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第1子の困った行動は実は親が大切に育ててきた証
3人目を出産したあと、長女の扱いに困って
親子関係の心理学にたどり着いた。
親子関係の心理学を学んで、すごく良かったと思ったのは
自分の生きづらさは、親のせいでもなく
厳しく育てられたからでもなく
自分の出来事の捉え方の癖だったと気付けるようになった事。
まだまだ癖は沢山あるけれども昔に比べたら
ほんとにラクに生きられるようになった。
今日はそんな気づきの一歩になった、
兄弟構成からくる思い方の傾向のおはなし。
第1子(長男長女)は唯一親を独占できた経験の持ち主。第2子、第3子は上がいるのでいつも勝てないし、独占できないのだ。
第1子は親にとっても初めての子どもだからそれはそれは丁寧に大切に育てる。
だから、子どもはとっても嫉妬深くなる。親は自分のものだと思うから。誰にも渡したくないと思ってしまう。
特別扱いされるのが当然でちょっぴりプライドも高いから
自分以外の人に親(お母さん)の関心注目がいくのは絶対に許せないのだ。
下の子が生まれてから、上の子が赤ちゃん返りしたりグズグズしたり、お母さんにやたらべったりするのは
または、お父さんを嫌いになるのは
お母さんやお父さんの関わり方が悪いからではない。
自分を特別扱いしてくれる人
身の周りの世話を甲斐甲斐しくしてくれる人
つまり「お母さん」を
取られるのが悔しいし、誰かに取られてお母さんを失うのではないかという恐怖と
(お母さんを失うというよりかは自分を心地よくさせてくれる存在を失う恐怖なのかもしれない)
私の邪魔をしやがってという猛烈な怒りと
複雑な感情が渦巻いて
自分でもこの感情をどうして良いかわからない状態が困った行動として現れていて
そんな時は子ども自身もお手上げなのです。
だって初めて感じる不快な感情だから。
上の子には厳しくしてしまったから子どもが困った行動をするのではないか。と親は罪悪感に苛まれるけれど
第1子の困った行動は
むしろその逆で、お母さんが子どもが全てと思って大切に大切に育ててきた。という証。
だから、第1子が手に負えない時は
お母さんが充分に愛情を注いできたことを思い出して、子どもが自分では手に負えない感情に困っているのかもしれないという部分にフォーカスを変えることと
感情に寄り添い感情を放出させてあげる(泣く怒りを出させてあげる)と
困った行動が困った行動ではなくなるのです。
第1子は、どうしようもない自分の感情との付き合い方を学び
そのストレスをバネにして
人生を切り開いていくミッションがあるのかもしれませんね。