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自分の潜在意識がどのように働いているのかを知っていますか?



日々の生活の中で、私たちはさまざまな感情を経験します。楽しい瞬間、焦りを感じる瞬間、そして未来への期待や不安。

それらの感情の多くは、自分でも意識しない「潜在意識」と深く関係しています。

前回の記事で触れたように、集合意識は社会全体を包み込み、私たちが他者とつながる力を象徴するものでした。

一方で、潜在意識は私たち一人ひとりの心の中に隠されたエネルギーです。この2つが互いに影響を与え合いながら、私たちの日常や未来を作り出しています。


集合意識と潜在意識の関係性を振り返ってみましょう

今日の記事は、特に「潜在意識」にフォーカスし、その仕組みや日常への影響について深掘りしていきます。

潜在意識の働きを知り、それを活かすことで、自分自身や未来への理解が深まるはずです。

それでは潜在意識の世界をじっくりと紐解いていきましょう。



潜在意識と無意識の違い

潜在意識と無意識という言葉。似たような言葉ですよね?

この二つの言葉はしばしば混同されがちですが、それぞれの意味は異なります。その違いを具体例とともに説明しますね。


無意識とは?

無意識とは、私たちが普段まったく気づいていないままに働いている心の領域を指します。これには、私たちの意図とは無関係に自動的に行われる行動や反応が含まれます。

たとえば、呼吸をすることや心臓が鼓動すること、まぶたが瞬きをすることは、すべて無意識の働きによるものです。これらは、私たちが意識的に指示をしなくても、自然と行われています。これは無意識の最も基本的な役割の一つです。

さらに、無意識は本能や直感的な反応を支えています。たとえば、突然の大きな音に驚いて身を縮めたり、危険を感じると体が自然に警戒モードに入るといった反応は、無意識のうちに私たちを守ろうとする働きです。

このような無意識の働きは、生きるうえで非常に重要な役割を果たします。

無意識と潜在意識の違いを考えると、「コントロールの可能性」が一つの基準になります。無意識の働きは基本的に自律的でコントロールできないものですが、潜在意識の働きは気づきと向き合いによって変化させることができます。(これがこの後に出てくる「潜在意識は変えられる」という考え方につながります)

無意識は私たちの土台として常に働き続けていますが、その影響力の一部が潜在意識と交わることで、日々の選択や行動に影響を与えていると言えるでしょう。



潜在意識とは?

一方、潜在意識は「普段は意識していないけれど、気づこうと思えば気づける」心の領域です。

たとえば、過去に受けた失敗の経験が潜在意識に刻まれていると、同じような場面に遭遇した時に、「また失敗するかも」と感じることがあります。

これは潜在意識が私たちの行動や選択に影響を与えている一つの例です。

潜在意識を考えるうえでよく例えられるのが幼少期の出来事です。子どもの頃に「失敗はダメなことだ」と何度も言われた経験があると、大人になって同じような状況に直面したとき、「また失敗したらどうしよう」と感じてしまうことがあります。

このように、過去の出来事が記憶の中に刷り込まれているので、また同じようなことが起きると、無意識のうちに同じことを繰り返してしまうことがあります。

潜在意識と無意識の線引きはとても曖昧で、難しいところではありますが、「無意識のうちに何かをした」ということは、過去の経験が影響していることからいうと、潜在意識の領域であるともいえます。

たとえば、初めて訪れたカフェで席を選ぶとき、無意識のうちに壁際や隅の席を選ぶことがあります。これは、過去の経験や本能的な安全意識によるもので、「落ち着ける場所」を直感的に探し、選んでいるのです。



また、職場や学校で初対面の人と話す際、「なんとなくこの人は親しみやすい」と感じたり、「この人とは距離を置きたい」と思うことがありませんか?

これらは、過去の人間関係や経験が関わっています。

しかし、人それぞれ経験してきたことは違います。個人ごとに、その感覚は違うものということがいえます。自分は近寄りがたい存在と見ていても、別の人からみたらフレンドリーに接することができるということは、いくらでもありますからね。



このように、過去の出来事が記憶の中に刷り込まれているので、また同じようなことが起きると、無意識のうちに同じことを繰り返してしまいます。

では潜在意識というものは、もう何も手を打つことができないのでしょうか?

いいえ、これは変えることができるのですよ。

無意識はコントロールできませんが、潜在意識は気づきと向き合うことによって変えることが可能です。

この違いを知ることで、私たちは意識して変わることができるのです。



潜在意識はどのように作られたの?

潜在意識は一体どのようにして作られたのでしょうか?

ここからは、私たちがどのように価値観や信念を身につけてきたかを振り返ってみますね。


親や家庭環境からの影響

私たちが生まれて最初に触れる価値観は、親や家庭環境からの影響によるものです。幼少期に親から言われた言葉や、親の行動を見て学んだことが、潜在意識に深く刻まれます。

たとえば、親から「失敗は恥ずかしいこと」と言われ続けた子どもは、「挑戦=失敗」という思い込みを潜在意識に抱きます。この思い込みが、後の人生で「挑戦したいけど、失敗が怖い」という感情を引き起こします。

こうして出来上がった潜在意識を、認知行動療法の分野では「スキーマ」と呼んでいます。スキーマは、過去の経験などから作られた価値観 、自分だけの生き方のルール 、後天的なもの 、個人の判断基準などから出来上がった認知の枠組みのことです。



社会や教育の影響

学校や社会からの影響もスキーマの一部です。潜在意識を作り出した重要な要因となります。

「勉強ができる人が優秀」「人と違う意見は良くない」といったルールは、子ども時代に繰り返し耳にすることで潜在意識に刷り込まれていきます。

親から影響を受けた価値観と、学校から受けた価値観、さらに社会から影響を受けて価値観が固まっていきます。

それは、「思い込み」となって、人の思考を作り上げます。



思い込みが行動を方向づける

こうした価値観や信念は、成長するにつれて「思い込み」として私たちの中に定着します。

この「思い込み」は、日常の選択や行動を左右するだけでなく、時に私たちの成長や挑戦を妨げる原因ともなります。

ポジティブな思い込みであれば良い影響を与えることが多いですが、ネガティブな思い込みは無意識のうちに足かせとなり、新しい一歩を踏み出すことを躊躇させてしまいます。

この「思い込み」がとても大きな力で、私たちの行動や感情に影響を与えています。

思い込みについては、ここで書くよりも、次回の記事で取り上げたいと思います。自分の思った通りの未来を手に入れるためには、「思い込み」について知っていただくことが近道となります。どうぞお楽しみにしていてください!



潜在意識に気づき、活かす方法

それでは、自分の潜在意識に気づき、それを活かすためにはどうすればよいのでしょう?

ここからは、具体的な方法をいくつかご紹介しますね。


自分の思考や感情を観察する

日常生活の中で、自分の思考や感情を観察する習慣を持ちましょう。

たとえば、「失敗が怖い」と感じたとき、それがどのような過去の経験に結びついているのかを考えてみます。自分の感情のルーツ(どこで出来上がったの?)を知ることが、潜在意識に気づく第一歩です。

ひとつ注意点があります。
自分の感情のルーツを辿るということは、過去の怖い経験を思い出すことにもなります。もしかしたらトラウマに触れることにもなりかねません。

そのような時は、「今現実にそれが起きているわけではない」と、自分に言い聞かせてくださいね。


ネガティブな思考をポジティブに置き換える

ネガティブな思考に気づいたら、それをポジティブな言葉に置き換えてみましょう。

「どうせ無理だ」→「次はできるかも」
「失敗したらどうしよう」→「失敗しても次に生かせばいい」

このシンプルな置き換えが、潜在意識をポジティブな方向へ導きます。


瞑想や深呼吸で心を整える

瞑想や深呼吸で心を整えましょう。自分自身と向き合う時間を作ることで、ネガティブな思考も和らぎます。

静かな場所で目を閉じ、「私は今ここにいる」と意識するだけでも、気持ちは落ち着き、潜在意識とつながりやすくなります。


小さな成功体験を重ねる

いきなり大きな目標に挑戦するよりも、まずは小さな目標が達成できる習慣をつけましょう。小さな目標というとピンと来ないかもしれませんね。こんなことをやってみたらどうでしょう?

「今日のうちに部屋を片付ける」
「ありがとうを伝える」
「好きな音楽を聴いてリラックスする」
「一日一つ感謝することを見つける」

このような小さな行動でも、それができたことの喜びと達成感が積み重なることで、潜在意識にポジティブな考え方を刻むことができます。

いかがですか?今すぐできそうなことばかりですよね?

潜在意識に気づき、活かすということは、いつでも今すぐにでもできることばかりです。

ぜひチャレンジしてみてください。あなたの潜在意識が変わることで、未来の景色もきっと変わるはずですよ。



潜在意識は変えられるし、未来を引き寄せるあなたの力となります

潜在意識は、私たちの行動や選択に静かに影響を与え続けています。しかし、それをただ受け入れるだけではなく、自分自身で意識的に変えていくことが可能です。

潜在意識に気づくために、より自分自身と向き合いましょう。それは誰にでもできることです。

日々の中で自分の思考や行動に気づき、小さなことでもいいので変えていこうと意識することで、考え方が変わり、未来は少しずつ変わっていきます。その一歩が、あなた自身の可能性を広げていくし、周りの人々や社会全体にもポジティブな影響を与える力となるでしょう。

「自分にはできる」という思いを大切にしながら、今日から新しい行動を始めてみてください。未来は、あなたがその一歩を踏み出した瞬間から変わり始めますよ。

あなたならきっとできます!




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