この時期に必ず思い出すこと
「大人になったらこういう女性になるんだ!」と、小学6年生ぐらいから理想の自分像を固めていたと思う
幼稚園の頃は「サンタさんウチに来たよ!」と、よくいじわるしてくる女の子の話を聞いて「お父さんだよ!(にっこり)」と一回だけ言ったことがある。
「絶対サンタさんだよ!」という彼女の真っ直ぐな目に(ごめん!)となってから可哀想になった。彼女の夢を、子供の夢を壊しちゃいけないんだ。と悟った
(自分も子供なくせにね、生意気なんだわ。)
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雪が降る前に欲しいプレゼントを一緒に買いに行くの
大きなおもちゃ屋さんへ連れてってもらうのがクリスマス前の1番の楽しみ
だいたい映像が流れているコーナーで何度も立ち止まりじーーっと見ているので、私は置いてかれ、迷子確定
父の機嫌が悪くならないよう母はつきっきり
妹は母にべったりだから迷子になったことはない
いつものことだから!大丈夫!と言い聞かせて
みんなを探す
いつもなら見つかる時間、全く見つからないと
とっても寂しくて(本当に、置いてかれたんだ)
と、いつからか思うようになってしまった
妹の誕生日は12月だからプレゼントが二つ
すっごく、ズルいと思った
仕方ないことなんだけどそこらへんは子供なんだね。と記憶を振り返り自分に笑えてしまう
お家に帰るとすぐに買って貰ったプレゼントは家の中で1番高い所の押し入れに入れられる
(パタン)それは寂しい瞬間。はやくソレで遊びたい気持ちをグッと我慢させられる日々は苦痛ね、なんとも言えない感覚
時々「遊ばないから!押し入れ開けて?プレゼント見たいの!」と母にお願いしてプレゼントの包装紙をチラッと見せてもらうのだ
カタチあるもの、確認すればそれを遊ぶ自分が想像でき楽しそうだ
その日までなんとか頑張って、待てた
そしてクリスマスになるとやっと高い所の押し入れからプレゼントを取ってもらえて、私の手元にくる
嬉しいのは嬉しいけど
自分の頭の中で散々遊んでいたから楽しさは半減
どーーーーしても妹のおもちゃで遊びたくなる
そのおもちゃは頭の中で遊んでいなかったモノだからね
「かして!」と言って取ったら(たぶん妹になんかしたかも。)「それはみーのじゃねえろ!」と、めちゃくちゃ怒鳴られたと同時に叩かれて大泣きしてたら、妹が顔にシール貼ってくれた。きっと私が泣いたから
大泣きして顔にシールを貼っていて、妹が笑顔で私の顔を覗き込んでいる一枚の写真がまだ実家に残っているだろう
まあ、そんなエピソードがあるのだから
「サンタさんは日本にはいないよ?〇〇ちゃんが見たのはきっとお父さんだよ?」と丁寧に教えちゃう子で、クリスマス会で「サンタさん登場です!」という幼稚園の先生の声にみんなが振り返り、階段から登場するバスの運転手さんに心の中で(お疲れさまです!)と言う可愛げのない子供だった
クリスマスシーズンになるといつも思い出す
これは私の定番エピソードなのだ
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大人の世界も大変だけど、子供の世界は窮屈でいっぱい
学校は楽しくなかった
押し込まれたかのような教室がきらいで
我慢してイスにくっつけている自分
大人の世界もそれはそれで大変だろうけど
(親、親戚、周りの大人)を見れば自分が大人になったらこういう立ち位置にいて、一生ハサミを握って仕事していこう。と決めていた
家庭に入るのは性格上むりで
もし素敵な出逢いがあるのなら
家庭を守ってくれる人が良い
亭主関白ではなく自立していて
お料理も上手で楽しくしてくれる人
男性だから外で働く!ではなく、どっちでもいい
むしろ私が外へ出る!待っててくれ!がんばるよ!という女の子だった
だって、かっこいいじゃん
自分でなんでもできちゃうんだよ
….。
そんな私は今年で33
自分でお店を持ち1ヶ月経った
すんごく、楽しい
おかげさまで心穏やかに過ごせている
それは、沢山の人に支えられているから。
だから私は真っ直ぐに、ここに立っていられる
感謝の気持ちで胸がいっぱい
母のおかげで憧れの美容師さんと出逢えたこと
そして自分もその人のようになりたいと思って
我慢して、我慢して通った小中高
理美容業界への道へやっと片足を踏み入れた専門学校
ここに、私はやっとこれた... それが嬉しくて。
やっと学べる技術や、必要な知識を学べた環境
学校がすっごく楽しい場所だと初めて思った
ずっとこれを学びたくて仕方なくて
今それができている自分に(よかったねー)って
言いながら勉強していた日々
ひとつも無駄なことなんかないよ。
生きていると色んなことがあるけれど
全部含めて言えることは
生きている。という命のありがたさ
今日も私の大切な人達が生きているということが
私は嬉しい
また逢えるから、それが嬉しいの
ありがとう
長生きしようね!
いっぱい笑おう!
今日も1日笑顔で心穏やかに過ごせますように。
いつもここから祈ってるよ
だから、また逢おうね!
\ 大切な貴方に届きますように。/