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パーティーシェフというあり方

あの新婦さんの顔を忘れないようにしなければ、、、


慌ただしい二か月があっという間に過ぎた。コワーキングスペース秘密基地に来てからの時間は、いいように言えば自由、悪く言えば無制限。良くも悪くも自分の采配次第という感じの日々だった。それまで時間に縛られていた会社勤め時代からみればガラリと働き方が変わって面白いと思う自分がいることに気づいた。

と同時になんとなく不安に感じる自分もいた。不安の要因は何なのか?自信がないとかそんなことではないようだ。まだこれといった理由を言葉に出来ないが「立ち位置」という感じかな。


イベントと交流会の違いに気づけたこと

そんな中、料理人サイドの動きはこれまでより創作的で大胆なアレンジも自由に取り入れ、秘密基地パーティーが目指す方向性を探りながらの二か月だった。ここでのパーティー料理は大きく2つのパターンに分ける事ができる。結婚式の二次会パーティーと忘年会や謝恩会のような「交流会」だ。

結婚式の二次会パーティーは、幹事さん又は新郎新婦さんと一緒に作り上げる小さなイベント。そこにはゲストとホストが居て私たちはホスト側である幹事さん、新郎新婦さんと同じ目線でゲストの皆さんをお迎えしなければならない。料理どうこうの以前に打ち合わせの段階でのヒアリングがとても重要だと感じた。それに付随して「結婚式後の二次会」というある意味特殊なシチュエーションにおける実績データの蓄積も重要な要素だった。

たとえば「こんなゲームをしたい」という要望に対して可能かどうかの事前の判断が必要だった例があった。時間配分という当たり前すぎて見逃しがちな部分の詰めの甘さが結果的に予定していたゲームが遂行出来ずに変更になった日があった。人数や結婚式自体の進行具合、会場からのアクセスおよび二次会参加者のタイムスケジュールなど、過去の事例において蓄積されたデータがあれば未然にプランの厳しい部分を予測して幹事さんにお話しできたこと。当日になっての変更はホスト側もゲスト側も心残りな結果になってしまった。特にこの日は新婦さんの要望が強く、二次会終了後の残念そうな顔は忘れてはいけない。思い出に残る貴重な一日なだけに私たちにも責任の一端はある。2017年の反省として心にとどめておきたい。

もう一つの交流会的なパーティーにおける料理や接客対応にもまだまだ未熟な部分が露呈してしまった。飲食店とは違うコワーキングスペースとしての宴会、交流会プラン。このいつものコワーキングスペースでの業務とは違うシチュエーションでの対応も2018年の課題の一つだ。二次会のようなイベント的なパーティーではない秘密基地らしい交流会、懇親会、宴会も今後構築するべきだと感じた。

コワーキングスペース秘密基地シェフとして

2018年は昨年の反省点も踏まえてさらに細かくそして楽しくを目指しながら、自分自身のあり方も考えてみようと思っている。

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