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ねこの紹介|黒白ねこのミーちゃん

6年前から家族の一員になった黒白猫のミーちゃん。
ミーちゃんとの出会いと、うちに来た日のことについて書いてみたいと思います。

お目目クリクリで可愛いミーちゃん


ミーちゃんは元ノラ猫でした。
今住んでいる家の大家さんから譲ってもらいました。この大家さんは、地域の保護団体とも連携されていて、近所のノラ猫さんたちの面倒をみている、とってもやさしいご夫婦です。

当時、ペットNGの物件に住んでいました。

お店をやっていた頃に、よく遊びに来てくれていたノラ猫ちゃんがいました。サビ猫のチョコちゃんです。とても人懐っこい子猫。この子を保護したいなーとずっと考えていたのですが、ペットNGではそれも叶いません。


サビ猫のチョコちゃん、この子を探しているうちに奇跡が起こる!?


ある日突然、サビ猫のチョコちゃんがぱったりと姿を見せなくなったのです。どうしたんだろう、事故に遭ったのかな?好奇心旺盛だから、別の場所で人懐っこさを振る舞いているのかな?
そうだったらいいんだけど、もし何か良くないことが起きていたら・・・

毎日遊びに来ていたのに、急に姿を見せなくなってしまったので、心配でたまらなくなり、近所を探しに行ったものです。

そんな時に出会ったのが、今の家の大家さんです。

大(大家さん)「どうしたの?何か探しているの?」
私「ノラの子猫を探しているんですけど・・・」
大「うちにいっぱいノラ猫いるよ。その中にいるかもしれないから見ていく?」

もしかしたら、サビちゃんいるかもしれない!と少しだけ期待を膨らませて家にお邪魔させていただきました。

大人の猫から小さな子猫まで、7~8匹くらいいたでしょうか。
でも残念ながら、サビはいませんでした。

大「猫好きなの?」
私「はい。出来たら猫と一緒に暮らしたいと思っているのですけど、住んでいる家、ペットNGなんです」
大「そうなんだ。うち今空き部屋あるよ。猫も飼っていいよ」
私「えっ?本当ですか?」
大「部屋の中見てみる?」
私「本当にいいんですか?見たいです」

その物件は少し小高い場所にあって、見晴らしがとても良い部屋でした。
賃貸のひとめぼれってやつです。
ここに住みたい!

私「本当に猫飼ってもいいんですか?」
大「いいよ。うちにも何匹もいるし。なんならうちにいる猫を飼ってもいいよ」
私「えーーーー!!本当ですか!!」
(ウソみたい!夢じゃないよね!?)

私「相談してみますので明日以降の返事でもいいですか?」
大「いいよ。部屋が空いたままよりは、入ってくれたほうがうれしいからね」

うそのような本当の話です。
偶然過ぎるけど実話です。

家に帰って、夫に相談。
夫も猫を飼いたがっていたので、即決です。
翌日大家さんに、お部屋を借りたいことをお伝えし、あらためて大家さんの家にいる猫ちゃんを見させてもらいました。

大「どの子がいい?たくさんいるからね、迷っちゃうかもね」
私「そうですね。できれば子猫がいいなと思ってます」

そんな会話をしている時、小さな黒白の猫が勢いよく走ってきました。
私の足元に来たかと思うと、また猛ダッシュで奥に行ってしまう。
かと思ったら、また私の足元に走ってきました。

(この子と縁があるに違いない。この子にしよう)

私「さっきの黒白の子に決めました」
大「ああ、ミーちゃんね。あの子でいいの?」
私「あの子を譲ってください」
大「じゃあミーちゃんで決まりだね。引っ越しすんで落ち着いたらミーちゃんを引き取りに来てね」

話はとんとん拍子に進みました。

(ケージとかキャリーケースとか、トイレも用意しないと)

そこで夫がこんなことを言い始めました。
「Youtubeで見たんだけど、ケージって100均で売ってる材料で作れるみたいよ?」

(マジ?自分で作れるの?大丈夫?)

そんな心配はよそに、さっそくダイソーでワイヤーネットを1枚購入。
寸法を測り、設計図みたいなものを書き始め、必要なワイヤーネットと結束バンドを算出。
ワイヤーネット44枚、結束バンドたくさん、突っ張り棒の少々、クッション性のあるマットとか、ケージを作るための材料をすべてダイソーで買い集めました。
頑丈にするために園芸用の太めのポール4本はホームセンターで購入。
予算は7000円くらいかな。

で、自分で作り始めました。

完成した手作り猫ケージがこちらです。
(本当に作っちゃった)


各階に扉があって、どこからも入ることができます


さあ!猫を迎える準備は整った!
ミーちゃんを迎えに行こう!

大家さん宅にミーちゃんを迎えに行きました。

大「名前は決めた?」
私「ミーちゃんです。今まで慣れ親しんでいる名前がいいと思いますから」
大「それがいいよね。じゃあミーちゃん、元気でね」


キャリーケースに入れられたミーちゃん。
不安そうにキョロキョロ、か細い声で鳴き始めました。

「新しいおうちに行こうね。大丈夫だよ」

その声が届いたかどうか・・
ずっと泣き続けていました。
怖かったと思います。知らない人に連れて行かれるのですから。

(ミーちゃん、うちに慣れてくれるかな・・)

その心配は現実となりました。
うちに着いて、キャリーケースから解放。
これが失敗でした。
ケージの中まで連れて行けばよかった。

一目散に家具のすきまに隠れてしまったのです。

固まるミーちゃん


この状態で、なんと6時間。ずっとこんな狭い中でじっとしていました。
目も開いたまま、閉じることなくずっとこのままでした。

「怖いよね。ごめんねミーちゃん。安心できる場所だよ。大丈夫だよ」

やさしくミーちゃんに語りかけました。
ちゅーるで誘ってもみました。

効果なし・・・

お腹すいたよね。
トイレもしたいよね。
お願いだから、そこから出てきて。


そんな願いが通じたのか、それともお腹がすきすぎたのか。
6時間経って、ようやく動き始めました。



ケージにも入ってくれました。


でも、この日は何も食べてくれないし、トイレもしませんでした。

一晩様子を見て、どうしても困ったら一旦大家さんの家に戻してみよう。
大家さんもそう言ってくれたことだし。


そんな心配は、翌朝見事に消えていました。
ごはんも食べてくれた!
トイレもしてくれた!

触れることは大丈夫です。そこは嫌がりません。

よかったぁ。あのままずっと狭いところから出てこなかったらどうしよう。
そんな心配は一晩で無用となりました。



ミーちゃんがうちの子になった瞬間でした。


わが家に慣れてくれたミーちゃんは、いっぱいおちゃめなことをして、笑わせてくれます。





安心のリラックス体勢


ミーちゃんがうちに来てくれた日のお話でした。あれから6年。
毎日元気です。

うちに来てくれてありがとう。





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