シンママ 100日後に家を買う(6)きっかけはフジテレビ
100日後に家を買う、を目標に年長を育てるシングルマザー
8社の不動産会社とのやり取りを通して、購入目指して頑張るシンママのお話です。
不動産会社とのやり取りを中心に記事にしてきましたが、本日はちょっとお休みし、住宅購入に踏み切るきっかけとなった出来事をお話したいと思います。
きっかけはフジテレビ「海のはじまり」
住宅購入を考えるきっかけは
2024年のフジテレビの夏ドラマ「海のはじまり」でした。
私がいなくなったらこの子はどう生きていくんだろう
そんな思いがよぎりました。
ドラマが始まった当時の私は、諸事情により引越しを検討しており、シングルマザー専用のシェアハウス、区営住宅、UR、賃貸など、色々な物件を探してきましたが、上手く生活環境や希望が合致せずに難航していました。
死後の先で、娘である海ちゃんがおじいちゃんおばあちゃんの家に引き取られ、実父の夏と再会し、奮闘する物語。
自分のもしもの世界を考えずにはいられませんでした。
住宅購入という選択肢
それまでは、自分に買えるはずもないと思っていて検討もしていませんでしたが、図書館に言った際に、高殿円さん著書の「35歳、働き女子よ 城を持て!」という本が目に飛び込んできました。
ドラマが始まって以来、「自分がいなくなったら…」と頭の中にずっと居座るこの問いを持ち合わせていた私は、ついに答えにたどり着いた感覚になりました。
中古マンションに関する本も併せて借りて読み漁るうちに、自分にもしものことがあった際に子どもに住まいという資産を確保できる「購入」という選択肢を現実的に考えるようになりました。
転職なし転勤なし30代会社員のシングルマザーという強み
賃貸v購入論争を眺めていると色々な意見があります。
もちろん、不安が消えた訳ではありませんし、踏み出すには誰かに肯定して欲しい気持ちでいっぱいでしたが、「私」という条件を俯瞰してみると浮かんだのは【大きな借金がこれまでにない・転勤予定なし・子が増える予定もなし・転職歴のない健康な30代会社員】
これはある意味、家族構成が決まっており資産計画も立てやすく、住宅購入をする上での強みだと思えました。
海のはじまりが教えてくれたこと
このドラマが教えてくれたこと、それは「限られた時間を子どもとどう過ごしたいか」ということです。
とある放送で、母である水季が朝の支度をして、海ちゃんはひとりで朝ごはんを食べ、支度が終わった水季が海の髪を手ぐしでひとつに結んでいるシーンがありました。
我が家そのものでした。
支度をしている間、私の視界に娘はいません。
わずかな時間ですが、どうして寄り添ってあげられていないのか、寂しいとさえ感じないほど、これを日常としてしまっていたんだと気づいたことがありました。
あと数年経てば、お風呂に入ってしりとりやクイズを出し合うこともないのだから、大人ひとりが入れるお風呂でいいのかもしれない。
あと数年経てば、シングルサイズの布団で一緒にぎゅっとして寝ることもなくなり、大の字で思う存分眠れる日がくるのかもしれない。
それでも、そのあと数年を、ふたりにとってかけがえのない時間で埋めていきたい。
その先に、2人の住まい探しがあったのです。
お読み下さりありがとうございました😊