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【海外ドラマ】『名探偵ポワロ』を観て思うこと【ネタバレ無し】

 最近、デヴィッド・スーシェ版の『名探偵ポワロ』を観ています。
 今回はストーリーとは関係無い部分……たとえばポワロのファッションとか、この辺りの時代を描いた作品あるあるとか、そういうことについて書いていきます。
 なので、ネタバレは一切ありません!
 
安心してご一読ください(^^)


①ブートニエール(ピンブローチ)

  スーシェ版『名探偵ポワロ』はシリーズ13まであり(完結済み)、私はシリーズ1から順番に観ているわけではありません。気になったタイトルをピックアップして観ています。
 私は大のチョコレート好き(今日も食べました)なので、シーズン5 第6話「チョコレートの箱」を早々に観てみました。
 すると、それはポワロが初めて私立探偵として仕事をした時のエピソードが回想形式で描かれているお話で、「ポワロはなぜいつも同じブートニエール(ピンブローチ)をつけているのか?」という謎も解明されます。

スーシェ版ポワロ by miinyan

 上の画像の向かって右側のポワロの胸に、ほんの少し紫色が見えますよね?こんな感じでさりげなく胸元に花(生花だったり造花だったり)を飾りつけるのが紳士のオシャレの一つらしいです。
 ポワロは花瓶型のブートニエール(ピンブローチ)をつけていて、その花瓶に挿さっているように見える感じで小ぶりな花をさりげなくつけています。それがまた可愛いのです(*˙˘˙*)
 ポワロの事務所兼住まいに置かれている電話は黒電話ならぬ「白電話」で、ポワロがよく使っている食器は白地に金縁。スプーンも金色。どれも可愛くてオシャレです♡

②スパッツ?ゲートル?レギンス?

 『トレンチコートの女』というフィルムノワール映画で「ゲートル」というものを初めて知ったのですが、ポワロもそれをつけています。イギリスは寒そうですもんね。
 『名探偵ポワロ』の中ではそれは「スパッツ」と呼ばれていて、ゲートルとスパッツは同じものなのか気になって調べてみました。
 どうも同じもののようで、しかもそれは「レギンス」と呼ばれることもあるそうです。
 レギンスは「脚(legs)」から来ていて「スパッツ」は「泥よけ(spatterdashes)」から来ているそうで、初めは用途が違ったのでしょう。
 ゲートルの語源はさっと調べただけではわかりませんでした。今の日本では登山用品として「ゲーター」と呼ばれているみたいです。

③THE BULL

  『名探偵ポワロ』シーズン6 第1話「ポワロのクリスマス」中盤に、ポワロとジャップ警部が並んで街を歩くシーンがあります。その時「THE BULL」と書かれた看板のある建物が見えます。

THE BULL by miinyan

 この辺りの時代のイギリスを描いた作品『高慢と偏見』や『ダウントン・アビー』でも「THE BULL」という看板を見かけた気がするんですよね。
 bullは日本語で言う「雄牛」であり、牛の絵も描かれているので、「精肉店かな?」と思っていたのですが、どうも簡単な宿泊施設が併設されたパブ(今の日本で言うところのカフェのような飲食店?)のようです。しかしながらbullを英和辞書で調べてみてもそのような説明は出てきません。
 なぜ「THE BULL」=パブ付き簡易宿泊施設なのか?もしくは私のこの認識が間違っているのか?いつか解明したいです。

-miinyan-

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