苦痛生

名を名乗り、宜しくお願いしますと言うだけの自己紹介をすることがどうしても出来ない。かといって面白い話が出来る訳でもないため、良い印象は抱かれないだろう。しかし結果的に、他の誰よりも自己を紹介しているのではないだろうか。

苦痛生

名を名乗り、宜しくお願いしますと言うだけの自己紹介をすることがどうしても出来ない。かといって面白い話が出来る訳でもないため、良い印象は抱かれないだろう。しかし結果的に、他の誰よりも自己を紹介しているのではないだろうか。

マガジン

  • 通院日記?

    2023年1月末から意識がはっきりしない状態になり、7月より精神科に通い始めました。お酒に酔っている時に近い感覚で毎日を過ごしています。地獄です。その通院の記録とするつもりですが、体調や病院に関することに拘らずに書きたいと思っています。 10月半ば頃より本来の意識状態に戻りつつあります。

最近の記事

髪を伸ばすべきか

 約5カ月ぶりに「通院日記?」を書いている。月1回のペースで通院は続いていて、単に書くのをサボっていただけだ。サボっているという表現は正しいのか。これを書くことに時間を使っていないのは、寧ろ良いことなのではないか。何か文章を書く機会を欲しているだけで、これを書くことで得るものはきっと無い。  5回の通院について綴ることは面倒だ。今の状況を簡単に書くくらいにして、最近の思いを記しておこうか。  割と良い意識の状態で生活が出来ている。少しづつ回復しているように思っている。サイン

    • 読書体験記

       「分かり得ないと分かっているされども人である故我に日々問う」    私は何故本を読むのだろうか。非常に難解な問いである。読書という行為が日々の生活に溶け込んでいるために、あらゆることに思いを巡らせなければならなくなる。読書というものの性質を顧みても、答えが出ることは無いのだという気がする。私は何故生きているのかと自らに問い続けることに等しいのだ。  私が最初に本に触れたのは物心がつく以前なのだろう。実家には書斎のような部屋が一室あり、あらゆる本が並んでいた。父親が読書を好ん

      • 症状が出てから約1年

         7月末に書き始めたこの「通院日記?」も、遂に10回目を迎えた。病院へ通い始めたのは7月末だが、初めて症状が出てから1年弱が経とうとしている。  未だに治った訳ではない為(治る日は来るのだろうか)、通院が続いているのであるが、回復の傾向がみられることは確実である。  今年も12月に入り、結局高尾山へは行かないまま、もう紅葉の季節は終わろうとしている。紅葉への拘りは特に無く、いつ行っても良いのだが、いつでも行けると思い結局足を運んでいないことが問題なのだ。    12月5日。1

        • 皆は何を理解しているの。分かっているの。

           11月7日。9回目の受診へ行ってきた。相変わらず割と良い意識状態で過ごすことが出来ている。  この日は、家を出る時に雨が降っていなかったのだと思うが、傘を持っていかなかった。  駅から病院へと歩き出すと、急に雨足が激しくなった。駅から病院までは15分ほどかかる為、土砂降りの中を何かブツブツ文句を言いながら歩いていた。傘を持ってこなかった自分に対しての文句か。或いは、雨に濡れると困る靴を履いていたことへの文句か。どちらにせよ大差は無い。ただ、土砂降りの中を独りで話しながら歩い

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        • 通院日記?
          10本

        記事

          勘違いではなかった。少しは自分の感覚を信用してみようか。

           ハッピーハロウィン!なんて文句で始められる程に俺の人生は華やかなものでは無いが、昨日はハロウィンだったようで、この文章を読んでくれている人はどんな風に過ごしたのだろうか。「通院日記?」を書き始めてから3カ月程経つが、読んでくれる人からの感想なんてものも欲しくなってくるのだ。これまでに何人か感想を伝えてくれる人が居たが、本当に本当に嬉しい限りだ。「ハロウィンはこう過ごしたよ!」なんてことも是非教えてくれたらと思う(イベント事に胸を躍らせるような人がこの文章を読んでいるとはあま

          勘違いではなかった。少しは自分の感覚を信用してみようか。

          服を作る人に囲まれて、ペンを走らせる

           10月3日に7回目の受診へ行ってきたが、「通院日記?」を書かないまま、今日、10月17日に8回目の受診を迎えてしまった。  ついさっき授業が終わり、学校の図書館でこの文章を書いている。博物館の授業だったのだが、一体俺は何のために学芸員の資格を取ろうとしているのかと考えながら、この文章を書いている。  図書館はあと15分程で閉館する。もう少し長く開けて欲しいものだ。結局、食堂に移動するだけで、家には帰らないのだけれど。  そんな訳で、10月3日、7回目の受診について。  前回

          服を作る人に囲まれて、ペンを走らせる

          サインバルタ

           9月19日。6回目の受診へ行ってきた。なかなか通院日記を書く時間と心の余裕がなく(心の余裕は今も無い)、9月も末日になってしまった。  この日もいつもと同じように待合室で待っていたが、恐らく俺を呼びに来ただろうカウンセラーが、俺の姿が見当たらないというような様子で1度戻っていった気配を感じた。直視していた訳ではないが、確実に自分が認識されていないと感じた。多分、帽子を被っていたせいだろう。  少し経った後で、受付の人に確認してやっと俺を認識したようだった。その時も直視してい

          サインバルタ

          俺はnoteを書いている場合なのか?

           9月7日に5回目の受診へ行ってきた。前回に続いて、受診の日からこの文章を書くまでに時間が空いてしまった(それは悪いことなのか?)。何の為にnoteに書いているのかもよく分からなくなってきた。これに時間を割いている場合ではない気もする。  初診が7月20日だから、もうそれから2か月程経っている。初診の日に薬をもらって、ほんの少しだけ症状が和らいだ気がするが、結局大きな変化は無い。先生の「ひと夏かけて良くしていきましょう」って言葉に期待したけれど、もう夏も終わろうとしていて、学

          俺はnoteを書いている場合なのか?

          帰ってきたら冷房がついていたけれど、コロナ期間に寒気が酷くてあまり使ってなかったからプラマイゼロだ!

           病院を受診してから、今この文章を書くまでに10日程経ってしまった。というのも、コロナウイルスにかかって、丸4日程ほとんど寝ているような感じだった。いや、あとの6日は何をしていたんだ。大体、普段から寝ているのと大して変わらないような生活じゃないか。  今回からカウンセリングが始まるということで、どんなカウンセラーだろうと緊張しながら病院へ向かった。診察の前にカウンセリングなので、待合室で、病院が発行している新聞のようなものを読んで緊張を誤魔化そうとしていた。  病院も4回目と

          帰ってきたら冷房がついていたけれど、コロナ期間に寒気が酷くてあまり使ってなかったからプラマイゼロだ!

          寝る前に風呂に入りなさい

           昨日は風呂にも入らずに寝てしまって、そんな日の翌朝はもう気分は最悪だ。ただでさえ体調がすこぶる悪いせいで思うように動けないことに落ち込んでいるというのに、更に気は沈んでいく。「落ち込んで底まで落ちたらもう上がるしかないでしょ」などと言う人が居るけれど、感情に底なんか無いだろ。  意識がはっきりしない状態でも出来ることをやろうと、溜まっていた段ボールと古紙を紐で括り、スプレー缶のガス抜きをし、あとはギターで遊んでいたら1日はほとんど終わってしまった。恐らく楽器の演奏は禁止され

          寝る前に風呂に入りなさい

          括弧を使うと、句読点を入れる場所がよく分からなくなる

           2023年8月16日。映画を観に行ってきた。「夢見るペトロ」と併映作品の「いつもうしろに」。上映時刻は20時50分。20時半頃に、西武新宿駅の方から歌舞伎町を横目にテアトル新宿へ歩く。「通院日記?」を読んでくれてる人は分かると思うけど(そんな人居ないわ)、相変わらず意識ははっきりしない。この日は、人と会って話した後だったせいか少し調子良く感じていて、歌舞伎町の方のビルの上の階にはどんな店があるのかなと眺めながら、途中で横を通った「DUG」に今度行ってみたいなと思いながら歩い

          括弧を使うと、句読点を入れる場所がよく分からなくなる

          生活リズムチャレンジカード作ろうかな

           3回目の病院に行ってきた。寝て起きてから書こうかと迷ったけれど、今日の感覚を忘れないうちに書いておきたいと午前2時に書き始めている。もう今日じゃないのか。  今回の受診が終わって、なんだか気が重い。前回から9日経ったけど、完全に夏休みに入って生活リズムも糞も無いような日々を送っているから、寝る前に飲むことになっている薬も飲んだり飲まなかったりだった。寝る前ってのがいつなのかも分からない生活だもん。学校に行くことが無くなって、会う人も居ないから、映画を観に行くか本屋に行くか服

          生活リズムチャレンジカード作ろうかな

          コンビニで飲むコーヒーが安いこと知りつつ足はドトールへ向く

           初診から10日と少し経った。もらった薬が効いてるみたいで、意識がはっきりしつつあるような気がする。まだ本調子とはいかないけれど、そもそも本調子がどんな感じだったのかを上手く思い出せない。それでも、少し本が読めるようになってきた。医学とか薬学って偉大だなーと思う。この経験を理由にして医者を目指しちゃいそう。  昨日は2回目の受診で、その前に学校に行ってきた。そもそも、学校の医務室に相談して精神科に行くことになったから、状況を報告したかった。これまでも何度か行って、好き勝手に話

          コンビニで飲むコーヒーが安いこと知りつつ足はドトールへ向く

          夏休みだ!

           もうすぐ7月が終わろうとしていて、夏休みが迫っている。学校に行くことで、かろうじて世の中に存在しているような気になっているから、長期休みは世界に存在していないも同然だ。自分を学校というもので誤魔化すことが出来なくなる。きっと自分の中で、自分に意味を持たせたいっていう欲が強いんだろう。死にたい死にたい言ってる癖に死のうとしない俺は、ものすごく生きたいと思っているんだというような気がしてくる。生きたいというか、生に望むものが大きいんだろうか。生とか死とかに無関心で居られない。何

          夏休みだ!

          精神科に行ってきた!

           半年程前から体調不良に苦しんでいる。意識がはっきりしないような状態で、自分が存在しているのかどうかもよく分からない。今も、そんな状態の中、大学の図書館でこの文章を書いている。顔を上げて周りを見てみる。イヤホンをしながら本を読んでいる人。何か聴いているのかな。もし音楽を聴いているんだとしたら、読書と音楽鑑賞のどっちがメインなんだろうか。それを聞くために話しかけるなんてことはとても出来ないな。  4月頃からは、意識がはっきりしないこと以外の症状も出ている。手が震える、焦点が合わ

          精神科に行ってきた!

          2022年

           2023年2月5日。今年が始まって1カ月くらい経った。何もせずに1日をだらだらと過ごして朝5時半。まだ外は暗い中、全くと言っていい程に暖かみの感じられない真っ白い光が闇に抗っている部屋で2022年に思いを巡らせる。  時は変わらず流れているだけなのに1年という区切りを強く意識する自分がなんだか頭の固い人間のように思えてくる。そもそもなんで1年は12カ月で365日なのかもあまり分かっていないのに。結局自分は本質を見ていないんだというよく分からない着地をする。これこそ本質を見て