家族という名の脅威
「家族は大事」
「家族を大切に」
昔からそう言われてきたし社会にそう刷り込みされて来た。自分自身も家族はそういうものだと疑問も抱かずに生きていた。
でもそれは誰が決めたんだろう。
確かに父と母が結婚して今の自分が居るし、父は亡くなったけどこうして然程金銭面で苦労して生きてはいない。( 母親をはじめ祖父母や親戚が働き、サポートしてくれたからだということは承知している。 ) それらを感謝せずに生きていくことは不可能だろう。分かってる、もうちゃんと分かっているけれど数年前から蟠りがある。
『育ててくれたことに感謝はしているけれど尊敬は出来ない。だから家族を大切にしようと思えない。』
これが結論だと思った。母のお腹から産まれてきたけれど結局は同じ血の流れる他人だしふざけながらも良くしてくれている姉だって他人だ。
どうしても尊敬できない家系で、親戚で集う時は苦痛で仕方がない。誰かを卑下してそれが面白いと思うのかみんな笑っている。もちろん自分の感じていること全てが正しいとは限らないけれど居心地は悪い。「○○は駄目だね」「○○はバカだから(笑)」という言葉が常に飛び交っていて自分が有利な位置に居ると安心して笑っている。
いつからこうだったんだろう。自分が物心つく前から?自分が進学して実家を4年出た時から?けれどそんなんはどうだっていいや。
こういう気持ちを持っている自分は親不孝なんだろうか。ごめんね。
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