ドッグスポーツに愛犬と挑戦!経験者がすすめるドッグスポーツ8選!
犬と暮らしのなかで、ドッグスポーツをやってみたいと思ったことはありませんか。
犬が好きな人ならテレビや動画で一度はドッグスポーツを見たことがあるかもしれません。
犬連れ登山やキャンプも楽しいのですが、大会に参加したり記録に挑戦できるドッグスポーツで味わう達成感は格別です。
ドッグスポーツは「走る」「モノをくわえて運ぶ」「匂いを嗅ぐ」など、犬の特性を活かしたアクティビティです。
当記事を最後までお読みいただくことで、ドッグスポーツに挑戦してみたくなることでしょう。
ドッグスポーツに挑戦してみよう!
ドッグスポーツにはどのようなものがあるのか
ドッグスポーツには、アジリティーやディスクドッグをはじめとして、雪国で盛んな犬ぞりレースや狩猟ができる地域で行われるフィールドトライアルといったドッグスポーツも行われています。
地域や気候といった一定の条件を満たさないとできないドッグスポーツもありますが、都会に住んでいても、取り組めるドッグスポーツもあります。
そこで、当記事では筆者の経験をもとに、現在日本で行われているドッグスポーツのなかでも、地域や気候といった特定の条件でなくても挑戦できるドッグスポーツを取り上げて紹介していきます。
犬の特性によって挑戦できるドッグスポーツもさまざま
犬の特性や個性によって、挑戦できるドッグスポーツもさまざまです。
速く走ることができる犬もいれば、おっとりした性格の犬もいますし、体の大きさや体形も考えて、その犬に合ったドッグスポーツを選んであげるとよいでしょう。
挑戦するドッグスポーツを選ぶ際に、一緒に暮す犬がどんな特性や個性を持っているのか、何をするのが好きなのかということを日頃の生活で把握しておくと目安になります。
各地で開催されている大会やイベントに見学に行ってみると、どんな犬が参加しているのかがわかるので参考にできるかもしれません。
多くのドッグスポーツは人と犬がペアになって取り組むことになるので、犬の特性や個性を把握しておくことに加えて人の得意不得意も合わせて考えることで、その犬に合ったドッグスポーツに出会えることでしょう。
ドッグスポーツがおススメな理由
ドッグスポーツに取り組むことでしつけの問題も解決しやすくなる
ドッグスポーツをおススメする理由のひとつに、しつけの問題が解決しやすくなる点があります。
ドッグスポーツでは、人の指示に犬が従うことで成り立つことが基本となるため、実際の練習では「スワレ」や「マテ」といったことから教え始める場合がほとんどです。
「スワレ」や「マテ」はしつけの基本となるので、ドッグスポーツを始めることでしつけの問題もクリアできてしまいます。
ドッグスポーツとしつけ教室を一緒に教えてくれるスクールもあるので、ドッグスポーツの始め方を相談してみるのもいいかもしれません。
犬とコミュニケーションが取りやすくなる
ドッグスポーツを始めるにあたって、多くの場合は基本となる「スワレ」や「マテ」などから教え始めます。
これは、人の言葉に対して犬が何をするのかについて人と犬との間に共通認識を持つ作業になり、コミュニケーションの基礎となる作業です。
「スワレ」などを教えることで、犬は人の言葉に耳を傾けるようになるため、日々の生活においてもコミュニケーションが取りやすくなります。
犬と暮らす充実感が爆上がりする
ドッグスポーツは、人が犬と一緒になってひとつのことに取り組むことになりますので、それまでに感じることがなかった達成感や充実感を味わうことができます。
そしてドッグスポーツは人と犬がコミュニケーションを取りながらやるものなので、犬との絆もさらに深まりますので、犬と暮らす充実感が爆上がりすることでしょう。
ドッグスポーツの種類その1(人も犬も運動するもの)
アジリティー
アジリティーは人と犬がペアになって行う障害物競走ともいえるもので、コース内に設置されたハードルやトンネル、シーソーといった障害を指定の順番に通りクリアしていくドッグスポーツで、毎回異なったコースを走る点が特徴です。
日本でも人気が高いドッグスポーツで競技会が各地で開催されています。
競技会のスケジュールが主催者のホームページに掲載されていますので、興味があれば競技会を見学してみてはいかがでしょうか。
ジャパンケンネルクラブ
犬の総合教育社会化推進機構(OPDES)
ジャパンドッグアジリティー協会
エクストリーム
エクストリームはアジリティーに似ていますが、さらにスピード感があるドッグスポーツです。
アジリティーよりもコースがシンプルではありますが、ハードルなどの障害が設置されているコースを走り抜ける点はアジリティーに近いものがあります。
エクストリームチャンピオンシップ
ディスクドッグ
ディスクドッグは、人が投げたフライングディスクを犬がキャッチするドッグスポーツで、さまざまな技を見せるフリースタイルと遠くに投げられたディスクをキャッチするディスタンスという種目があります。
ディスクドッグは、犬が取りやすいようにフライングディスクを投げることが重要で、人も技術を磨くことでより楽しむことができます。
こちらも主催者のホームページに競技会スケジュールが掲載されていますので、競技会もぜひ観戦してみてください。
National DiscDog Association
日本フリスビードッグ協会
ドッグダンス
ドッグダンスは人と犬が音楽に合わせてダンスをするドッグスポーツで、
他のドッグスポーツとくらべるとエンターテイメント色が強いといえます。
人と犬とがコミュニケーションを取り合いながら楽しく演技するドッグスポーツです。
犬の総合教育社会化推進機構(OPDES)
ドッグスポーツの種類その2(主に犬が運動するもの)
フライボール
フライボールは、ハードルが設置された直線のコースを犬だけが往復して、ボールボックスからボールを取ってくるドッグスポーツです。
複数のペアによるリレー形式で対戦するものと1ペア同士で対戦するものがあります。
コースを走るのは犬だけとなっており、人は犬を送り出すこととボールを持って戻ってきた犬を迎える役割を担います。
ジャパンケンネルクラブ
ドグタウン工房
ルアーコーシング
ルアーコーシングは、犬がルアー(疑似餌)を追いかけて走るドッグスポーツで、タイムを競います。
動いているものを追いかけるという犬の性質を発揮できるドッグスポーツで、ルアーを一生懸命に追いかけてコースを走る犬の姿を見ることができます。
モノを追いかけることが大好きな犬に挑戦させてあげたいですね。
ドッグスポーツプロダクション The N.P.A
ドッグスポーツの種類その3(激しい動きがないもの)
ノーズワーク
ノーズワークは、所定の場所に隠された臭いを探し当てるドッグスポーツで、場所や状況の他に臭いの種類によって難易度が異なります。
特別な設備を必要としないので手軽に始められるうえに、犬にとってよい刺激となるドッグスポーツですので、日頃の遊びに取り入れてもよさそうです。
屋内でも練習できるうえに犬の大きさも関係しないドッグスポーツですので、小型犬も楽しめるドッグスポーツです。
JNWSC
ラリーオビディエンス
ラリーオビディエンスは、所定のエリア内に設置された複数のエクササイズを制限時間内に進んでいくドッグスポーツです。
一般的なオビディエンス競技(服従競技)とは異なり競技中に犬を褒めたりトリーツ(オヤツ)をあげることが許されています。
小型犬も楽しめますし、ちょっとした広場でも練習できるので、試してみてはいかがでしょう。
犬の総合教育社会化推進機構(OPDES)
ドッグスポーツを始めてみるには?
ドッグスポーツに興味があるがどうやって始めればいいのかわからない、というのは誰もが持つ疑問だと思います。
そこで、どのようにして始めるのかを以下に紹介していきます。
犬の特徴に合わせて取り組むドッグスポーツを決めよう
ドッグスポーツには、アジリティーのように人も犬も走るものから、ノーズワークのように所定のエリア内をじっくりと探索するものまであります。
ボール投げが好きな犬ならフライボールやディスクドッグ、臭いを嗅いで回るのが好きならノーズワークといったように、一緒に暮している犬の特徴に合わせて挑戦してみるドッグスポーツの候補をいくつかに絞ってみましょう。
インターネットで情報を集めたり、動画を視聴してみて愛犬に合うドッグスポーツの候補を探してみるのもよいでしょう。
ドッグスポーツをはじめる敷居は高くない
挑戦しようとするドッグスポーツの候補が決まったら、インターネットで情報を集めて実際に競技会を見学してみることをおススメします。
動画で配信しているドッグスポーツもありますので探してみるのもよいでしょう。
スクールやチームを探して体験会に参加してみる
始めるドッグスポーツが決まったら、そのドッグスポーツを教えてくれるスクールの講習会や体験会に参加してみるとよいでしょう。
アジリティーやフライボールはジャパンケンネルクラブのホームページに教えてくれる公認訓練所が掲載されていますし、ドッグスポーツごとに講習会やスクールがあるのでインターネットで情報を集めてみることをおススメします。
ジャパンケンネルクラブ公認訓練所
公認訓練所 | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ
練習や大会に参加してみる
取り組むドッグスポーツと通うスクールが決まったら、練習(レッスン)に参加してみましょう。
始めのうちは基本的なことから始めていくことが多く、人も犬も少しづつ上達していくので、失敗しても気にしすぎる必要はありません。
前向きに取り組むことが大事なので、うまくできたら犬を褒めてあげるのがポイントです。
ある程度の実力がついてくると、同じレベルのペアが参加する練習会に行ってみたり、大会に参加できるようになることでしょう。
ドッグスポーツに必要な用品や服装について
ドッグスポーツごとに必要となる用品もさまざまですが、首輪とリードやトリーツとオモチャなどは犬との暮らしで使っているものはそのまま使えることが多いです。
アジリティーやエクストリームのように、ハードルやトンネルのような大きな機材はスクールにあるもので練習することがほとんどです。
揃える用品については、スクールで教えてもらうとよいでしょう。
服装についてはスポーツウェアのように動きやすい服装がおススメです。
大会やイベントを見学に行ったときに、服装やシューズもチェックしておくことをおススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一口にドッグスポーツといってもたくさん種類があり、人や犬の個性に合わせて挑戦する種目を選択することができます。
人も犬も運動するドッグスポーツにはアジリティー、エクストリーム、ディスクドッグ、ドッグダンスがあります。
主に犬が運動するドッグスポーツにはフライボールとルアーコーシングがあります。
人も犬も主に歩いて行うドッグスポーツにはノーズワークとラリーオビディエンスがあります。
ドッグスポーツに取り組むメリットには主に以下の3点があります。
しつけ問題の解決に役立つ
人と犬とのコミュニケーションがうまくいくようになる。
犬と暮らす充実感が爆上がりする
どんなペアでも初めからうまくできないのは当たり前なので、少しづつコツコツと取り組むことでうまくできるようになっていきますので、気負わずリラックスして挑戦してみてください。
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