5月🎏

いつのまにか5月。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、保育園も登園自粛が続いています。
勤務先の園では登園児数は日によって違うけれど、だいたい全園児の半分から3分の1くらい。
保育士も交代で出勤しています。
通常は年齢別の保育を行なっているけれど、今は異年齢での混合保育です。

新年度になってすぐにこの態勢になってしまったため、子どもたちは新しい担任に慣れる間もなく5月を迎えました。
でも子どもたちの順応性は高く、毎日笑顔で、毎日汗びっしょりで遊んでいる様子に元気をもらっています。
行事も中止や延期で、その準備や練習に振り回されることもなく、毎日よく遊び、よく食べ、よく寝るという自由な保育もいいなぁと思いつつも、年齢に合った活動の必要性も改めて感じています。

この生活がいつまで続くのか…考えたって仕方ないけれど、やっぱり考えてしまいます。
今より状況が悪くなることだってありえるし、最低でも現状維持、そしてみんなの生活が維持できるような対策を急いでもらいたいです。

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保育園は登園自粛にはなっているものの、休園ではないので結局毎日がいわゆる“密”の状態です。
保育士はマスクをしていますが、子どもたちはほとんどしていません。
ソーシャルディスタンスを保つことは不可能です。
それでも医療従事者の方、保健師さん、スーパーやコンビニ勤務の方、介護職の方、ひとり親家庭でひとりで家計を支えている方などなど、どうしても仕事に行かなくてはならない方がいて、そのお子さんを預かる保育園も必要なわけです。
それから、お仕事をしているのか「?」な保護者のお子さんも数名登園しています。
これは行政のほうからも受け入れるように話がありました。
なぜ登園させたいのか…それは保育園に来ているほうが安全だと思われるからです。
虐待やネグレクトの疑われるケースは年々増えています。
保護者と離す時間が必要だったり、給食が大事な栄養源になっていたり。。
こんな時なのに…と思うけれど、こんな時でも別の問題を抱えた保護者もたくさんいます。

昨日、ひとり暮らしをされている認知症のお年寄りを家にとじこめていたら症状が進んでしまうのではないか、という内容のツイートを見かけ、確かにそうだなぁと思いました。
児童養護施設で育った一人暮らしの若者が、頼れる家族がいないことで精神的にも金銭的にも追い詰められているという記事も読みました。
どちらの事例も自分が身をおいている福祉の世界の問題なのに、それぞれの分野が抱えている困りごとを把握できていないのだから、他業種の方々の大変さはもっと分からない。
知ろうとすること、知らんぷりしないこと。
自分のことでも精一杯だけど、私にもできることがあると思うのです。

だから。
まずは自分の健康管理を怠らず、笑顔で保育を楽しみ、まわりの人たちや大事な人たちのことをよく知り…。
と、つまりは穏やかに健やかに、日々を丁寧にすごしたいと思います。

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今日のnoteのタイトルは「5月🎏」。
季節の絵文字をと🎏を入れました。
今年はこの状況でこいのぼりの制作ができなかったけど、来年はできるといいな。
そのためにも、まずはSTAY HOME!!

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