妖怪:ワタシノオカゲさま
近所の集まりや何かしらの会合で井戸端的会議をしていると現れる。
天候を操り、人の運命をも左右する……と書くと崇高なイメージだが、それが日常の中に潜んでいると思うと、もはや怪異や祟りの類のようで恐ろしい。
「私がココに来る日は絶対雨降らないのよねー」
「あれは私が言ってあげたのよね」
と、おっしゃられる御方様。
その恩恵にあずかることができなくなった時が恐ろしい。
生後間もない子をあやしながら
「これまで私が抱っこした子たちはみんな元気に育ってるのよ」
そんなんで子どもが病気になったり、ならなかったりしてたまるかと思いながら、傍から見ているだけで辟易する。
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