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3Dプリンタを遠隔操作しよう(1/2)
まずはOctoPrintのご紹介から。導入手順は次の記事でどうぞ
こんにちは。今回は3Dプリンタを遠隔操作するためのノウハウです。
人力から有線へ、有線から無線へ
3Dプリンタはそれ単体では無用の長物です。3Dデータを送ってあげなければ何もできません。どんな方法で送ることができるでしょうか?
3Dプリンタをお持ちの皆さまが最初に体験するのは、おそらくmicroSDカードにデータを入れて、それを3Dプリンタに挿す方法でしょう。
最初のうちは完成物の想像をしながら楽しくmicroSDカードを挿したり抜いたりするんですが、だんだんダレてきます。そもそも「作る手間」を機械に任せるのが3Dプリンタの強みの一つなのですから、人力を使うところは減らしてみましょう。
パソコンで作った3Dデータを3Dプリンタに送るわけですから…人が歩いて運ばないようにするならUSBケーブルで繋ぐ!
…しかし3Dプリンタとの距離の問題や、3Dプリンタが出す音の問題もあったりするものです。
人力がダメで、有線でつなげるのがダメ…となると残された手段は無線!しかし手持ちの3Dプリンタに無線モジュール的なものは無いよ…?
大丈夫です!
無線LANルータとRaspberry Pi(3以降推奨)さえあればできます!
一度使ったらやめられない、OctoPrint
OctoPrintというソフトウェアをRaspberry Piに導入し、それを3Dプリンタにつなげると…制作環境がガラッと劇的に改善します。OctoPrintを入れる理由…それは3Dプリンタのモニターソフト・マネージソフトとして非常に優秀だからです。まずブラウザでアクセスできるので、(しかるべき設定をしていれば)LAN内の端末なら何でも接続が可能できます。私も寝る前に枕元のスマートフォンで出力予約をしてから眠りにつくこともあったりします。
もしネットワークセキュリティに詳しければ、家の外からでも3Dプリンタを操作することだって可能です(とは言えリスクが大きいので非推奨)。
言葉よりも映像で示すのが良さそうなので、まずはトップ画面のスクリーンショットです。3Dプリンタが作業を始めるにあたって、プログレスバーによる進捗状況だけでなくノズル・ヒートベッドの温度遷移も確認できます。
また、webカメラを取り付ければプリントの最中の様子を映像で見ることもできます。
プラグインも豊富に用意されているので、「あれを自動化できたら良いのになぁ」といった要望にも応えてくれるでしょう。
もっと簡単に、なにがどうなるの?
これが
こうなります
それでは導入の手順を書いていきたい…ところですが今回はあくまでOctoPrintの紹介までです。詳しい導入方法と使い方は次の記事にて掲載します!