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(日本橋)自治体主導のアンテナショップを見てみて
地域おこし協力隊の任期中に地域商社事業を始めるべく、その販売や情報発信の機能を持つために、三原市内に地域産品やサービスを扱う地域産品ショップのオープンを検討しています。
先日9月7日に開催された「ひろしま広域都市圏移住フェア」への参加で東京へ向かった際に、日本橋界隈の各地域のアンテナショップ巡りをしました。
全国の地域商社が取り組んでいる地域産品ショップ事業とはまた趣が異なるところではありますが、自治体が主体となってアンテナショップに取り組んだ場合にどういった内容や目的となるのか?こういったものも参考にしていこうという考えです。
以下は簡単ですが、視察したアンテナショップの特徴です。
1.日本橋ふくしま館MIDETTE(福島県)
酒どころならでは、日本酒の取り扱いが非常に豊富なほか、グラス等の工芸品も充実。季節のフルーツの取り扱いもあり。
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2.日本橋室町すもと館(淡路島洲本市)
こぢんまりとしたスペースではあるが、名物のタマネギを使ったドレッシングなどの各種商品やクラフトビール、さらにドラクエ関連商品もあり。
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3.三重テラス(三重県)
1階は和の装いのこだわった内装で、他ショップと比較し高級感のある空間。2階はコワーキングスペースが併設され、イベントなども開催されている様子。
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4.ブリッジにいがた(新潟県)
米どころ新潟、米菓や日本酒の取り扱いが多数。路面には、苔玉やくらげの形をした風鈴などの物産品がディスプレイされており、通行人の目を引いていた。
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5.日本橋とやま館(富山県)
鋳物などの工芸品が多数陳列。そのほか地域の工芸品が非売品として展示されているなど、空間を贅沢に使っている。バーカウンターもあり、地酒を楽しむお客さんが多数。
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6.ここ滋賀(滋賀県)
西川貴教さん(滋賀ふるさと観光大使)のプロモーションが目を引く。2階には近江牛・和牛専門精肉店がプロデュースするレストランがあるほか、1階でも近江牛の精肉販売あり。
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7.日本橋長崎館(長崎県)
福山雅治さん(長崎ふるさと大使)のポスターでお出迎え。江戸の鎖国期に舶来品の交易があった歴史を生かし、コーヒーや洋菓子など豊富なお土産品がラインナップ。
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8.おいでませ山口館(山口県)
獺祭ブランドをはじめとした酒類や、冷凍ふぐなどの海産物、フルーツなどを取りそろえる。当日は県内市町の行政職員が法被姿で集客を行っていた。
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鉄道事業者の公表数値では、東京メトロ日本橋駅の1日平均乗降人員数が16.3万人程度、都営地下鉄日本橋駅で7.8万人とのことで、そのほか銀座や八重洲方面などからの往来も考えるとそれ以上の人たちが、日本橋周辺に行き来しているようです。
三原市で最も混雑するときと比較してみると、伝統的な三原の一大イベントである「やっさ祭り」の2024年観客動員数が約28万人(開催期間3日間のべ)ということですが、この3日間に匹敵するような人々が、毎日のようにこの日本橋界隈の通りを行き交っていると思うと気が遠くなりそうですね。
こうした多くの人の目に留まる一等地を生かして、各自治体の行うアンテナショップは単純な店舗での消費だけでなく(ある意味、ショップ事業としての採算は度外視で)、観光客や関係人口の獲得、また地域の魅力の発信やブランドイメージの向上などの拠点となっています。各自治体が大きな予算を投入してこの激戦区で鎬を削っていることがあらためてわかりました。
今回は9店舗に足を運ぶことができました。
のこりの1店舗、三原市にも直接関係のある広島県のアンテナショップ「ひろしまブランドショップTAU」にも足を運びましたが、それはまた次回レポートできればと思います。