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【一首評】

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短歌を一首取り上げて、鑑賞します。
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【一首評】水平線をかすめるような七並べ後にも先にもこの一度だけ(五十子尚夏)

【一首評】水平線をかすめるような七並べ後にも先にもこの一度だけ(五十子尚夏)

水平線をかすめるような七並べ後にも先にもこの一度だけ
/五十子尚夏「秋に消えゆくもの、冬に留まるもの」

七並べを始めるとき、7のトランプが縦一列に並ぶ。左には6、5、4と、右には8、9、10と、順番に世界は広がってゆく。

子どもの頃、初めて親と七並べで遊んだとき、AとKは隣接しているとして扱うルールを「地球まわり」という名前で教わった。だから七並べには、世界地図で西の端と東の端がくっつくような

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