースに、遠方で支援が必要な高齢の親の支援と、親との合意形成の難しさについて、対応における考え方と行動を示してください。

■生成AI回答(Gemini 無料版)

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変化への対応:親の状況の変化と、それに伴う私たちの対応の変化

「チーズはどこへ消えた?」の物語から学ぶように、変化は避けられないものです。高齢者の状況も例外ではありません。健康状態の悪化、生活習慣の変化、周囲の環境の変化など、様々な要因によって変化は訪れます。

  • 変化を認め、受け入れる: 親の状況が変化していることを客観的に捉え、変化を受け入れることが大切です。

  • 変化を恐れず、新しい方法を模索する: 変化に戸惑うかもしれませんが、新しい介護方法やコミュニケーション方法を模索することで、状況に対応することができます。

  • 早めの対応が吉: 親の状況が悪化する前に、早めの対応を心がけましょう。

  • 変化を楽しむ: 新しい介護方法を学ぶことや、親との関係を深めることなど、変化の中に新たな喜びを見つけることもできます。

親との合意形成の難しさ

親との合意形成は、遠隔地での介護において大きな課題です。

  • 親のプライド: 高齢者は、自分自身で何とかしたいという気持ちを持っていることが多く、子供の助けを必要とすることを恥ずかしいと感じている場合があります。

  • 価値観の違い: 世代間で価値観が異なるため、親の考えと子供の考えが一致しないことがあります。

  • 情報伝達の難しさ: 遠隔地に住んでいるため、頻繁に顔を合わせる機会がなく、情報伝達がスムーズに行えない場合があります。

対応における考え方と行動

  • 対話を重視する: 親の気持ちを尊重し、丁寧な対話を通じて理解を深めることが大切です。

  • 選択肢を提示する: 親に複数の選択肢を提示し、一緒に決めることで、親の自立心を尊重することができます。

  • 専門家の意見を聞く: 介護サービスや福祉サービスに関する専門家の意見を聞き、適切な支援策を検討しましょう。

  • 地域の支援を活用する: 地域の介護支援サービスやボランティア団体などを活用することで、親の負担を軽減することができます。

  • 自分の気持ちを伝える: 親に自分の気持ちを正直に伝えることも大切です。

  • 無理のない範囲で支援する: 親の負担にならないように、自分のできる範囲で支援することが重要です。

具体的な行動例

  • 定期的な連絡: 電話やビデオ通話などで、こまめに連絡を取り、親の様子を把握する。

  • 訪問頻度を見直す: 可能であれば、定期的に実家に訪問し、直接親の様子を確認する。

  • 介護サービスの利用を検討する: 在宅介護サービスやデイサービスなどを利用することで、親の生活をサポートする。

  • 地域の支援団体に相談する: 地域の介護支援センターや高齢者福祉課に相談し、適切なアドバイスを受ける。

  • 兄弟姉妹と協力する: 兄弟姉妹と協力して、親の支援を行う。

まとめ

遠隔地で暮らす高齢の親の支援は、変化への対応と、親との合意形成という二つの大きな課題を含んでいます。「チーズはどこへ消えた?」の教訓を参考に、変化を恐れずに新しい方法を模索し、親との対話を大切にすることで、より良い支援の形を見つけることができるでしょう。
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■生成AI回答(ChatGPT4-o)

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1. 変化を受け入れる

親が高齢になり、これまでと違って支援が必要になった状況は、誰にとっても受け入れがたい現実です。しかし、現状に向き合い、「親が支援を必要としている」という変化をまず認めることが第一歩です。このことを受け入れると、対策を考えやすくなり、具体的な支援方法を模索する気持ちにもつながります。

2. 親と話し合い、現状の変化と新たなニーズを共に確認する

親もまた、「自分が支援される立場になる」という変化を受け入れにくいかもしれません。そのため、親の立場を尊重しつつ、現実にどんな支援が必要なのかを共に確認する姿勢が大切です。「これまでできていたことができなくなったのは自然なことだ」「支援があるとより安心して暮らせる」といったことを話し合い、徐々に支援の必要性を納得してもらえるような対話を心がけましょう。

3. 小さな行動から始める

親が支援を受け入れるのが難しい場合、大きな変化を強いるのではなく、小さなサポートから始めることが効果的です。たとえば、定期的な電話連絡や簡単な買い物の手配など、親が安心して受け入れられるサポートを段階的に導入していくと、支援に対する心理的ハードルを下げられるかもしれません。

4. 親の不安や抵抗を理解し、安心できる支援を提案する

親は、支援を受けることによって「自分が弱くなってしまった」と感じるかもしれません。こうした不安や抵抗を受け止め、「支援は親の生活をより豊かにするためのもの」というメッセージを伝え、親の気持ちを大切にした提案をします。たとえば、地域の支援サービスや信頼できるサポートチームの利用を提案することも、親が安心感を得られる方法のひとつです。

5. 柔軟に対応し、状況に応じて支援方法を見直す

親の状況や支援ニーズは時間とともに変化するため、支援方法も柔軟に調整する必要があります。定期的に親と話し合い、現状に合わせた支援の見直しを行うことで、負担が大きくなりすぎず、親も無理なく受け入れられる支援体制を築くことが可能です。たとえば、親の健康状態が変わった場合には、適切な支援方法や訪問頻度などを見直すことで、親もサポートも最適化できます。

6. 変化をポジティブに捉える

支援が必要な状態への変化を悲観的に捉えるのではなく、「これを機に親との関係を見直すきっかけになる」といったようにポジティブにとらえることで、支援もスムーズに行えます。支援を単なる負担ではなく、「親と今後の生活をより豊かにするための活動」として意味づけることで、自分自身もより前向きに支援に取り組むことができます。
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■感想

私は介護問題でかなり生成AIを活用していますが、今回もうまくいったなと思いました。

自分でも本を読みながらいくつかアイデアやアプローチ方法を考えましたが、それを補完したり、新たな観点が見つかりました。

特に2つのAIに共通する変化の受け入れ方や、親側の視点、合意形成するための具体的なアプローチ方法はかなり参考になりました。
(さらに具体的にケース別の対応や合意形成のプロセスを知りたければ、このプロンプトに追加で質問していくことで深堀も可能です)

ちなみに今はChatGPTに課金していますが、全体的に無料版のGeminiの方が回答精度が高く、近々Geminiの有料版に置き換えてみようと思っています。

この方法を使うと今までの課題解決にさまざまなアプローチ方法やアイデアが出るのでお勧めです。

また、自分が書いた読書メモを読み込ませてそちらもベースにアイデア出し意見交換も可能です。

■もっと詳しく知りたい方、意見交換したい方へ


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