三原市地域おこし協力隊 坂江

三原市地域おこし協力隊として活動中。商社と官庁での勤務を経て、まちづくりの仕事と地方暮…

三原市地域おこし協力隊 坂江

三原市地域おこし協力隊として活動中。商社と官庁での勤務を経て、まちづくりの仕事と地方暮らしにあこがれ東京から広島県三原市に移住しました。

最近の記事

【宅建】空き家対策につながる学習だと思った話

先日、令和6年度の宅地建物取引士資格試験を受けました。 今年の試験範囲には、近年大きな変更があった改正内容も対象となっており、これからの空き家対策にも関わってくる部分としては、令和6年4月から相続登記が義務化された(正当な理由なく違反すると10万円以下の過料の適用対象になった)ことや、 住宅金融支援機構が空き家関連情報サイトをリリースし、各地の自治体や金融機関等の提供する制度を一覧で確認することができるようになった ことなども、全国で進む空き家対策に関する部分として見受

    • 脳の再起動

      以前の記事で、不動産関係の資格試験の勉強を始めたことを書きました。 8月頃に時間に余裕ができたので今年試験を受けてみようかなと思ってから、のらりくらりと空いた時間を使って勉強をしてきましたが、試験日から逆算してみるとチンタラやってる場合じゃないな、、と今は重ーい気分になっています。 こんなことなら時間に余裕のある8月頃に勉強しておけばよかったものの、そのツケが回ってきたなと大いに反省。 普段は釣りや山登りをして気分転換を図るところ、最近はそのなかなか時間もつくれずにいました

      • (銀座)広島県のアンテナショップ「TAU」を見てみて

        前回のレポートの続きとなります。 9月7日「ひろしま広域都市圏移住フェア」への参加で東京へ向かった際に、地域商社事業の関係の視察として日本橋界隈のアンテナショップを巡り、最後に広島県のアンテナショップ「ひろしまブランドショップTAU」へと向かいました。 日も落ちた18時過ぎ、通りを仕事帰りやお買い物の方たちが行き交う時間に、銀座にあるひろしまブランドショップTAUに到着。 訪れた時間帯や銀座という立地の影響もありそうですが、前回のレポートで訪問した8つの日本橋界隈のアンテ

        • (日本橋)自治体主導のアンテナショップを見てみて

          地域おこし協力隊の任期中に地域商社事業を始めるべく、その販売や情報発信の機能を持つために、三原市内に地域産品やサービスを扱う地域産品ショップのオープンを検討しています。 先日9月7日に開催された「ひろしま広域都市圏移住フェア」への参加で東京へ向かった際に、日本橋界隈の各地域のアンテナショップ巡りをしました。 全国の地域商社が取り組んでいる地域産品ショップ事業とはまた趣が異なるところではありますが、自治体が主体となってアンテナショップに取り組んだ場合にどういった内容や目的と

        【宅建】空き家対策につながる学習だと思った話

          ひろしま広域都市圏移住フェア(24.9.7)レポート

          先日9月7日に開催された「ひろしま広域都市圏移住フェア」に参加し、会場を訪れた移住を検討されている方々の相談対応をしました。 (表紙の写真は、おとなりの会場で行われていた福井県の移住フェアの会場。恐竜推しの独特な雰囲気で、広島フェア会場の写真撮影を失念してしまいましたがこちらは思わず撮っていました) 今回のフェアは、広島広域都市圏(広島市都心部から約60km圏内にあり、通勤・通学、買物、医療などの日常生活や経済的なつながりの強い地域)のプロモーションということで、広島県以外

          ひろしま広域都市圏移住フェア(24.9.7)レポート

          「千三つ」の仕事

          7月頃から不動産関係の資格試験の勉強を始めました。 いわゆる「新しい生活様式」が始まる前、サラリーマン時代に語学を学んでいた頃ぶりの本格的な勉強で、暗記系の学習が久しぶりなこともあってなかなか大変です。 資格の勉強を始めたのには2つ理由があり、1つ目は、地域おこし協力隊として空き家に関する活動が増えてきたこともあり、そうした分野に関わる者として前提知識をしっかりとしておきたいと思ったこと。2つ目は、今年度に自治体や地域の事業者さんとやりたかったモデル事業などが不採択になり、

          「初めての感動」を超えられるものについて

          近所のさざなみ海道(R185)では、釣りを楽しむ多くの人たちが早朝や夕方に夢中で海を見つめています。 7月に入ってから、三原周辺のサーフでもようやくいいサイズのシロギスが釣れ始めました。この時期は三原側のさざなみ海道沿岸でも砂地のポイントを選べば小ぶりのキスは釣れますが、私は車もほとんど通らない、静かな佐木島のサーフからひたすらキスを狙うのが好きです。朝イチの船で渡って昼前の便で帰るころには、自転車に積んだ小さなクーラーボックスがきれいなキスで埋め尽くされそうなほどいっぱいに

          「初めての感動」を超えられるものについて

          【2月実施】空き家マルシェの開催とこれから

          少し前のことになりますが、2月9日から11日にかけて、三原市では4年ぶりに神明市が開催されました。 そうした中でまちづくり三原では、今年度行ってきた空き家対策事業の一環で、今年度の集大成として空き家を活用した創業マルシェ「イチカラマルシェin本町」をこの神明市のタイミングで行いました。 「イチカラマルシェin本町」という名前で開催されたこのイベントは、空き家対策×まちの担い手づくりを目的に、まちづくり三原の創業支援機能を活かし、空き家を活用したマルシェイベントです。 地域

          【2月実施】空き家マルシェの開催とこれから

          【イベント案内】空き家活用セミナー&相談会@三原市本町(2023/11/18 sat)を開催します

          地域おこし協力隊の活動の傍ら、まちづくり会社(まちづくり三原)の空き家の利活用に関する活動を行っております。 今回はそちらに関連したご案内です。 まちづくり三原では、今年度の国土交通省 空き家対策モデル事業の取組として、地域の空き家の発生抑制や利活用の促進を目指した取り組みを実施しています。 11月18日には、空き家の活用に取り組む専門家2名を招き、空き家活用の方法やステップ、その中で大切にしている考え方などを知るトークセミナーと、これから空き家の活用をされる方に向けたフ

          【イベント案内】空き家活用セミナー&相談会@三原市本町(2023/11/18 sat)を開催します

          地域での後継ぎ移住企画:やりがいに搾取されない仕事の模索

          もうひと月も前になりますが、三原では大勢の方が参加する「やっさ祭り」が開催され、私も地域団体チームの踊り手として参加しました。 その他にも、町内会の盆踊りやお祭り行事が数年ぶりに市内の各地区で開かれ、いろいろな行事に顔を出すことができました。東京に住んでいたころにはあまりそうした機会がなかったため、こうしたローカルな暮らしの楽しみや風情を久しぶりに満喫できた夏になりました。 お祭りが終わり、お盆休みが過ぎるころまでは、どこか地域の活動もお祭り前のそわそわした雰囲気や夏休み

          地域での後継ぎ移住企画:やりがいに搾取されない仕事の模索

          地域の課題に触れる。まちづくり会社で取り組む空き家対策その他

          まちづくり会社で取り組む空き家対策地域おこし協力隊の活動の傍ら、まちづくり会社(まちづくり三原)の活動に今年度から加わっています。 そうしたなか、先日、国土交通省が実施する「令和5年度 空き家対策モデル事業」の採択結果が公表され、まちづくり三原が実施する、地域の空き家を活用した創業・移住促進事業も選定されました。 この事業は、全国の自治体や民間事業者等の実施するモデル的な空き家対策の取組に、国が支援をするもので、まちづくり三原の採択されたモデル事業は、まちづくり会社の創業

          地域の課題に触れる。まちづくり会社で取り組む空き家対策その他

          活動報告を終えて。得意なことから地域での役割を考えてみる

          先週末に、三原市地域おこし協力隊の活動報告会を行いました。 三原市ではこれまで、市役所の方+地域の自治組織の方にお越しいただく形で活動報告会を行っていたのですが、今回は新しい取組として、どなたでもご自由に参加いただける形での開催でした。市民の方をはじめ、他自治体の職員さんや地域おこし協力隊の方にもお越しいただき、広く活動を知っていただく良い機会になりました。 これまでnoteでの活動報告が滞ってしまっていましたので、先日の報告会でお話しした私の活動内容や、今後の活動計画に

          活動報告を終えて。得意なことから地域での役割を考えてみる

          ちょうどよいまち、を見つけてもらうために

          協力隊の活動では、自転車が主な交通手段になっています。 最近は寒くなってきて手が辛いですが、移住して1か月ほどの新しいまちの風景が楽しくて、つい遠回りしてしまいます。 自宅から半径1kmほどの範囲には、駅や昔ながらの商店街のほか、スーパーやユニクロ、家電量販店などもあり生活に不便はなく、さらに半径1kmも伸ばすと瀬戸内海やそれを見下ろすことのできる山もある。人口9.6万人ほどの都市である三原市のまちなかは、こうした変化に富んだ顔を見せてくれる場所で、個人的にはちょうどよいサ

          ちょうどよいまち、を見つけてもらうために

          移住者による、移住者に選ばれるまちへの挑戦

          2022年12月1日から、広島県三原市の地域おこし協力隊として活動しています。坂江です。 協力隊でのミッションは2つ。瀬戸内海に面し、離島や中山間地域を含む三原市において、人口減少や高齢化による地域の担い手不足の課題解決のため、①移住定住の促進と、②関係人口の創出を行うこと。 そしてこれらを行いつつ、課題解決以外のテーマとして、協力隊の任期満了後の独立に向けた活動を行います。 これから三原市の移住定住施策などに関わる活動をしますが、そもそも、僕自身が移住者となることを決め

          移住者による、移住者に選ばれるまちへの挑戦