軟禁状態2日目。【日記】
見出し画像、お分かりいただけるだろうか。
陶器シェルターの中央奥。
捕まってしまった被害者が縮こまり震えている。
そして恐ろしいことに、そんな震える被害者を横に大喜びしている子ザメちゃん。きっと被害者は恐怖である。
被害者のことを、ここからはヤモ氏とお呼びしていく。
ヤモ氏と出会ったのは、一昨日のキッチンのシンクだった。
私は皿洗いをしようと水を勢いよく出した。
すると右端にある皿とシンクの隙間で何がバタついた。
私は一瞬固まった。
ついこの間、キッチンの下の戸棚を開けた際に、お亡くなりしていたGに遭遇したばかりである。
Gは言わずと知れた『一匹いるなら百匹いると思え』の著者である。本当に恐ろしい。
そのため、私はGを駆逐するべく、G団子🍡を家の至る所に大量に仕掛けている。
きっとそのGも🍡に仕留められたに違いない。
しかし、その大きさやたるや、親指ほど👎
もう、これは百匹コースを覚悟した🪳🪳🪳…
そんな事があった矢先である。
キッチンのシンクでバタつく影。
正直、終わったと思った😱
奴か…!そう思ったら、まさかの可愛いヤモ氏🦎''
私は迷わず捕獲した🤲
そして以前水槽として使っていた、スッカラカンのガラス水槽にヤモ氏をポイした( ᐛ )ノ⌒🦎
ヤモ氏は状況が理解できず歩き回っていた。
しかし、なぜかガラスは登れないようだ。
(壁が登れないなんて、本当にヤモ氏なのだろうか?)
もしかするとシンクの中にいたため、油か洗剤か何かわからないけど指紋をヤられたのだろうか(;'ω'∩)
とりあえず、家にあった爬虫類用?の餌を2~3粒入れておいた。
しかし、やはり人工物だと食べてはくれない。
餌は鮮度が命か。
私には、餌として飛ぶ虫を捕まえる技量も勇気もない。
生きたエサの捕獲は諦めて、ヤモ氏の様子を窺った。
落ち着く場所が欲しいのかもしれない。
それか腹が減っているのかもしれない。
そろそろ、ヤモ氏を解放する時が来たか。
私はとりあえず、自分の夕飯の蕎麦を啜った。
ヤモ氏を眺めながら。
そして一旦ヤモ氏を放置して、noteの街を巡った。
次に水槽を見た頃には、もうヤモ氏の姿は見当たらなかった。
私は寂しさも感じつつ、少し安心した。
ガラス水槽の上部は開いている。
いつでも逃げようと思えば逃げれるのである。
だから、ヤモ氏が登れるようになり逃げたのだと思っていた。
登れるようになって良かったと。
もう水槽の中も片付けか。
そう思った。
そうやって、外に連れ出してもらう戦法だったのか…!
見つかってしまったのが、誠に残念である。
ヤモ氏、悲しみ。
能ある鷹は爪を隠す。
能ないヤモは尾を隠せず。
違うか。
頭隠して尻隠さず。
そうこれだ( ˘ω˘ )
ちなみに、このシェルターは手作り。
ボンドで石くっつけたやつ。
ちゃっかり気に入ってもらえて嬉しかった(笑)
#どうでもいいか
しかし、軟禁2日目。
さすがに飲まず食わずは可哀想だ…
(捕まえた時点で可哀想なのは言うまでもない)
そろそろ解放しないといけない気持ちと、もっとヤモ氏を眺めていたい気持ちがせめぎ合っている。
あぁ、いけない。犯罪者の心理をここで理解するわけにはいかないのだ。このまま行けば私は犯罪者になりうる。まだピポ🚨🚓られたくはない。
しかし、もう捕まえた時点でアウトなのかもしれない。それならいっその事、最後まで共に…!
( ゚д゚)ハッ!
やはり、犯罪者心理…!
私はもうダメかもしれない。
誘拐してしまった以上、今更逃がしても罪に問われる身だ👮🚨👮♂️
はぁ…。
せめて、餌を食べる瞬間くらいは見たかった…
サポートして頂けるとありがたいです(*´꒳`*)