寝る前に風呂に入りなさい
昨日は風呂にも入らずに寝てしまって、そんな日の翌朝はもう気分は最悪だ。ただでさえ体調がすこぶる悪いせいで思うように動けないことに落ち込んでいるというのに、更に気は沈んでいく。「落ち込んで底まで落ちたらもう上がるしかないでしょ」などと言う人が居るけれど、感情に底なんか無いだろ。
意識がはっきりしない状態でも出来ることをやろうと、溜まっていた段ボールと古紙を紐で括り、スプレー缶のガス抜きをし、あとはギターで遊んでいたら1日はほとんど終わってしまった。恐らく楽器の演奏は禁止されている物件だったと記憶しているが、俺がしていることは到底楽器の演奏と呼べるものではないはずだ。
そんな訳で、就寝の準備に入る前に何かもうひとつ位やっておこうと、この文章を書き始めている。この頃、体調の優れない中でも出来ることとして、時々noteに文章を書いているが、どのような文体で書くべきかということに少し悩んでいる。口語に寄せて書いてみたが、そんなことを考えるような場ではないと思えてきた。21歳の夏に悩んでいることがnoteに投稿する文章の文体とは、この先の人生どうするつもりなんだろうか。悩んでいても仕方ないので、文体の統一感なんてものは気にしないでおこう。そもそも誰も読んでねえよ。
いざ書き始めたはいいものの、特に書くようなことも見当たらず、ただ顎髭を触っているだけの時間を15分程過ごしてしまった。そして絞り出したのが、今日(もう昨日になるのか)の朝食兼昼食として食べたカップ焼きそばについてだ。そんなテーマで一体誰が読むのかという気になるが、ほとんど誰も読んでいないだろうし、読み始めた人をここまで読み進めさせる程に面白い文章ではないので、カップ焼きそばで書き進める。そもそもあれは焼きそばなのかという疑問があるが、それについてはまた別の機会にするとして(そんな話を何処かでしようとするな)、昨日食べたものは最寄りのスーパーオリジナルのものだった。カップ焼きそばはUFOが最も美味しいと思っているのだが、この頃はその商品をよく食べている。太めの麺が好きなのだが、その商品の麺はUFOに近く、且つUFO程濃い味ではなく、食べている間に飽きが来ないのだ。こっちの方が美味しいのではないかとさえ思え、好きなカップ焼きそばランキングの変動を予感しつつある。
それで何の話がしたいのかといえば、美味しいと感じることに味や匂い以外の要素がどこまで影響を与えるのかという事である。そのカップ焼きそばは、UFOの半分程度の値段なのだ。価格が安いということが、美味しさを増幅させているのではないか。カップ焼きそばでなくても、「このお店は安いのに美味しい」などと思うことは誰しもあると思うが、それはその安さだからこそ美味しく感じているのであって、「このお店は安いから美味しい」のではないだろうか。
兎に角、美味しいという感情は純粋に味のみによって生まれるものではないのだと感じた。このようなことを言うと、食べたものが美味しいかどうかについて日々面倒に考えているのかと思われそうだが、これは2つのカップ焼きそばのいずれが美味しいのかというところから考えたことであり、大前提としてどちらも美味しい上に、身近な食べ物の中で美味しくないものをほとんど知らない。
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