杉野重人(シゲさん)

コワーキングスペース秘密基地三代目シェフ。1973年京都・宇治生まれ。国立有明工業高等専門学校電気工学科卒。設備設計会社から料理人に転向。シェフ、支配人なとを経て「SELAM」独立開業。現在はセカンドキャリア形成に向けてまちづくり、場づくり、人つなぎに関わっています。

杉野重人(シゲさん)

コワーキングスペース秘密基地三代目シェフ。1973年京都・宇治生まれ。国立有明工業高等専門学校電気工学科卒。設備設計会社から料理人に転向。シェフ、支配人なとを経て「SELAM」独立開業。現在はセカンドキャリア形成に向けてまちづくり、場づくり、人つなぎに関わっています。

マガジン

  • コワーキングな日々

    コワーキングスペース秘密基地での日々のいろいろを感じるままに書いてます。この場所から生まれるワクワクを皆さんに。

  • 未来の飲食サービス業界を明るく!

    大好きな飲食サービス業界のダークなイメージを変えたい!誰もが心から楽しめる仕事にならなきゃいけない。そのために何をすればいいか。私に出来ること探しのマガジンです。

最近の記事

北九州フードフェスティバル2019

北九州フードフェスティバル実行委員長としてだけではなく、一人の料理人として料理人として過ごす中で、食文化の変化を感じないことはないのではないでしょうか? 流行や新たな食材の登場、販売スタイルも現金からキャッシュレスへ。さらにはサブスクリプションという定額サービスのお店も出てきて、日々変化への対応に右往左往してきたのではないでしょうか? そんな変化の多い世界、それが食の世界だと感じてらっしゃる方も多いでしょう。 私もこの数年、そう感じて様々な変化に対応してきましたが、ここ

    • 暮らしやすさと引き換えに失ったモノ

      1月27日。北九州市長選挙が行われたんだけど、結果よりも衝撃的だったのは投票率。過去最低だったということに正直な感想をいえば「どうした?北九州市民?」でした。 大牟田市出身の僕はいわゆる「Iターン組」北九州市に引っ越してきたのは今から15年ほど前。妻の実家があるということで、興味を持ったのがきっかけ。商売するのに程よい人口、環境を探していたから「北九州はいいかも」って目でこの街を見ていたね。独立してレストランをすると腹決めて北九州に来た。北九州での暮らしは特に不自由なことも

      • 「働き方改革」に必要なコトは?

        「働き方改革」コワーキングスペース秘密基地にいると、この言葉を持って訪ねてこられる方々にお会いできます。多くの方が意識されてるようですね。よくよく話を聞いているとみなさんそれぞれの目的があるようで「働き方改革とは〇〇だ!」みたいに一括りで表せるものではなさそうですね。 そんな私もこの「働き方」について数年前から考えていた一人です。そんな私がなぜここに来たのか、その理由の一つも自分にとっての「働き方改革」だったのかもしれません。 ■「働き方改革」を実現するために必要なスキル

        • コワーキングスペース秘密基地が提供する「場」とは?

          ■コワーキングスペース秘密基地が提供する「場」とは?コワーキングスペース秘密基地は何してるとこ?とよく言われますね(笑) 以前の私も同じ疑問をもったままコワーキングスペース秘密基地に飛び込みました。それから半年、この場で起こることを体験しながら、これまで感じたとこ、気付いたことをまとめてみようと思います。 まずは、我々コワーキングスペース秘密基地にとって「場」とは何か、というところから始めましょうか。 2018年最初のスタッフミーティング中で、我々が目指す秘密基地とは「気

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        • コワーキングな日々
          10本
        • 未来の飲食サービス業界を明るく!
          3本

        記事

          一杯の珈琲にある物語

          妻が毎晩珈琲を一杯分だけ作ってくれている。 このところ仕事から帰るのが最終電車になることが多くお互い顔を合わせる機会が減ってきた。それでも毎晩ご飯を用意してくれている妻には感謝しかない。そんな日々の中にあって、この一杯の珈琲の存在が嬉しい。私は毎晩お酒を飲まないかわりに珈琲を飲むようになっている。その日一日を振り返りつつリセットしてから布団に入る。妻もそんな私の行動をよく理解してくれているからこそ食後の珈琲をちゃんと用意してくれる。妻も珈琲好きなので自分の分のついでに淹れて

          一杯の珈琲にある物語

          考えるな、感じろ!

          ファシリテーター渋谷健氏による二日間の集中講座「ファシリテーションブートキャンプ」に参加してきました。 この講座におけるファシリテーションとは何か。渋谷氏の言葉を借りると ”何ともならない”状態を”何とかする”ための成果への流れを創り出す実践技術・センス。ファシリテーションは人間社会が必然的に持つ複雑性の中で、成果創出への流れを創り、促進し、波及させるための多様な利害関係者の相互信頼を築き、それぞれの特性・価値を最大化し、新たな価値を生み出す社会・組織の仕組みから人間

          考えるな、感じろ!

          不人気?飲食業界の未来を変えたい!

          飲食サービス業界はブラック?!20年以上、フードサービス業界で働いてきた中でもっとも重要な問題が「フードサービス業界のブラック化」だ。ワンオペ、長時間労働といった現状の中にある、本質的な問題点について、私の経験を元に考えてみたいと思う。 フードサービス業界は、経済環境・消費者の嗜好の変化などの外的要因に大きく左右される面があり、多くの企業で、変化への対応が後手後手に回り、売上減、収益減に陥っている。 しかし、本当に外的要因だけが理由だろうか。 私はいつしか「当たり前」になって

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          モヤモヤが晴れるときは突然に

          もしかしたら「学び取る」は間違っているのかもしれない。 先日のこと。コワーキングスペース秘密基地のA面テーブルには基地スタッフが勢ぞろい。そう2018年最初の基地ミーティングです。それぞれが持っている仕事や作業内容のシェアとそれぞれがモヤモヤとしたまま抱えている部分を吐き出してみようという趣旨で開かれているミーティング後、若いスタッフとの何気ない会話中に、突然そう思いはじめた自分に驚きました。 とても不思議でした。秘密基地にくるまで私は常に「何かを学ばなければ」と思いなが

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          チームの中の自分を見るということ

          「疲れたけど、めっちゃ楽しかった」4日間にわたるクリスマスイベントが終わった直後の感想。とても慌ただしく過ぎた一か月だったと振り返りながらこの記事を書いている。 「重さん、クリスマスマーケットの実行委員長をやってみない?」 「やります!」と即答したのは11月17日。こんなチャンス滅多にあるものじゃないし、それこそ秘密基地に来たから経験できることだからね。それからの毎日はとても楽しくて、頭の中はイベントのことで埋め尽くされてた。 初めての経験でしたが沢山の方々と一緒に実行

          チームの中の自分を見るということ

          パーティーシェフというあり方

          あの新婦さんの顔を忘れないようにしなければ、、、 慌ただしい二か月があっという間に過ぎた。コワーキングスペース秘密基地に来てからの時間は、いいように言えば自由、悪く言えば無制限。良くも悪くも自分の采配次第という感じの日々だった。それまで時間に縛られていた会社勤め時代からみればガラリと働き方が変わって面白いと思う自分がいることに気づいた。 と同時になんとなく不安に感じる自分もいた。不安の要因は何なのか?自信がないとかそんなことではないようだ。まだこれといった理由を言葉に出来

          パーティーシェフというあり方

          コワーキングスペース秘密基地で働こうと思った理由

          コックなのに飲食店じゃないところで働くの?今日から職場を変えた。 以前から私を知る友人達は「なぜ?」と口々に聞いてくる。この感覚は二度目。 一度目は20年程前、高専の電気工学科からの異例の選択に見えたようで、両親に不安と心配を掛けてまで料理人の世界に飛び込んだ。 それから飲食業界で仕事をしてきた。 料理人になってから8年で独立。オーナーシェフとして10年店を経営していく中、世の中の変化を敏感に感じるようになっていた。 幸いにも長女が店の暖簾を継いでくれた。 飲食店経営の経験を

          コワーキングスペース秘密基地で働こうと思った理由

          自己紹介

          『楽しい』を仕事に1973年京都生まれ。その後福岡県大牟田市に。共働きの両親のもと長男として兄弟の世話をする中で料理に興味を持ちつつも時代の流れに乗って有明高専電気工学科からエンジニアの道に。設計会社を二年で辞め料理の道に飛び込んだのが1993年、調理、接客、経営、マネージメントとスキル習得の為に転職を繰り返し、2004年『SELAM DELI』を開業。2016年まで12年間事業を続けていくなかで社会の変化や時代の流れへの対応を幾度も経験し、それに合わせてマーケティングスキル