青江配列
青江配列とは
青江配列とは、神沼三平太の考案した仮名入力配列です。
基本的には左右の人差し指でシフトする同時打鍵方式です(が、バージョン0.5から独自の同時打鍵方式へと発展をしています)。
見てもらったほうが早いかもしれないですね。
基本的な配列の説明
(v.0.4まではこれしかありませんでした)
単打
キーをそのまま打てば入力できます。Yのキーは打ちづらいので使用しません。
Fシフト
左手のホームポジションの人差し指と、他のキーを同時に打鍵すると入力できます。F+Rの「改」はEnterキー、F+Yでは鉤括弧が入力されるようになっています。
Jシフト
右手のホームポジションの人差し指と、他のキーを同時に打鍵すると入力できます。J+Hでバックスペースキー、J+Uでスペースキーになります。
FJシフト
両方のホームポジションの人差し指と、他のキーを同時に打鍵すると入力できます。「ぽ」「ぴ」「ぱ」については、通常のキーボードで打ちづらかったので、エイリアスを設定してあります。またF+J+Yで丸括弧が入力できます。
ここまでで基本的にかなは全て打つことが可能です。したがって、以下は蛇足です。
同時打鍵によるキー入力のエイリアス設定
(v.0.5から充実するようになっています)
ここからが現状の青江配列の特徴になるかと思います。まず、この配列は基本的に「親指を使わない」ことを目標としています。なぜなら作った時点で、作者が両方の親指が腱鞘炎気味だったからです(元々は親指シフターでした)。
さらに現在は、なるべく指が動かないで入力できることも目標としています。
そのために、v.0.4系の配列に「エイリアス」という別のキーの組み合わせで、同じ文字を入力するという方式を取ります。
一部の打ちづらいキーのエイリアスを設定
まずはTキー単打の「ち」が打ちづらかったので、ER同時打鍵にエイリアスを設定してあります。Bキー単打の「そ」も打ちづらいので、AS同時打鍵にエイリアスを設定しました。これで大きく指を伸ばす必要なくなりました。
下段のキーのエイリアスを設定
作者は、下段のキーを打つのが若干苦手だったので、下段のキーを打つために、上中段の同時打鍵にエイリアスを設定しました。どちらで入力しても同じ文字が入力されますので、好きな方を利用してください。
エイリアスを利用したFJシフトの設定
設定したエイリアスに対しても、FJキーを用いたシフトを設定してあります。基本的には濁点、半濁点を実現するためですが、いくつかの打ちづらかったキーも配置しています。
ここまでをまとめたものが以下のものです(上中段のみ)。
二本指揃え単打(隣あったキーの同時押し)
二本指揃え単打(隣あったキーの同時押し)FシフトとJシフト
三本指揃え単打(隣あった3つのキーの同時押し)
実はここまでのエイリアスでは、下段のVキーとMキーに配置された「こ」「ご」「ま」が下段に配置されたままになっています。これらにエイリアスを設定します。ただ、キーの数が限界なので、三本指揃えを導入します。何という屋に屋を重ねた構造!(威張れた話ではない)
他にもGHのキーに配置されている「た」「く」が少々打ちづらく感じたので、エイリアスを張っておきました。
さらにFJシフトも導入してあります。これらをまとめたものが以下のもの。
全体キー配列表
そんなわけで、やたらと面倒臭そうな配列の紹介でした。実際には「どうしても上中段のみで頑張りたい」という人以外には関係のない部分も多いですので、好きなように打つと良いと思います。この表には「や」のエイリアスとして、QWERの4キー同時打鍵も入れてあります。これはF+ASDの4連同時押しで「よ」が、J+KL;の4連同時押しで「ゆ」がそれぞれ出力されることに対応させたものです。
どうしたら使えるの?
神沼がMacユーザなので、きちんとしたものは、Karabiner-Elements用の設定ファイルしか用意できていません。もし興味がありましたらご自由にお使いください。