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三沢光晴から学ぶ現代の消費者考
金曜はマニアック趣味の日 プロレスより
天才プロレスラー三沢光晴がリング禍で命を落としたのが15年前。
死因は試合中に急角度のバックドロップを受けた際の衝撃による頚髄離断でした。
その死を多くのプロレスファン、プロレスラー、プロレス関係者が悲しんだ傷ましい事故であります。
中でもプロレスラーがその原因をいろいろと考察していました。
様々な意見を述べられているのを見た中で、自分なりの考えとしては消費者の熱狂も原因の一つだと思います。
こちらの記事でも述べさていただいたように、
ブックのあるプロレスでなぜこのようなリング禍が起きたのか?
↑記事でも述べさせていただいているとおり、観客の熱狂がプロレスの勝敗に大きな影響を与えるという論を展開させていただいてます。
逆説的な言い方をするとレスラーの仕事は観客をより熱狂させることになります。
そこの焦点を当てすぎると過激路線に走ってしまうのは仕方がないことで。
投げっぱなしのジャーマンスープレックスやトップロープからのブレーンバスターなど、私世代が見ていたプロレス技の数倍危険な技がフィニッシュホールドとなっていたように思います。
言うなれば観客の過激な要望に応え続けた結果に起こった不幸な事件という見方もできるような気がします。
しかし、これはプロレスといコンテンツだけに止まらず、様々な分野で消費者の欲や要望が暴走して、それに応えようとする事業主や従事者が越えては行けない一線を越えていく。
それが人の死であったり、ネットでの誹謗中傷や犯罪行為であったりします。
だから今盛り上がっている「ブレイキングダウン」なんか見ていて面白いけど、いつか何か大きなことが起きるのではないかとハラハラしています。
(もうすでに法を犯している関係者しるしね)
なので演者、関係者がプロフェッショナルであることはもちろん、観客、消費者もある程度のプロ意識を持ってサービスを受けることは必要だろうなと思います。
何事もスマートにいきたいものですね。