サンチャゴ巡礼【前半戦】
Santo Domingo de la Calzadaまでやってきました〜!一旦ここまでの日程を振り返ってみたいと思います。
まずフランスのBayonneから電車でSant Jean Pied Portまで行き、クレデンシャルカードを購入してスタンプをもらいます。これが、Sant Jean Pied Portからスタートした証拠になります。私は荷物を送りたかったのと疲れていたので、この日はSant Jean Pied Portに泊まりました。
そして、翌朝からスタートし、ピレネー山の途中にある山小屋Orissonまで。
1日でピレネーを超えるのがスタンダードですが、ハイキング初心者かつ体力のない私はこの山小屋を予約しました。早めに予約しないとダメなのが難ですが、体力に自信のない方はここかHunttoに泊まるのがオススメです。この日は約10km程登って終了。
翌日は山を越えてRoncesvallesまで。24km程登ったり降りたりしますが、景色がきれいです。Roncesvallesには、大きなアルベルゲとホテルが一つずつしかないので、このアルベルゲに泊まることになるのですが、ベッド数が半端ないので予約は不要です。現金オンリーなので、カードで支払いたければオンラインで予約と支払いが可能。でも、ベッドは来た順に振り分けられます。キッチンはあるが、スーパーはないので、必然的に夕食は付けることになります。翌日次の街まではすぐなので、朝食は無くても大丈夫です。夕食をお願いすると、近隣のレストランに振り分けられ、たまたま着いた席でコミュニティディナーになります。ちなみに、ホテルに泊まっても夕食は同じです(笑)
次は、RoncesvallesからZubriまで山を降り切ります。っと、ここにトラップが!アプリでは21km程と出てきますが、実際は28km程で途中かなり岩場な道のりもあるのでここがめちゃくちゃ疲れるし怪我する人も多いです。覚悟して行ったほうが良いポイント1位なゾーン。私は前日眠れなかったのもあり、ものすごーくキツかったです。他の若い人たちすらヘトヘトになっていました。
ちなみに、歩く速度は人それぞれ、競争ではないのでここは自分のペースでゆっくり行くことをオススメします。
ZubriからはPamplonaへ。前日の疲れもあり、足はガタガタでしたが、Pamplonaは有名な街なので少し観光もしたりして、やっぱり28km程歩きました。道はそこまでキツくないですが、大きな街なので街に入ってからが長いです。
ここで泊まったアルベルゲがとーってもオススメだったので、書き残します。アルベルゲの名前は、"Casa Paderborn Pilgrims Hostel" ドイツのアルベルゲで、ボランティアスタッフさんが3週間ごとに変わります。Pamplonaの中心から外側に位置していますが、激安の上に部屋もシャワーやトイレも綺麗かつ快適で、何よりボランティアスタッフさんたちのホスピタリティが良い!優しい!そして、皆さん巡礼経験者なので、疲れてやってくる巡礼者のことをよく分かってくれています。Pamplonaにはアルベルゲが沢山あるので、迷った際はぜひここへ泊まってみてください。オススメです。
PamplonaからUtergaへ。この辺りから私は足の裏が痛くて仕方がなく、Pamplonaの巡礼者用品屋さんで踵パッドを買いました。ここはUtergaの次の街まで行く人が多いですが、足に自信のない人はぜひUtergaで泊まるべきです。実際、Utergaでギブアップして、次の街までタクシーで行く人を多く見かけました。アルベルゲは2つ、レストランも1つしかありませんが、それだけで十分です。
UtergaからはLorcaへ。21km程の所をなんと25kmも歩き、途中でサイクリングロードへ迷いこんで遠回りをしていた事が分かりました。オーマイガー!もう、へっとへっと、足イタイタでたどり着いたアルベルゲがまた良かった!
アルベルゲの名前は"Lorca Hostel"韓国人のオーナーさんがとっても優しくしてくれて、会計は後で良いからまずシャワー浴びて休んで!と部屋まで案内してくれた上にビールもご馳走してくれました。
心の中は思わず号泣(༎ຶ ෴ ༎ຶ)
買ってきた卵も茹でてくれるし、夕食をお願いすると、夫さんが無茶苦茶美味しいディナーを作ってくれました。メニューは、豚のほほ肉煮込みが絶対的にオススメです。デザートにパインが出たのですが、アレルギーで食べられないと言うと商品のアイスクリームを特別に出してくれました。感謝!!!
LorcaからVillamayor de Monjardínへ。もうこの頃には足が死んでいて、夜寝る時に踵がベッドに着くだけで痛かったので、薬局で痛み止めを買い、移動距離も縮める事にしました。
Villamayor de Monjardín にはアルベルゲが2つ。小さな商店と教会があります。食事を自分で用意するほうが安いですが、私が泊まったアルベルゲ"Hogar de Monjardín Oasis Trails Pilgrims Hostel"には、コミュニティディナーがあり、食後に聖書の黙想と分かち合いに参加することもできます。ここは村のピースフルな雰囲気に惹かれてボランティアで長期滞在している人も多く、興味深い場所です。
ここまで書いて、コミュニティディナーって何?ってなるのではと思うのですが、コミュニティディナーとは、一緒に泊まっている人たちと食卓を共にする食事形式で、他の巡礼者と触れ合い、仲良くなることができます。
毎日だとちょっと疲れるけど、たまにあると楽しくて、わざわざコミュニティディナーのあるアルベルゲを選んだりしています。
Villamayor de MonjardínからLos Arcosへ13km程。ここの間の道はものすごーく平坦で歩きやすいです。私が通った日は雨だったし、足も痛いしでとても助かりました。ただ、アルベルゲはあまりオススメなところがないので、行けるなら次の町Sansolまで行くことをオススメします。翌日の朝食をSansolのアルベルゲで食べたのですが、とても美味しくて落ち着けました。
Los ArcosからVianaへ20km程。足が回復してきたので、少し距離を戻してVianaへ。でもやっぱり足が痛くて、新しい靴にしようか悩みに悩んで、今度は土踏まず用のパッドを買いました。もはや私の靴は改造されまくっています(笑)
Vianaには病院もあるのですが、症状からして足底筋膜炎になっている様なので、ストレッチとクーリングとパッドと安静と鎮痛剤で何とかすることに。公的アルベルゲに泊まったのですが、シーツが有料なので前のアルベルゲから持ってきたシーツがあると言うと値引きしてくれました。夕食は誰かのおいていったお米があったので自炊しました。
VianaからNavarreteへ。ここにも距離のトラップが。途中にLogroñoという大きな街を通るのですが、大きすぎてなかなか街から出られず、26kmも歩いてしまいました。
安静と言ったのに、舌の根も乾かぬうちに、、、。そして炎症が再燃し、足がΩ\ζ°)チーン。
でもこの辺りからLa riojaというワインの有名な地域に入るので景色は一面ブドウ畑に。そして、ワインが美味い(笑)レストランもあるけど、アルベルゲのスタッフさんが何故か私にだけ優しく、野菜やお米を貰ったのでまた自炊で済ませました。
NavarreteからNájeraへ。足がもう死んでいたのですが、Navarreteからはバスが出ていないのでやむ無く少しだけ歩いてNájera まで16km。町が見えてからがなんとも長い徒歩の旅です。
通りがかりの巡礼者の人にRiojaのワインをしこたまご馳走になり、調子に乗ってダンスまでしてしまった馬鹿はこの私です。ここで私の徒歩巡礼は一時終了しました。
NájeraからSant Domingo de la Calzadaへ22km。朝スリッパを履いたときから既に足が痛く、最早歩けんと判断しバスが通っているSant Domingoまでバスに乗って移動しました。
歩くと7時間程の道がバスだと20分。送るのに6€かかるバックパック込でも賃料は1.45€(爆)
Sant Domingoには、病院も薬局も多くのレストランも、大きくて綺麗で安いアルベルゲも巡礼者用品店も、ジェラート屋さんも大体何でも揃っています。またRiojaワインに浸りつつ、通り過ぎる巡礼者たちにBuen Camino!!(良い巡礼を!)と叫んじゃあ、コレを書いています。
なんと言ってもワインが安くて美味い。グラス1杯1€程。同じ値段で色んなワインを楽しめます。明日は少しだけ歩く予定なので、足が良くなっていますように、、、。
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