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コンサル一年目が学ぶこと

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個人的おすすめ度 ★★★★☆

 コンサルに就職を考えている人もいない人も読んで全く損はしない本。私自身もコンサル会社に就職する予定はない(希望してもいけないだろうけど。。)。常に心がけているのは、本に書かれていることを全て鵜呑みにしないこと。特にこのようなタイプの本は、筆者の経験や思考が混入しているため、筆者の価値観が反映されている部分もあるため、自分と意見が合わない部分もある。そういう部分は反面教師と捉えて成長していこうって考える。
 ただ、社会の荒波とかなんも知らない自分には社会人になっての理不尽な出来事や、これから巻き起こる事実をしっかりと知る必要があると思うので、私はこの本を読んで結構勉強になった。

ちょうざっくり概要

 社会人一年目として企業ではどのような役割を担うべきなのかについて、コンサル会社出身の筆者の知見をもとに4章に分けて説明されている。

本書の章構成

1. コンサル流 話す技術
2. コンサル流 思考術
3. コンサル流 デスクワーク技術
4. プロフェッショナル・ビジネスマインド

感想

「まず、結論から話しなさい」
「PREPの型 結論→理由づけ→具体例→結論の繰り返し」
(1章より)

 コミュニケーションの鉄則。自分の伝えたいことをだらだらと話していても、相手には伝わらない。Qに対してAをするときにはまず、結論から。英文みたいな感じな気がした。これ大事だと思う。なかなか学校では教えてくれないようなこと。当たり前なのかもしれないけど、いざ実践するとなるとなかなかうまくいってないと思う。実践して自然とできるようにしていくべき。

[○]
Q:あなたはどんな食べ物が好きなの?
A:私は寿司が好き。なぜなら…

[×]
Q:あなたはどんな食べ物が好きなの?
A:私は肉か魚かでいえば魚が好きで、生魚が好きだから、寿司が好き!

相手の期待を超え続けること
「相手の期待を超え続けることがビジネスの基本。そのためには、まず相手の期待の中身を把握する必要がある」
(1章より)

 コンサル会社での経験であるため「相手の期待を超え続ける」と書かれているが、これは社会人になったら常に心がける必要がありそう。この「相手」は上司ではなくクライアントである。上司に好かれるため、怒られないためにやる仕事ではモチベーションは上がらないし、クオリティーを確保できない可能性がある。やりがいを見つけ出しつつ、120%の解答を出せるように頑張る必要があると思った。

「答えを知る前に、1分だけ自分で考える時間を作る」
(2章より)

 頭を使うために必要不可欠。私は、結論を知りたがるが、そのプロセスって意外に重要。「なぜ〜だから結論は**なのか?」ということを答え合わせをする前に少し考えるだけで思考力はすごくつくと思った。これも意識して実践したい。例えば算数とかは「1+1=2」なのかもしれない。でも「なぜ1+1=2なのか?」と聞かれても私は答えられない。この「なぜ?」までも応えることができて一流だと思う。だから会計士の勉強をしていたときに講師の方がよくおっしゃっていた「結論をただ単純暗記によって覚えるのではなく、その裏側までも理解する必要がある」という言葉をより強く感じた。

「ワンスライド・ワンメッセージ」
(3章より)

 これは、プレゼンを行うときのこと。パワーポイント などで作成するわけだが、これも実にしっくりくる。パワーポイントには、文章を羅列するのではなく、図解を多く取り入れ、見やすいデザインとすることを今までも意識してきたが、私は「文字をいかに減らすか」を目的としていた。文字をゼロとすることが目的でなく、一つのスライドに一つの情報のみを提供するということが、最重要なのだ。これからゼミなどでのプレゼンではそれを意識していきたい。

最後に

 1冊目の感想。これが、ずっと続けられるかは不明だけど、自分が振り返えって見たときに「ああ、こんな内容の本だったな」って、これを読んで分かるくらいの内容がかければいいな。


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