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Nomu30を組んでみた

自作キーボードというジャンルがある。その中でもキー数が極端に少ないキーボードを扱う一派が存在する。たとえばテンキーなしのキーボードでおよそ60鍵だが、この一派は30から40鍵というキー数でやりくりしている。

そもそもアルファベットが26文字であるから、当然数字キーもない。ファンクションキーなどもっての外だ。それで満足に文章が綴れるのか。大丈夫だ。今まさに僕は31キーしかないキーボードでこの文章を綴っている。
そのキーボードの名はNomu30という。

こんな感じのやつだ。

自作キーボードは様々な部品を半田付けしたりする必要のあるホビーだが、さらにこの少数のキーでやりくりする一派にはそれ以外の楽しみがある。それがキーマップの設定だ。そもそもキーが足りていないため、いくつかのキーを組み合わせて入力したりといった工夫が求められる。別段誰から求められているわけでも、正解があるわけでもない。ただ自分が納得できるかどうかだけがゴールという素晴らしい趣味である。

そこでこんな感じのキーマップを作成してみた。

なるべくシンプルに、覚えやすく、無理のない方向で考えた結果、このような形に落ち着いた。スペースキーの位置がAの隣にあるとか、常識的には考えられない配列だとは思うが、割と快適に打てている。

また日本語配列に関しては、小猫配列を使うことを前提としているが、もちろんローマ字入力でも特に問題なく打つことができるし、ショートカットキーも限定的ではあるが使うことができる。Fnキーを使わなければ、実質二つのレイヤーだけでおおよその文字は入力できるはずだ。

現在不具合がないかどうか確認している最中だが、今のところ大きな不具合は存在していないように見える。ともあれ今後しばらくはこのキーボードをメインとして扱っていくつもりだ。ただ、小さすぎて肩こりの心配はある。あとは小指を酷使することになるので、その辺りをどう解消するかが今後の課題になるかもしれない。

何はともあれ、以前から狙っていたキーボードを入手して大変嬉しい。なおお約束なので書いておく。

※この記事はNomu30で書きました。

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神沼三平太@怪談を書く人
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