見出し画像

ゲームメディアのレビュー

はじめに

この記事はあくまで個人の主観に基づいて制作されたものです。
正しくない箇所、賛同しかねる箇所が散見される可能性があると御理解の上でお読み進めください。
また、私は特定のゲームメディアに所属しているわけではない一般人です。


これはゲームメディアについて比較検討を行ってみるという記事である。

国内のゲームメディアは大きく書籍系(ファミ通など)とウェブ系(4gamerなど)に分けられるが、ゲーム雑誌が殆ど死に体であることやそれらのウェブ進出が著しいことから、ここではウェブ系に絞って比較する。

私の重視する点は、以下の4点

  • 記事の量、種類

  • 取り扱っているゲームの内容

  • サイトの読みやすさ

  • 信用性

  • (ゲームへの愛)

私はPCからアクセスを行い、コンシューマゲームあるいはSteamなどでプレイするPCゲームの情報を求めている。という観点で判断している。
そのため、スマートフォンサイトのレイアウトやスマートフォンゲーム、アニメなどのコンシューマゲーム以外の情報の充実度は考慮していない。


推奨

4gamer -ウェブゲームメディアの基本系

どこか一つだけゲームサイトを見るとしたら、この4gamerを推奨する。

平日に更新される記事の量は圧巻。
各社から発表されるプレスリリースなどの新情報をまとめた記事だけでなく、発売日/記念日が近いタイトルの特集記事など、毎日多くの記事がアップされている。ライターさんも人間なので、土日は比較的更新は大人しめだが、それを差し引いても充分な記事量だと思う。

取り扱っているゲームのジャンルは
主にコンシューマゲームとPCゲームでスマートフォンタイトルを取り扱うことは比較的少ない。
記事の種類は、プレスリリース系記事、プレイレポート記事、特集記事、一週間のまとめなど多岐にわたる。ただ、記事の量は多いが読み応えのある記事の数自体は少なめで、こういう発表があった、というような事実を伝えるタイプの記事が多い。
数は多くないが、特集記事の質は高い。

サイトの読みやすさは普通。
正直、時代遅れのレイアウトとサイトパーツが散見されるが、記事部分は見やすいので許容範囲に収まると思う。両脇の柱状の広告は記事途中に入ってきて遮ることがない分、ずっと目に入るので、一長一短か。

信用信頼は全面的に置ける。
記憶に残る限り炎上などの騒ぎはなく、偏った見方の記事も見かけない。


Automaton -読み応えのある新興ゲームサイト

4gamerに加えてもう一つ読むならこのAutomatonを勧める。

記事の量は豊富。
4gamerのようなプレスリリース記事は少ないが、
その分、海外での流行りの紹介やゲームのアップデート情報などを自分の言葉で解説している点が魅力的。
インディーズゲームの制作者へのインタビュー記事や、読み応えのある特集記事などもある。

取り扱っているジャンルはコンシューマゲームとPCゲーム
MODなどについての記事も多い。
PR記事(ゲーム会社などからお金をもらって書く広告記事)が偶にあり、
分かりやすくPRだと明記されているので私は問題視していないが、人によっては気になるかも知れない。
その広告記事に関してゲームというより、開発ツールのPR記事が載ることがあるため、ゲーム開発者が見ることが多いのかもしれない。
尚、日本のインディーゲームパブリッシャーのPlayismと資本関係にあることだけ留意するべき。ただ、私が覚えている限り、プレイズムのゲームを絶賛したり販促するような記事はなかったので、気にし過ぎかも知れない。

サイトの構成は見やすい。
スッキリとした構成に、大きめのサムネとタイトルが目を引く。ライターの名前が明記されている点も高評価だ。
一つ残念な点を上げるのなら、最近始まった動画を記事と同列に並べている点は好ましくない。動画と記事を見たいタイミングは違うからだ。

信用は置ける。
流行り物に乗っかる事がある関係上、時折記事の修正が行われているが、
そのタイムスタンプを残してある点も評価できるだろう。
情報の精度という観点では完全に信頼出来る訳では無いが、各種レビューや記事の質を見る限りメディアとしての体質には信用を置いている。
また、あくまで個人的な印象だが記事中の言葉の節々に
ゲームへの敬意や愛を感じられることが多いと思う。


好みによる

ファミ通.com -大丈夫、ファミ通のウェブサイトだよ

ゲームメディアといえばファミ通という人も多いだろう。
上記2サイトと比べると、国内ゲーム企業との強力なパイプを元にしたインタビューや取材記事が多いのが特徴か。

取り扱っている内容もアニメやスマートフォンゲーム、コンシュマーゲームからPCゲーム、eスポーツまで多岐にわたる。
個人的にはこのジャンルの幅広さが故に、ダラダラと見るには記事数の多さと雑多さが厳しいため、目当ての記事が決まっていないと見づらい印象。
サイトデザインは比較的マトモだが、記事の内容が広範囲に渡るせいで中々見やすいとは言い難い。正直なところ、アクセスして一番上に出てくるのが連載コミックとe-Sports特集と新作アニメのまとめ、ではなんのサイトか分からない。コアなゲームファンというよりは多趣味なオタク向きといった様相。
FFやモンハンなどの国産のメジャータイトルだと、ファミ通.comにしかないインタビュー記事などがたまにあるので、偶に見に行くと良いだろう。

正直圧倒的に記事量が多く、決まったものしか見ていないので誤報の有無はあまり確認できていないが、あまり目立った間違いは少ないと思う。
また、レビューに関しても良くも悪くも当たり障りがない物が多い印象で、偏見や過激な姿勢は見られない。
尚、ジョジョに40点満点を付けたことでときおり話題になるファミ通の採点は信用できない指標として話題になることが多いが、点数以外は比較的的を射た意見が多い印象。レビューを参考にするなら星の数ではなくて、そこに書かれた文章の方。みたいな感覚で読むと良いと思う。
腐っても大手なので、なんだかんだコンテンツ量はあるし、
それなりにちゃんとしてる。


doope! -海外ゲーム特化の個人運営ゲームメディア

このdoope!で扱っているのは主に海外のコンシューマ/PCゲーム、
いわゆる洋ゲーだ。

記事量は相対的には控えめだが、充分な情報量がある。
洋ゲーであればメジャーから非メジャーまでかなり幅広く取り扱っており、ときおり、他の大手メディアで扱っていないような情報が載っている。
あるいは、海外の大規模ゲームイベント「E3」近辺に開催されるPC game showなどの発表会翌日にアクセスすると、英語で発表された新情報の記事が日本語で載っていてとても重宝する。
個人二人組が運営しているということもあり、更新頻度はそれほど多くない点はややネックか。

サイトデザインは一番見やすい。広告も無い。
また、FFやモンハン、ゼルダといった国内のメジャータイトルについての記事は全くと言って良いほど無いので、好みはわかれるかもしれない。

特にやらかした記憶はなく、基本的に信用している。


電ファミニコゲーマー -色々な意味で「濃い」ゲームメディア

電ファミニコゲーマーは好き嫌いが分かれるサイトだと思う。

以前はゲームクリエイターへのインタビュー記事を中心とした独自記事のみで記事量が少ない代わりに良い記事ばかりだった印象だが、最近は普通のプレスリリース記事も多く載せるようになった模様。
また、それに伴ってゲーム以外の情報も増えていて、
目当ての情報を見つけるのが少し難しくなったように感じる。

PR記事が偶にある点は、Automatonと同様に注意が必要。
また、人名企業名を始めとした記事内容の誤りはかなり多く、
情報源として信用するには今一つな印象
また、ゲームメディアというもの自体への言及回数も多く、色々と試行錯誤しているとは感じるが、高みを目指して肝心の足元がお留守な印象

それでも、電ファミニコゲーマーにはゲームへの愛があると私は感じる。
ある意味ファミ通とは正反対で、ライターの書く整っていない生の言葉が読めるのがこのサイトの良いところだと思う。
尋常ではない量の記事が何本もあり、外向けにメディアが見せる記事としてはどうなんだと思うような表現や構成がいくつもあるが、
そこに愛があると思える限りは、読み続けるだろう。

明確に人を選ぶサイトであることは間違いないし、
良い記事の割合も低いが、確たる独自性のあるサイトである。


特筆すべき点なし

取り立てて悪い点がある訳では無いが、
わざわざこれらのサイトで見たい情報があるかと言われると、
うーーん……というようなサイト
個人的な興味関心とズレているだけで、特徴的な長所があるのかも。

Inside

扱うジャンルは多岐にわたるが、
大きなサムネイルが目を引き、目当ての情報を見つけることは容易。
比較的グッズについての情報が多いことが特徴だろうか。
個人的に興味のない情報ばかりが載っているのであまりアクセスしないが、人によってはハマるだろう。

Gamer

基本的にスマートフォンゲームについての情報が中心となっている。
ある意味日本のリアルなゲーマーの姿ではある
私がスマートフォンゲームについてあまり詳しくないため、
情報については判断ができないが量は十分にあるように感じる。

記事のジャンル分けが見やすい点は高評価。
リアルイベントについての記事が多いように見受けられる。
個人的に興味のない情報ばかりが載っているのであまりアクセスしないが、人によってはハマるだろう。

電撃オンライン

ゲームメディアというよりは、
ゲーム、アニメ、ホビー系総合情報サイトの印象。
Webサイトとしては見づらいレイアウト、
さして豊富でもない情報量、
独自記事の少なさなど、残念な点が多い。


非推奨

以下のメディアについては情報源として信用が置けず、
メディアとしての姿勢にも同意できず、
アクセスするべきではない
と考えている。
デマや偏った意見をもとに書かれた記事が多く、ゲームへの愛も感じない。
嫌いなゲームのレビューを以下のサイトへ見に行って、想像通り貶されているのを見て悦に入るというような使い方はできるかも知れないが、
そんなことに時間を使うべきではないだろう。

Game Spark

ブラッドボーンの未プレイレビュー記事(通称栗本チャレンジ)、東京五輪に託けたすぎやまこういち批判記事、あたりは比較的有名なやらかしだが、それ以外にもライターの方のツイッターが中々な内容であったり、記事下部のコメント欄が荒れやすい上に恣意的な運営方針が取られているなど、
信用出来ない理由には枚挙に暇がない。

IGN Japan

IGNという海外大手ゲームメディアの日本支部。
個人的にIGN自体も信用していない(海外であんなに大きな扱いを受けている理由が分からない)が、輪をかけて酷いのがIGNJことIGN Japan。
個人の思い込みや政治的スタンスをもとに語られるレビュー、過度に目立ちたがる姿勢、ライターのスタンスや記事中の表現、ゲーム情報の記事の少なさetc…
個人的に最も信用が置けない。

デマゴーグ

Bloombarg

bloombargの望月記者のツイート及び執筆した記事が話題になることがあるが、個人的に全く信用していないし、フェイクニュースであったことが幾度となく判明しているので、読むべきではないだろう。
4kSwitch、マイクロソフトの国内ゲーム会社買収報道、PSVR2減産報道など彼の書く記事に置けるフェイクニュースの実績は潤沢だ。
Bloombarg自体は大手の経済誌なので、虚偽記事の内容を元に株価が上下することがあり、株式市場操作ではないかと疑われることもしばしば
正直なところ、日経が可愛く見えるレベルでやらかしまくっているので、デマゴーグに近い情報源として扱うべきだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?