リアル良樹細根。no.541
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中国の思想家、荘子が、
「良樹細根、高樹深根」
という言葉を残しています。
意味としては、字のごとくなのですが、
良い樹には細やかな根が張り、
高い樹には深い根が張っているということ。
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ビジネスも農業も、
地上の目に見えているところを良い状態にするためには、
目に見えない地中の根を
しっかりとさせねばなりません。
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今日は、生育が進んでいるにんにくの
根の状況を確認してみました。
その様子がこちら。
太い根が沢山出ているだけなく、
さらに枝分かれして
ヒゲのような細かい根が
たくさんできていますね。
丁寧に土から取り出そうとしても、
すぐに切れてしまうくらい、
細かく繊細な根が出てきています。
まさに細根です。
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実はこの個体は、
定植直後にも根の観察をした苗なんです。
このときもすでに、
根はボーボーだったんですけど、
まだメインの太い根だけだったんですよね。
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それが数ヶ月の時間をかけて、
土の中に細根を張り巡らせるように
成長していたわけです。
土の上の茎がしっかり育つのは、
このような地中での営みがあったからなんですね。
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にんにくが「樹」なのかは
怪しいところではありますが/笑、
「良樹細根!」
と唱えるだけではなく、
この根のイメージを具体的に持ちながら、
それぞれの業務やビジネスにおいても、
しっかり細根を張っていきたいですね。
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よーく茎の白い部分を見てみると、
少し、膨らみ始めているようにも見えます。
これから、
しっかり結球していきそうですね。